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03月11日-02号

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  1. 津市議会 1993-03-11
    03月11日-02号


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    平成 5年  3月 定例会(第1回)          平成5年第1回津市議会定例会会議録(第2号)          平成5年3月11日(木曜日)午前10時開議     -----------------------          議事日程(第2号)第1 上程議案に対する質疑並びに市政一般質問 報告第1号 専決処分の報告について 議案第1号 津市建築物における駐車施設の附置及び管理に関する条例の制定について 議案第2号 津市建築審査会条例の制定について 議案第3号 津市行政組織条例の一部の改正について 議案第4号 津市職員定数条例の一部の改正について 議案第5号 委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部の改正について 議案第6号 津市特別会計条例の一部の改正について 議案第7号 津市国民健康保険条例の一部の改正について 議案第8号 津都市計画事業津駅前第二土地区画整理事業施行条例の一部の改正について 議案第9号 津市都市公園条例の一部の改正について 議案第10号 津市消防団条例の一部の改正について 議案第11号 事務の受託に関する協議について 議案第12号 事務の受託に関する協議について 議案第13号 事務の受託に関する協議について 議案第14号 事務の受託に関する協議について 議案第15号 事務の受託に関する協議について 議案第16号 事務の受託に関する協議について 議案第17号 事務の受託に関する協議について 議案第18号 事務の受託に関する協議について 議案第19号 市道路線の認定について 議案第20号 平成4年度津市一般会計補正予算(第6号) 議案第21号 平成4年度津市モーターボート競走事業特別会計補正予算(第5号) 議案第22号 平成4年度津市と畜場事業特別会計補正予算(第2号) 議案第23号 平成4年度津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) 議案第24号 平成4年度津市下水道事業特別会計補正予算(第4号) 議案第25号 平成4年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号) 議案第26号 平成4年度津市福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第1号) 議案第27号 平成4年度津市奨学金貸付事業特別会計補正予算(第1号) 議案第28号 平成4年度津市土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号) 議案第29号 平成4年度津市老人保健医療事業特別会計補正予算(第3号) 議案第30号 平成4年度津市駐車場事業会計補正予算(第2号) 議案第31号 平成4年度津市水道事業会計補正予算(第4号) 議案第32号 平成5年度津市一般会計予算 議案第33号 平成5年度津市モーターボート競走事業特別会計予算 議案第34号 平成5年度津市と畜場事業特別会計予算 議案第35号 平成5年度津市国民健康保険事業特別会計予算 議案第36号 平成5年度津市下水道事業特別会計予算 議案第37号 平成5年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算 議案第38号 平成5年度津市福祉資金貸付事業特別会計予算 議案第39号 平成5年度津市奨学金貸付事業特別会計予算 議案第40号 平成5年度津市土地区画整理事業特別会計予算 議案第41号 平成5年度津市老人保健医療事業特別会計予算 議案第42号 平成5年度津市駐車場事業会計予算 議案第43号 平成5年度津市水道事業会計予算          発言順位表発言の内容順位発言者上程議案に対する質疑市政一般に対する質問 1 中村 治   ◯ 2 駒田拓一 ◯ ◯ 3 安藤之則 ◯ ◯ 4 日野 昭 ◯ ◯ 5 伊藤 昭 ◯ ◯ 6 小倉昌行 ◯ ◯ 7 竹沢陽一 ◯ ◯ 8 岡野恵美 ◯ 9 佐藤肇子 ◯ ◯ 10 川瀬利夫   ◯ 11 若林泰弘   ◯     -----------------------          会議に出欠席の議員出席議員     1番  竹田 治君           2番  若林泰弘君     3番  佐藤岑夫君           4番  竹沢陽一君     5番  阿部健一君           6番  梅崎保昭君     7番  中村 治君           8番  大西禧夫君     9番  篠田耕一君          10番  岡野恵美君    11番  駒田拓一君          12番  小林賢司君    13番  田村宗博君          14番  小倉昌行君    15番  中川隆幸君          16番  西川 実君    17番  佐藤肇子君          18番  岡本文男君    19番  川瀬利夫君          20番  日野 昭君    21番  吉田 修君          22番  岩本 勝君    23番  西浦澄夫君          24番  安藤之則君    25番  北野 薫君          26番  伊藤 昭君    28番  小林 弘君          29番  井ノロ昭太郎君    30番  山舗公義君          31番  稲守久生君    32番  森 錦一君          33番  田中 巧君    34番  小田新一郎君         35番  川合 務君欠席議員    27番  山岡祥郎君          36番  岡部栄樹君          会議に出席した説明員   市長                    岡村初博君   助役                    近藤康雄君   収入役                   松下憲夫君   市長公室     市長公室長        藤波津三君            調整監兼企画調整課長   森 恒利君   総務部      総務部長         森 貞夫君            総務課長         坂口賢次君   財務部      財務部長         米本悛雄君   財務部      財務部次長兼財政課長   西口清二君   市民部      市民部長         家城隆一君            市民対話課長       三井征一君   環境部      環境部長         伊庭弘大君            環境管理課長       伊藤和佳君   福祉保健部    福祉保健部長       大河内徳松君            福祉調整監                         野田武義君            兼福祉管理課長   同和対策室    同和対策室長       片岡次夫君   産業労働部    産業労働部長       宇田川和風君            労政監兼商工課長     小柴淳治君   競艇事業部    競艇事業部長       須山芳彦君            競艇事業部次長            兼管理課長        森 茂樹君   都市計画部    都市計画部長       小河俊昭君            都市計画部次長                         村田俊弘君            兼都市計画管理課長   建設事業部    建設事業部長       錦 金則君            街路公園課長       宮川嘉一君   下水道部     下水道部長        福森 操君            業務課長         奥山直猛君   検査室      検査室長         濱口文吉君   消防本部     消防長          奥田 久君            参事防災調整担当            兼消防本部次長      草深 稔君   三重短期大学   三重短期大学学長     丹羽友三郎君            三重短期大学事務局長   岡部高樹君   水道局      水道事業管理者      加藤光雄君            水道局次長兼総務課長   米澤和郎君   教育委員会    教育委員会委員      藤田和美君            教育長          荒木 務君            教育次長         立岡孝夫君            教育調整監兼管理課長   伊東武年君   監査委員                  鈴木 有君            監査事務局長       永合 敬君          職務のため出席した事務局職員 事務局長     平松利幸君        事務局次長    岡山彰一君 議事課長     大西一治君        調査課長     豊田精一郎君 主査       中村研二君        主査       工藤伸久君     ----------------------- ○議長(森錦一君) 休会前に引き続きただいまより本日の会議を開きます。 直ちに日程に入ります。 去る2日の本会議におきまして上程いたしました各案の質疑と市政一般に対する質問を通告順により行います。7番中村治君。      〔7番 中村 治君 登壇〕 ◆7番(中村治君) おはようございます。久しぶりの登壇ということで質問さしていただきますが、初めてのトップバッターで非常に光栄に存じております。それでは質問さしていただきます。 社会党議員団を代表しまして、施政方針と市政一般について質問します。なお、施政方針の私のできなかった分につきましては、佐藤肇子議員に質問していただきますので、よろしくお願いします。 さて、今日、佐川問題、竹下元総理の暴力団絡み、さらには、我々庶民には見当もつかない金丸自民党前副総裁の金隠しと、全く国民を欺いたやり方に、市民の政治不信は募るばかりです。そんな中で、津市も幾たびかの不祥事もあり、当局はもとより、議会としても市民に信頼されるための市政、お互いに気を使って市政運営に当たらなければなりません。 さて、市長の施政方針でありますが、例年のように作文的なものか多く見られます。例えば橋内東部・新町・柳山地区の都市改造、一身田寺内町、鉄道高架、鈴津道路、学術情報センター、中小企業勤労者福祉センターなど、昨年と全く変わらないものと思いますが、これでは忘れないために書いているのではないかと思うものであります。権威ある施政方針であると思いますので、市民にこのようにやりましたと見てもらえるようなものを述べていただきたいと思うのですが、どうでしょうか。 また、中央リニア新幹線が削除されておりますが、どういう理由なのかお尋ねします。 次に、財政面では、厳しい経済状況の中、財調の大胆な取り崩し等、市長の意気込みと理解してもいいのでしょうか。特に、福祉・土木予算は市民生活に直結するものであり、評価しておきます。 前置きはこの程度にしまして、具体的な質問に入ります。 まず1点目として、地方拠点都市法のプロジェクトについてであります。中勢北部サイエンス事業でありますが、この事業の円滑化を図るためだと思いますが、議案第3号でプロジェクト推進部を設け、サイエンスシティ推進課をこの事業の担当にされましたが、まずこの部の職員配置をお尋ねします。 次に、拠点都市指定はいつになるのか。この地域の地権者は何名なのか。また、地域住民の合意はできているのか。河芸町との連帯、これらは十分図られているのかお尋ねします。 同時に、私の意見を述べ、見解を伺いたいと思います。 まず、プロジェクト推進部なりサイエンス推進課でありますが、この事業は5年という極めて限られた期間に終えなければなりません。このような大事業を担当課に任すのは心配でなりません。他の部のかかわりは当然出てきますが、この際、縦割り意識の強い役所の中のこと、どうしても自分のところの業務が優先されます。そのとき調整していては、すぐ日にちが経過します。一刻の猶予もできない事業です。じたがって、私は、助役を長として各部長を参与といいますか、こういうことで張りつけて推進本部をつくってはいかがでしょうか。 次に住民の声ですが、私の知人も該当地域に二、三おりますので、様子を聞いてみましたが、おおむね計画には賛同しております。しかし、まだきちっとした当局の説明は聞いていないそうです。地域の議員さんより話として聞いたことはあると。こういう悠長なことでは、計画どおりできぬのではないかと思います。中には、代替地とか、売らないとか言われたら、その際お手上げになるのではないでしょうか。そういう点で非常に危惧をしております。また、過日、篠田議員、大西議員が河芸町長にお会いしました。その際町長の方は、津の方から余り何も言ってこないとのことで、兄貴分としてリードしてほしい旨の発言があったそうです。以上について市長の見解を求めます。 次に、津駅北ビルについてお尋ねします。この計画は、説明を受けてから十余年になると思いますが、なかなか進捗していません。そこで4点ほど質問します。今日の経済状況の中、当初計画に無理はないのか。この際変更しなくてもよいのかをお尋ねします。 市街地再開発準備組合は、円滑に機能しているのか。また、地域住民の合意はどうなっているのかについてお尋ねします。 さらに、このビルと津駅西とのアクセスは考えられないのか。この点もあわせてお答え願います。 次に、拠点都市指定の該当する市町村間の連携について質問しますが、地域内18市町村ありますが、この事業に対しそれぞれの担当があると思います。連携や調整は円滑にいっているのか。また、拠点指定を受けた後、経済状況の変化等による事情で計画の変更は認められるのかお尋ねします。 拠点都市質問の最後に、この事業は年限が10年なり5年と限られております。したがって、よほど円滑に事業を進めなければならないと思いますが、それだけに、全庁挙げて取り組むのは当然でありますが、この際、退職される方でも、専門的な分野で頑張っていただける方があると思いますが、そのような方に協力をお願いしたらと思うのであります。いかがでしょうか。市長の見解をお伺いします。 次に、県文化会館の跡地及び合同庁舎についてお尋ねします。県文化会館跡地については、従来からたびたび議論されてきておりますので、くどくなりますから簡単に質問します。 今回初めて施政方針に述べられましたので、市長としても決断される時期に来たのかなと思うものでありますが、職員の中には、丸之内更新計画と一緒に考えている、このようなことを言ってみえる方もあるやに聞いておりますが、当初聞かしてもらったように、福祉と文化で県との折衝をしていただきたいのですが、いかがなものでしょうか。 合同庁舎については質問を省きます。 次に、にえざき・なぎさまちプランについてお尋ねします。にえざき・なぎさまちプランについては、これも計画が示されてから十余年経過します。バブルの崩壊等で当時と状況が大きく変わってきております。生意気を言うようですが、市長も発想を変えていただいて、従来計画されておりましたショッピングセンターやホテル、タワーなどの計画は変更すべきであると考えますが、いかがなものでしょうか。私は、施政方針に述べられております港湾計画を優先して、中部新国際空港とのアクセス等には賛成するものであります。そこで、この計画に対する県の対応はいかがなものでしょうか。以前は余りしっくりいってなかったと思っていますので、改めてお尋ねします。 次に、伊勢湾海上交通開発研究協議会はどういう組織なのか、またどのような活動をしているのかお尋ねします。 次に、私は、安濃川より御殿場までを一体にとらえ、計画すべきだと思うのです。安濃川寄りにマリーナ、御殿場には、現在ある松の木を生かし、砂浜を整備して、海岸の中の砂が流れないように海中に堤防をつくり、文字どおり白砂青松を再現させ、背後地には観光客を呼べるような計画をして、乏しい津の観光資源の充実を図るなどすれば、競艇場の改築もより効果か上がるのではないかと思うのですが、いかがてしょうか。 いずれにしましても、にえざき・なぎさまちプランは、第4次総合計画で改めて審議される方がベターであると思いますが、市長の御所見をお伺いします。 次に、競艇の施設改善についてお尋ねします。昨年、事業部より施設改善か提案されてまいりましたが、競艇事業は津市の財政に大きく寄与してもらっています。関係者の努力には敬意を払うものであります。今回の改善に当たりまして、過日会派で、比較的規模の似通った児島、宮島を視察して調査研究をしてまいりましたので、会派の意見もまじえて質問いたします。 まず、場所については現在地でやむを得ないと結論づけました。 次に、改築までの実施計画などのスケジュールはいつ提案されるのか。規模と予算はどの程度になるのか。特に予算は、後々負担が及ばぬようにしていただきたい。交通アクセスは改善されるのか。現状では大変出入りが混雑して、これの解消されるのはどのように考えてみえますのか、とりあえずお尋ねします。 なお、再質問の際に私どもの会派の意見もあわせて発表させていただきます。 次に、地域間交流についてお尋ねします。地域間交流については、福岡県、さらには鹿児島県とやって、もう久しくなるわけですか、今度考えてみえるのはどこを対象にされているのか、端的にお尋ねします。 次に、国際交流についてお尋ねします。国際化の時代を迎え、津市は、今町においてもまた市役所内でも外国人を多く見受けますが、このごろになっては当たり前のような気がしてきました。また、津市との友好都市でありますオザスコ、鎮江との交流もますます盛んになってきますが、それには国際交流会館も必要であろうかと思います。以前、確かに計画されるやに聞いておりましたが、その計画はどうなったのかお尋ねします。 次に、鎮江市との交流の中で、一昨年、記念事業として相互にあずまや、ホテルに記念の部屋等をと交歓することが決定しておったと思うのですが、その後何の話もないようですが、市民の寄附もいただいておるようですし、国際的な信用にかかわる問題です。特に中国は信義を重んずる国であります。対応はいかがされるのか急がれます。こんなことを申し上げるのは大変僭越でございますので、当局に早急に対処されますよう強く要望してとどめます。 次に、保健行政についてお尋ねします。保健行政については、保健センターを中心に取り組まれており、市民の健康を守るため努力を重ねられておりますが、残念ながら市民の病気の予防等、いま一つ積極的でないと思うものであります。その中で、ことしより大腸がん検診に取り組まれますが、十分な成果は期待できないのではないかと思うのであります。63年度より平成3年度までの各種健康診査の受診状況を見せていただきましたが、徐々にはよくなってきておりますが、最高で平成3年の基本受診で12.3%、最低は肺がんの0.5%であります。当局として原因を分析されておみえだと思うのですが、見解をお伺いします。 次に、エイズ対策についてお尋ねします。施政方針にエイズ対策が述べられたのは初めてだと思うのですが、どのような啓発をされるのかお尋ねします。今、国を挙げてエイズ対策に躍起になっておりますし、各企業でも積極的に取り上げられております。本市でも過日学校で学習会が持たれたと新聞に載っておりましたが、市職員の方では一向に取り上げられませんが、今後計画されるのかお尋ねします。 次に、コミュニティセンターについてお尋ねします。コミュニティセンターについては、いつの議会でも議論され、特に津駅西地区については、大西議員を初め多くの方々が取り上げられておりますし、昨年の施政方針では、コミュニティ施設整備計画策定と望ましいコミュニティのあり方等述べられており、期待をしておったのでありますが、本年の施政方針には何も述べられておりません。したがって、コミュニティセンターはもう必要ないとの見解なのでしょうか。どのように思ってみえるのか、まずお尋ねします。 次に、駅西地区については、団地の造成により戸数、人口も増加の一方でありますが、その計画は施政方針同様なくなったのでしょうか、お尋ねします。 次に、中小企業勤労者福祉センターについてお尋ねします。中小企業福祉センターについては、昨年の施政方針とほとんど変わらずに提案がされております。1年間何を検討されてきたのかと思うものであります。このことも既に議会で質問され、議論されておりますが、一体どのようになされるのか、具体的な計画をお尋ねします。 また、他の方で青少年ホームの質問が出されていないようでしたら、青少年ホームも同じことですので、この際どうなっているのかお伺いします。これは他の方が質問通告をされておりましたら、省略をさせていただきます。 次に、水源地の保全についてお尋ねします。この質問に先立ちまして、美里村の水道水源取水口の上に計画されておりましたゴルフ場計画が、業者の撤退により、津市民の水道が農薬等の汚染から守られることになったことを大変喜んでいるものであります。ゴルフ場の計画が出されて以来、市当局はもちろん、議会、市民の各層が一体となって、阻止のための8万名の反対署名など行動を起こしてきたところでありますが、この間、市民の水を守る立場で、終始毅然とした姿勢で反対をされました市長を初め担当者の方々に敬意を表するものであります。また、村内の難しい情勢の中、津市に協力をしていただきました美里村当局及び村民の方々に、心からお礼を申し上げるものであります。 さて、質問に入りますが、まず美里村産廃の跡地のことでありますが、購入からかなり経過をしてきましたが、利用計画についてお尋ねします。 次に、佐藤肇子議員から提起をされておりましたが、涵養林をふやすことについてであります。当局もその必要性は認められているようでありますが、厚生省の方でも、涵養林をふやそう、このような機運があるやに聞いております。当局の御見解をお伺いします。 次に、第4次総合計画の策定について簡単にお尋ねします。第3次総合計画も後期を迎え、第4次の計画の策定が急がれるわけですが、そのスケジュールについてお尋ねします。 次に、中学校の業者テストについてお尋ねします。業者テストについては、既に多くの方々が質問され、議論されておりますが、2月に文部省より通達が出されたやに聞いておりますが、先日新聞で三重県の教育長が発言されましたことが載っていましたが、それによると、業者テストをすぐやめられないというようなニュアンスの発言がされておりました。これは愛知県、岐阜県の教育委員会の態度と違っているように受けとめておりますが、津市教育委員会としてはどのように対処されるのかお尋ねします。 次に、職員の異動についてお尋ねします。一昨年の不祥事の際、その防止対策の主なものとしては、市長は長期同一職場の勤務をなくすと発言され、私たちもそれを理解し、長期にわたる同一職場では幹部は利権が生じやすく、また職場の硬直化、マンネリ化のため、働く意欲の減退等につながると、積極的に早期の職場の配置がえを支持してきたものであります。ところが、いつも異動がある昨年の10月には全く異動がなく、職員の中からも、どうなっているのだろうかという声も聞こえてきます。こんな声が少しでもあれば、それだけでも職員の意欲をマイナスにすることになります。それでは一昨年の市長発言が生かされてないことになりますが、当局はもう解決済みと判断されてみえるのか、まずお尋ねします。 私は、長期の同一職場勤務とは、5年ぐらいを一つの周期と思っておりますか、現在5年以上同一職場で勤務している職員をクラスごとに分けてお聞かせを願いたいと思います。 次に、3月末で退職をされます方が多くお見えだと思いますか、この数もクラスごとにお聞かせを願います。 なお、4月の異動はどのぐらいの規模なのかもお尋ねします。 次に、骨髄バンク登録と献血者の特別休暇扱いについてお尋ねします。血液のがんと言われる白血病患者を救う最も有効な治療として、骨髄移植が取り上げられ、あらゆるところでキャンペーンがなされております。ところが、提供者になるための骨髄バンクに登録を希望される方は、少ないのが現状であります。私の調査では、提供者--ドナーと言うそうですが、平成3年よりドナー登録は全国で目標10万人に対し、咋年11月現在で1万5,396名、三重県は目標1,500名に対して216名という現状であります。一方、新規に白血病になられる方は、推定でありますか、全国で約5,000名、三重県で約75名ぐらいと言われております。新聞でよく取り上げられております骨髄移植数は、平成2年のデータですが、全国で264名、三重県では8名で、ほとんどが血縁者の提供によるものであります。このような現状でありますし、貴重なドナー登録者でありますので、登録の検査をする、さらには骨髄採取の際の入院、1週間から10日間を自治省も特別休暇扱いにする方針だそうです。津市職員でドナー登録希望者には、特別休暇扱いにすべきだと思いますが、いかかなものでしょうか。 また、骨髄バンク事業について、市民、さらには職員にPRをされたいと思うんですが、当局の見解をお伺いします。 次に、献血をされる職員の特別休暇扱いについてお尋ねします。このことは、ここで献血車が来て献血をする、こういうことではないんで、緊急に病院なり大学病院なりで手術をする、その折に鮮血が要る、こういう場合を言うわけであります。私が調べたところでは、従来は年休をとって行かれたそうであります。これも人命尊重の立場で考えていただきたいと思いますが、市民か緊急の手術の際鮮血か要る場合、市の方へ救いを求められることもあろうかと思いますが、このような場合は特休扱いにすべきであると思いますが、いかかでしょうか。 次に、高茶屋地区の県国の公有地の取得についてお伺いします。既に新しい三重県自動車試験場の工事か始まっておりますし、またかねてから元海軍工廠の跡地については、地元住民の方々から、環境等の問題もあり、津市で取得の上有効な利用を考えてほしい旨の強い要望が出されておりますが、当局としてはこれらをどのように受けとめ検討されてきたのか。また、面積はそれぞれいかほどなのかも、あわせてお答え願います。 次に、庁舎駐車場の増設についてであります。庁舎の駐車場は年々輻輳が激しくなり、リージョンプラザの催しのある日、また、特に3月に入って税金の申告等、連日駐車場があふれ、道路までその車がとまっておる、ひどいときには市道まで駐車待ちの車が並んでいる状態てあります。このような状態では、限られた時間に来庁される市民の方々は大変迷惑なことであります。この解決のため、たびたび質問も出されておりますが、いまだに解決策が示されておりません。当局はこのような状態をどのように把握されておみえなのか、また立体化を計画するなど、市民サービスに努めるべきだと思うのですが、いかがなものでしょうかお尋ねします。 質問の最後に、消費税についてお尋ねします。3月の定例議会ごとに消費税について質問するのは大変残念でありますが、たびたびのことでありますので、簡単にお尋ねします。 今、政府自民党の中で、所得減税と抱き合わせで消費税の税率をアップしようとする声もあるやに伺っておりますが、今日の経済情勢の中、市民生活を見れば、とんでもない暴論と言わざるを得ません。まず、市長はこのことについてどのような見解をお持ちなのかお尋ねします。 また、私たち議員団は、特に市民生活に直結した水道会計、さらに利用者、また係も本当に煩雑さで困っている駐車場会計、会計上、上納しなくてもよいと畜場会計、この3会計については廃止すべきてあると考えておりますが、市長の御見解をお伺いします。 以上で壇上からの質問を終わりますが、質問が多岐にわたっておりますので、端的な御答弁をお願いしまして質問を終わります。どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(森錦一君) ただいまの中村議員の質問に対し、当局の答弁を求めます。        〔市長 岡村初博君 登壇〕 ◎市長(岡村初博君) 施政方針にかかわりましての若干の御所見もちょうだいいたしましたけれども、私ども行政としては、常にいろんな問題意識を持ちながら、その問題意識の中、あるいはまた将来的にはどうしてもそれらを実現していこう、こういうことでいろんな考え方あるいは構想等打ち出しておりまして、それが夢に終わっていかないように、こういうふうなことでございまして、ただ基本的な考え方というものを私ども施政方針の中で申し上げておりますので、ひとつ御理解をまずちょうだいしておきたいと思います。 ただ、それらはどういう形で具体的に出てくるかということになりますと、若干の財政とか土地の事情とか、いろんな問題も絡んでまいりまして、少しおくれたりもいたしますけれども、長期的に見れば、これらの構想等は、着実にひとつ私どもとしては実現をさしていただきたい、このように考えておりまして、そのためにはいろんな準備段階での検討等も加えていく、こういうことでございますので、御了承をいただきたいと思います。 具体的な御質問、数多くの点につきましてちょうだいしたわけですが、とりわけ議案第3号でお願いをいたしております組織の改正ということで、プロジェクト推進部として市長公室から独立をいたしまして、2つの課にいたしまして体制を固めよう、こういうふうなことにつきまして種々御所見も拝聴したわけでございまして、それに対して考え方を申し上げたい、こう思うわけでございますが、第3次総合計画あるいはそれ以前の私どもの総合計画といいますか、未来像の中で位置づけてまいりました中勢北部サイエンスシティ構想につきまして、いろいろと内部検討は進めてまいってきておりますが、しからば実際に具体化していくのにはどういう手法があるのかということについて、種々検討研究は進めてまいってきておりますが、具体的な方策という面につきまして、若干手探りで、確実なものをつかみ得なかったというのが、今日までの現実でございました。 しかし、今回国における一極集中排除という考え方のもとにおける地方に拠点をつくっていこう、こういう政策が出てきたわけでございまして、まさに私どもはその政策をいち早くキャッチをいたしまして、私どもが平素今日まで考えてまいりました構想の具体化の大きな足がかりにしていきたい、こういうことでございまして、したがいまして、その指定を受けて、そしてその事業を実現する。そのためには、責任あるプロジェクト推進部という一つの組織をいたしまして、そこで責任を持ってすべてを対処していく、こういう体制に持っていきたい、こういうことでございまして、したがってそのためのラインを確立をする、こういうことになるわけでございます。 それで、ただ、今日まで御案内のとおり、また御指摘もございましたとおり、従来から各部の縦割りの行政がございまして、横の連絡が悪いというふうな御指摘を数々今日までちょうだいをいたしておるわけでございます。したがいまして、それらを補完する意味におきまして、今回私どもは助役を長とするプロジェクト推進本部と申しますか、本部長に助役になっていただき、さらにまた副本部長にも収入役等も煩わしていきたい、こう思っておりますが、そういう三役挙げてその問題に取り組む、こういう姿勢のもとに、そのもとに部長をもって構成する推進本部を置きまして、組織とそれからそれを推進していくスタッフ的なあるいは横の連絡あるいはまた各部に対する連絡調整をより従来以上に確立をしていく、こういう体制で進めてまいりたい、かように考えておるのでございまして、どうぞひとつ意のあるところをお酌み取りをいただきたい、こう思いますが、同時にまた私どもとしては、従来から開発公社等も十分いろんな面で機能をしていただいておりますから、開発公社等における今日までの蓄積したノーハウもひとつ活用をしていく、こういう姿で進めてまいりたい、こう考えておる次第でございます。そういう形でいきたいと思っております。 したがって、職員配置等につきましても、できるだけ、今日まで携わってきた者はもちろんですが、しかし、各部にまたがる中での適材適所にひとつ配置をいたしまして、プロジェクトの確実なる推進を図っていきたい、こう思っております。拠点都市の事業か5年あるいはまた中期的なものでは10年という一つのサイクルを考えていきたい、こう思っておりますので、そういう形での対応を進めてまいろう、こう思っておりますので、御了承いただきたいと思います。 次に、拠点都市の指定はいつごろになるのかということでございますが、去る2月24日に国土庁長官から、14地域が先行して関係省庁との協議が進められておったわけですが、新たに国の協議手続に入る地域として、津松阪地域を含む全国の18地域が決定、公表されたところでございます。そこで、この地区指定を受ける時期につきましては、既に地域指定か行われているところでは、国との協議に1ヵ月程度を要しておりますことから、本年度から新年度早々には国との協議が終了いたしまして、県知事による指定がなされる、このように見込んでおります。 次に、地元の合意は大丈夫か、こういうふうな御指摘でございます。この地域につきまして、昨年の8月に地元自治会長さんや土地改良区の役員の方々への説明会を実施しておりまして、この際には、特に当計画に反対をされるという方もございませんでしたが、その後拠点都市指定への動きなど、計画具体化に向けて状況が変化しておりますので、地元関係者の御意見等をちょうだいするため、現在地元の方々で組織いたします協議会の設置をお願いをしているところでございまして、今後こうした場を通じましてさらに合意に万全を期してまいりたい、こう考えております。 また、関係地権者の数につきましては、現在登記簿等によりまして所有者の確認作業を進めておりますが、第1期の事業を想定しておりますところの約150ヘクタールの区域内におきましては、おおむね150名の方から200名の方になろうと考えられております。 次に、河芸町の連携につきましては、私どもも事業推進に極めて重要である、このように考えております。これまでも、当構想の推進組織でありますところの中勢北部サイエンスシティ整備構想推進協議会を中心に、一体的に検討を進めてきたところでございますが、今後とも、事業化に当たってはなお一層の連携が必要と考えておりますので、地元協議会への関係者の参加などに配慮してまいりたい、こう考えておりますし、さらに過日松阪圏も含めた地域の協議会を発足さしていただきましたが、その発足に当たりましては、ただ一片の私どもの書類だけでもって連絡をしたということではなくって、担当の方は常にそれぞれの市町村の担当課長と協議をしまして、了解を得た上で全部一堂に会していただいておるわけでございますから、どうぞひとつ、そういう点では今後とも連絡をさらに密にして進めてまいろう、こう思っておりますので、御了承をいただきたい、かように存じます。 次に、北ビルにつきましていろいろと今日まで長い経過がございますので、いつこのビル計画が実現するのか、こういうことにつきましていろいろと今日まで御心配をおかけしておりますことを深くおわびを申し上げたい、かように存じます。 当初は、この平成6年度の国民文化祭等に間に合うように、また21世紀を間近に控えて、津駅前にふさわしい21階建ての建物を、こういうふうな構想で進めてきておりまして、それを、経済の好転もあったわけでございますが、残念ながらその時期におきましては、都市計画決定等がおくれてまいったということよりも、むしろそれ以前にJRの土地の取得が極めて不透明といいますか、そういう形で推移いたしました。これは国鉄がJRへ移行するちょうどその時期に当たりまして、国の政策なりあるいは国鉄の考え方が非常に流動的であって、そのために日時を要した、こんなふうなことがございまして、大変残念な外的要件であった、このように思っておりますが、同時にまた、私ども都市計画決定に当たりまして、いろいろと地権者の方々の御意向等聞き取りし、そして進めていく中におきまして、若干の私どもの手落ちも、これまた認めざるを得ない点もありまして、地域の皆さん方に十分なる御説明ができ得なかった、こういうことでございまして今日に至った、こういうことですが、幸い昨年、いろいろ問題まだ残ってはおりますけれども、都市計画決定がなされまして、したがいまして、一応駅前のA・B・Cゾーンについては再開発。ただしB・C地域については、その後の調整によりまして、予定をいたしております津駅北部の区画整理事業と合併してひとつ地権者の方々の御意向等十分反映できるようにしていこう、こういうことについても県並びに国の合意も得られておりますので、それらをもとにしてただいま地元に御説明を申し上げて、御協力をお願いしておる、こういう段階になったわけでございます。 したがいまして、環境がかなり整ってまいりまして、そこでこのAブロックの北ビルにつきましては、Aの地区として民間の所有者の方が5軒あるわけでして、その方々との最終的な詰めを進めなきゃならない、こういうことでございまして、現在2名の方については、同じビルで一緒に再開発やっていい、こういうふうな御賛同もちょうだいしております。2名の方は、住宅あるいはまた空き地でありますけれども、場合によっては移転もしていい。したがって、その条件等についてただいま鋭意精力的に努力をしておる、こういうことでございまして、1軒の方はどうしてもという御意向ですけれども、その方については、いずれにしても都市計画道路にひっかかるわけでございますので、したがって、そのひっかかるところについては協議を進めさしていただく中で、そのブロックの中で対応が可能である、こういうことでございますので、今後そういう方向でさらに地権者の方と話を進めていこう、こういうことでございまして、外的な条件というものは、そういう形の中で、本年度、今後精力的に条件の整備を進めていこうとまず思っております。 そこで問題になるのは、その地権者なる私どもあるいはJRその他近鉄不動産、三交、これだけわずかこの4者とあと2名の地権者の方ですから、このどちらかといえば力のあるといいますか、そういう地権者の意思が一日も早く統一されなければならないわけでして、したがってそういう統一するための条件といいますのは、やはりそれぞれ津市の現況からあるいは駅前の現況からいって、自分とこが積極的に、こういうお気持ちは若干少ない、このように私は判断をいたします。そのためには、条件づくりを私どもしなきゃならんわけですから、したがって、保留床等についてそれを買い取って、ひとつ地域で一緒にやろう、そういうふうなスポンサー探しも具体的に進めていかなきゃならん、こういうことになるわけでございまして、したがって、権利床あるいは保留床について、それなりの、やはりJRなりあるいはその他の地権者の皆さん方も御納得いただける形での条件づくりを進める、こういうことでございます。そういうこと、大筋については皆さん御了承をちょうだいしておるわけでございますので、したがって今後そういう問題でまず詰めていく、こう思っておる次第でございます。 しかし、それでもどうだ、こういう議論が出てきたときに、そういうスポンサーが見つからない、そうなればやはり私どもとしては、第三セクター、いわゆる若干性格は違いますけれども、センターパレスで議会でいろいろと御協力いただいて、ただいま十分機能しておるわけですから、したがって、第三セクターによる会社をつくってその土地を利用する、こういうふうな方式もあるわけてございまして、今後ともいろいろな方式をひとつ考えながら、ぜひ一日も早い実現に向けて進めていきたい。 そこで、再開発の準備組合としては、平成5年度中にはどうしても本組合に持っていきたい、そしてさらに国の補助事業としての策定をかちっと平成5年度中には確定をしていきたい、このように考えておる次第でございますので、ひとつ御了承いただきたい、かように思います。ちょっと余分なことも申し上げたかわかりませんけれども、基本的な考え方、方向について申し上げた次第でございますので、御了承いただきたいと思います。 したがって、当初の計画の中身については、若干の相違は出てまいろう、こう思っておりますけれども、大筋については大きな違いはございませんので、御了承いただきたいと思います。 したがって、第2点の準備組合、円滑に機能しておるのか、こういうことでございますが、これにつきましてもただいまそういう面で進めております。 それから第3点としての地権者の合意はどうかということにつきましても、先ほど申したとおりでございます。 そこで、最後に一つだけ、津駅西地区とのアクセスはどうかということでございます。私どもも駐車場をつくる計画の中で、西とのアクセスをどうしたらいいかということについて、随分いろんな点から検討してまいったわけでございますか、なかなかやはりJRあるいは近鉄、しかも近鉄がJRの上をさらに高架で走っておるという地域の実情からいたしまして、オーバーブリッジ的にやるについても相当高くなりまして、また西側の方のアクセスも大変困難だというふうなこともございます。したがって、当面といたしましては、津駅前北部地区の区画整理事業におきまして道路を確保してまいりたい。それから歩行者のアクセスは、現在ありますところの地下道によってのアクセスを確保していきたい、こう考えております。しかし、将来ともやはり重要な事項でございますから、さらに技術的な面も含めまして検討を加えてまいりたい、こう思っております。 次に、この拠点都市にかかわりまして、市町村間の調整はどうか、こういうことでございますが、咋年来、地域指定に向けまして、津地区及び松阪地区を構成する市町村が連携を持ちまして、その取り組みを進めているところでございますが、去る3月1日に津松阪地域における都市機能の増進及び居住環境の向上並びに産業業務施設の再配置の促進に必要な連絡調整を推進し、地域の総合的かつ一体的な整備を図るために、関係市町村で構成する津松阪地方拠点都市地域整備推進協議会を設立したのでございます。 この協議会の目的といたしましては、地方拠点都市地域の整備の促進に関する基本的な計画の作成に係る協議に関すること、2としては、地方拠点都市地域の整備に係る連絡調整に関すること、3としては、関係行政機関等への陳情や要望等に関することといたしておりまして、今後当協議会において地域指定に係る取り組みを進めるというものでございます。 また、この協議会の活動のもとには、必要の都度、企画担当課長会議を開催しまして、実務レベルの協議、調整を図ってまいりたい、こう考えております。そうして、いずれはこれがまた一つのソフト面でのこの地域の対応していくための一部事務組合等についても母体になろう、かように考えておる次第でございます。 次に、この地方拠点都市法によりまして、第2点の御質問としては、基本計画の承認後、変更が認められるのか、こういうことでございます。地方拠点法の第7条におきまして、基本計画を変更するときは、都道府県知事の承認を受けなければならないと、計画の変更に関する規定も設けられておりますが、基本計画はおおむね10年を目途とする計画でありますことから、一定期間を経過した段階で、必要に応じまして、県との協議により変更は可能である、こう承知をいたしております。なお、基本計画の変更手続の内容につきましては、現在のところ具体的には示されておりません。そういうふうな項目もある、こういうことでございますので、御了承をいただきたいと思います。 次に、県立の今の文化会館の跡地あるいは合同庁舎の問題でございますが、この当該地域のあり方につきましては、地区更新計画で望ましい地区整備の方向を示しておりますことから、この考え方に沿いまして整備を進めていく、こういうことも必要であろうと考えております。しかし、県の文化会館の跡地については、これまでも申し上げてきておりますように、津の警察署が大変あの地域を強く要望しておる、こういう状況でございますので、県としての考え方等まだ定かには私どもは聞いておりません。 そこで、津市としてはそういう問題にもっと突っ込んでひとつ協議したらどうか、こういうふうな御所見であろうかな、こういうふうにも思いますし、津市としての主体性を持ってあの土地をどうするかということについてひとつ考えたらどうか、こういうことではなかろうか、かように考えております。 私は、今日までこの県立文化会館が津市の中心街に位置をして、そして地域の活性化なりあるいは発展なりに今日まで寄与してきた、これは非常に大きなものかある、このように認識をいたしております。したがいまして、ただ警察署だけかあの地域に張りついていくということについては、大変私は問題がある、こう認識をいたしております。 さりとて、それでは警察はどこへ行ったらいいんかということになりますと、いろんな考え方も出てまいろうかとは思いますけれども、私は、現状の中で最大限の、非常に市街地でございますから、土地利用を図る、こういう観点で、少なくともその2分の1は私どもとしては津市として活用するために、地域の振興に役立つために、最低の場合においてもやはり確保すべきである、このように考えております。もし警察署が他へ出るならば、当然それは警察署も含めて、県立の文化会館跡地も含めて一体として、津市として地域振興に役立つ、また市民の利便性を高める、文化教養を高める施設その他等の中心にふさわしいものにすべきである、このように大体今の考えの中では、いろんな場合を想定しなから3つの考え方を持っておる、こういうことでございまして、今後ひとつ私のこの構想をたたき台にしていただいて、いろいろと御議論をちょうだいできれば大変幸いだ、こう思っておるわけでございまして、場合によれば、議会等におきましてもそういう問題についてひとつ何かの協議機関なり何なりをお設けいただいて、意思統一が行政と議会とか一体となってでき得るならば、県に対する強い私どもとしての意思反映ということになって、そのことによって県の考え方等をも確定することかできるのではないかな、このように考えておりますので、どうぞひとつよろしく御理解をいただきたいと思う次第でございます。 次に、にえざき・なぎさまちの問題でございます。この問題につきましてもいろいろと今日まで御心配をおかけしてきておるのでございまして、このように昨今情勢が変化をしてきておりますし、大変経済情勢厳しくなってはきております。しかし、海に面しておる、そうして海に開かれた町づくりをこれからもしていく、こういうことに相なります。さらにまた、中部国際空港等もどんどんと進んできておる、こういう現実を考えますと、私どもとしてはこの海を一つの大きなアクセスとして活用しなければならない、かようにも考えております。 したがって、今日までマリーナということに非常にとらわれたような形での御議論もあったかと思いますけれども、それだけではなくって、やはりそういうアクセスとしての港の整備をする、こういうふうな考え方も、若干ああいう時代と変わってまいりましたので、そこらを中心に据えていくとなりますと、おのずとその中心に据えることによって、港の計画も公共中心に進めざるを得ない、こういうことになろうかと思いますし、したがって、そういう考え方のもとでの県との港湾計画の改定等の作業を進めていかなければならない、かように考えておる次第でございまして、今日まで進めてきた計画の変更は、当然若干の手直しはしていかざるを得ないのじゃないか、かように考えております。 しかし、将来を長い目で見た場合、この伊勢湾における三角形の海水面というのは、大変海上のレジャーその他には、漁業者との調整ももちろんございますけれども、極めて安全な、そして海上レジャーにとっても極めて適切な地域である、これは全国どこへ行きましても胸を張って言えるゾーンであるわけでございますから、したがってそれをどのようにしていくか、当然これもあわせ考えていく、こういうことは必要である、このように考えておる次第でございます。 新国際空港へのアクセスについての県の対応はというふうな御質問でございますけれども、これらにつきましても十分港湾計画の改定の段階におきましては当然協議を進めながら行っていく、こういうことでございますので、鈴鹿市も恐らく、非常に港も鈴鹿市はかなり整備されたものございますし、松阪市もございますし、あるいは伊勢等においてもそれぞれやはり対応はしていくだろうと思いますが、したがってそれらを伊勢湾内においてどのようにアクセスを進めていくかということについては、これからの県としても大きな考え方であろうと思います。 したがって、関西空港等がいよいよ発足するわけですから、したがってそれに対する徳島とかあるいはまた淡路島とかあるいはまた神戸とかあるいはまた和歌山とか、そういう地域からの海上アクセスがどのような姿で機能していくか、これらも私どもとしては十分参考にさしていただかなきゃならん、かように考えておりまして、そこらの調査も今後進めてまいりまして、ひとつどうしても港湾計画の改定だけはしていかないと、国の補助事業としての公共等においてもさらに乗りおくれる、こういうことになりますので、それだけはぜひ進めていきたい、こう考えておる次第でございます。 3番目のその中で御質問いただいた伊勢湾海上交通開発協議会というのは、民間の方も含めて協議会をつくっていろいろ研究しておりますが、それらは湾内クルージングと、それからアクセスどうしたらいいかということを中心にいろいろと御検討をいただく、こういう機関でございまして、そういう協議会の中からいろいろな御提言をいただく事項か出てまいりまして、私どもとしてぜひ進めるべきだということになりますならば、そこで初めてまたいろんな対応をも進めていかなきゃならん、こう思っておる次第でございます。 次に、安濃川から御殿場までの海岸の一帯を生かすように、こういうふうなことでございまして、私も大変津市にとりましては大きな資源でありますから、これをどのように活用するか。贄崎海岸等については、にえざき・なぎさまちプラン等で整備を進めるべきだ、こういうことで今日までしてきておりますけれども、まだまだ残念なからその緒にもついていないという現況てはございます。 しかしながら、ここでちょっと御報告申し上げておきたいのは、平成5年度から運輸省の港湾局で、第5港湾局が中心になるんですけれども、香良洲から南の地域、港湾区域について、堤防の改修と同時に、ただ単なる私は堤防の改修だけかなと思ったら、そうではなくって、堤防改修補強と同時に、海浜の再生というふうなことでその事業を進めていこう、こういうことで直轄でそれの事業が進められるということになりまして、私が当初考えていた以上にこの海岸線をひとつ生かしていこう、こういうふうな直轄事業が芽生えました。したがって、その芽生えてきた直轄事業を私どもとしては、当面の計画は私どもは外れておりますけれども、しかし、御殿場なりあるいは贄崎海岸なりは区域に入るわけですから、さらにその事業の延長というふうなことで強く国なりに要請をしていきますならば、条件さえ私ども整ってよければ、またさらに増枠なり何なりで計画をひとつこちらへ持ってくる、こんなことも可能であろうと、まさにこれこそ政治的なあるいは私どもの熱意によっては可能であろう、こう思っておりますので、この事業を導入していくならば、かなりまた期待ができる、このように思っております。 それと、私はいつも何とか阿漕の海岸等についてもう少し名所をつくれんかな、こんなふうなことでこの間からいろいろと花壇でもずっとつくれんかなというふうなことも考えたりいろいろしておったんですが、三重県にハマユウがあったり、ハマナスがあったり、ハマという名のいろんな草花かございますので、そういう草花を、あすこへ行ったらハマという名のやつあるぞというようなことで、そういう花壇でもつくれんかな、そんなことを考えたりして、ちょっとえらいこんな席ではどうかと思いますけれども、常々考えておりまして、ハマユリとかいろんなあるんです。だからハマという名の植物を全部集めて、そこらでひとつ栽培したらどうかと。可能かどうか、いろいろ種類によって違うでしょうけども、実際は担当部長に一回そういうようなものを研究しておけ、こう指示はしてございまして、どんなものが出てくるかわかりませんけども、そんなふうなことも一つの案ということで考えたりもいたしておりまして、どうぞまた今後ともいろんなお考えあるいはアイデア等ございましたら、御教示をいただければ大変幸いだ、かように存じております。 大分たくさんございますので、時間も、ちょっと急がせていただきますので……。 第4次総合計画の策定時期ということでございますが、これにつきましては、現行の第3次総合計画か平成7年度をもって計画期間を終えますことから、第4次総合計画については、平成8年度を初年度にしていく、こういうことになりまして、基本構想なり基本計画の策定によって、21世紀初頭への市政運営の基本方針を示すもの、このようになろうと思っております。 そこで、具体的な計画策定に至るスケジュールといたしましては、平成5年度より計画策定に向けた基礎的な調査として、今議会で関係予算の御審議を賜っております。町づくり長期展望調査に着手しまして、平成6年度から本格的な策定作業に入りまして、平成6年度後半から平成7年度にかけて、総合計画審議会をお願いいたしまして、その答申を得た上で審議会での御審議をいただき、平成8年度から新しい総合計画に基づく施策展開が円滑に図れるよう策定作業を進めてまいりたい、こう考えておりますので、御了承いただきたいと思います。 次に、職員の異動でございますけれども、御指摘のとおり、長期同一職場でという職員の方もおります。そこで、なるべくそれらを避けよとかねがね御意見等もちょうだいいたしておりまして、十分それらにつきましても私どもとしては念頭に置いておるわけでございますが、またそれぞれの職員からそれぞれ異動の希望も年に1回必ずとりまして、そしてその希望等をもできるだけ参考にしなから進めておる、こういうことでございます。 本年度の退職予定者数は30名でございまして、その内訳は、部長級が5名、部次長級が1名、課長級が1名、その他23名でございます。また、4月の人事異動の規模でございますけれども、退職補充のほか、従来からも御提言をいただいております長期在職職員の異動、及び来年度事業の推進に向けた部長とのヒアリングにおける異動等に、新規採用予定者、職員を含めますと、平年並みということで、400ないし500人、こういうことになろうと思っております。さらにまた新しく部ができるわけでございますので、それらもやはり影響してまいろう、こう思っております。 また、長期の在職者の配置がえでございますか、これは御提言の趣旨を踏まえ、昨年4月にできる限り配置かえを行ったところでございますので、一定の成果はあったものと思っておりますが、さらに複雑多様化する行政需要に対応しまして、幅広い行政経験を積ませるためにも、計画的、段階的に行ってまいりたい、こう考えております。 また、一昨年の事件にもかんがみまして、部長級等についてもやはりある程度の年限ということが考えられますので、それらも従来よりは早いサイクルで対応をしていきたい、かように考えておる次第でございます。 最後に、消費税につきまして市長としての考えはどうか、こういう御所見でございます。私どもは既に消費税導入に当たりましても申し上げてまいったのでございますが、現行の法体系の中で極力市民の方への影響を抑える形で、最小限の対応をということで今日までお願いをしてきておるのでございます。何分ひとつ私どもの考え方に対しまして御了承を賜りたい、こう思います。今後につきましても、法体系並びに各地方公共団体等の動向等、諸情勢を慎重に見守りながら対処してまいりたい、こう考えておる次第でございますので、御了承いただきたいと思います。 以上、大分長くなりましたけれども、私からお答え申し上げて、残余についてはそれぞれ担当からお答えをさせていただきます。      〔競艇事業部長 須山芳彦君 登壇〕 ◎競艇事業部長(須山芳彦君) 競艇場の施設改善について3点ほど御質問いただいておりますので、お答え申し上げたいと思います。 改築までのスケジュールはということでございますが、競走場の施設改善のスケジュールにつきましては、基本構想の理念を踏まえまして、規模等についてさらに検討を加えた上、できますれば平成5年度中に基本設計に着手できればと考えております。その後の予定といたしましては、実施設計を得まして本工事へと進んでまいるわけでございます。一応現時点では、かような想定をいたしておるところでございますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 2番目の規模と予算はどの程度になるのかとの御質問でございますが、施設の規模等につきましては、基本構想の理念のもとに、現在さまざまな角度からさらに検討を重ねているところでございますが、やはり現状を十分把握した上で、将来の変化にも対応できるようなものにしていきたいと考えております。また、施設の改築にかかわる予算につきましては、規模等施設の内容により異なってまいりますが、基本的には投資的効果を十分に考慮いたしまして算定してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 交通アクセスはどのように考えているのかということでございますが、現競走場への交通アクセスにつきましては、ファンの約7割の方が車で来場されますことから、周辺の道路環境につきましてかねてよりさまざまの面から検討をし、また関係機関への働きかけを行ってきているところでございます。ただ、多少時間を要する問題でもございますことから、今後とも引き続き努力を重ねてまいりたいと存じますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。          〔産業労働部長 宇田川和風君 登壇〕 ◎産業労働部長(宇田川和風君) 地域間交流及び中小企業勤労者福祉サービスセンターにつきましてお答えを申し上げます。 まず、地域間交流につきましては、既に御承知のように、福岡市及び坊津町との日本三津交流会議、藤堂高虎公ゆかりの地であります和歌山県粉河町及び滋賀県甲良町などとの祭り交流事業を進めてきているところでございますが、このたびの新たな地域間交流につきましては、北海道上富良野町との交流を予定しているところでございます。上富良野町につきましては、北海道開拓の志を持って津市納所町出身の田中常次郎氏ら一行が、明治30年に富良野原野に開拓の第一歩を踏み入れ、現在の富良野の基礎を築いてきたものでございます。その功績や歴史的にも深いつながりかある町でございます。既に民間交流につきましても、市内の植物園の協力によりまして、上富良野町でフラワーアイランドが開園、また例年市内で開催されております大北海道展におきまして、上富良野町コーナーを設置するなどの交流が始まっております。したがいまして、今後観光、教育、文化、スポーツなど幅広い交流が考えられますことから、咋年来、庁内的におきまして、関係各課と交流のあり方について協議を進めてきているところでございますが、本年は行政間におきましても、そのさらなる推進を図りたいと考えるものでございます。いずれにいたしましても、上富良野町との交流につきましては、その歴史的背景を踏まえまして、意義ある交流を進めてまいりたいと考えております。 次に、中小企業勤労者福祉サービスセンターにつきましては、中小企業と大企業との労働福祉の格差を縮小するため、勤労者向け福祉共済制度であり、その内容は、中小企業に働く勤労者とその事業主を対象に、共済給付事業、健康維持増進に係る講習会及びレクリエーションやスポーツ大会などを開催し、福利厚生面の充実を援助しようとするものでございます。 そこで、御質問の中小企業勤労者福祉サービスセンターについて計画はどうかということでございますが、本制度の早期設立の必要性は十分認識いたしておりますものの、この福祉共済制度の運営に当たりましては、事業主の経費の負担等が必要なことから、事業主の理解をさらに高めるとともに、既に商工会議所の労務対策協議会や労働団体などで実施しております勤労者向け福祉制度との関連性もありますことから、関係団体と実施に向けてさらなる協議を行い、津市に合った中小企業福祉共済制度の調査検討を進め、早い時期にこの制度の設立に向けての努力をいたしていきたいと考えるところでございます。 また、センターの施設整備につきましては、勤労青少年ホームを含む他の運動施設や研修施設などとの複合的配置によって、幅広い利用が図れないかと検討することや、さらには広域行政をも視野に入れた検討の必要性から、現在内部協議をいたしているところでございますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。          〔市長公室長 藤波津三君 登壇〕 ◎市長公室長(藤波津三君) まず、国際交流にかかわりまして、国際交流会館の計画は消えたのか、こういう御質問をいただきました。御案内のとおり、私ども国際交流につきましては、津市国際交流推進計画に基づきまして事業を推進しておるわけでございますが、その中におきましても、国際交流会館の位置づけがなされておりまして、県の動向を見きわめながら調査研究を進める、こういうふうなうたい方をしております。したがいまして、この施設につきましても、私ども国際交流の上においては、必要不可欠なる施設であるというふうに理解はしておるものでございますけれども、県の施設設置の動向を見きわめなから今後の対応をしてまいりたいというふうに考えるものでございますので、よろしく御理解を賜りたいと存じます。 次に、保健行政にかかわりまして、市の職員に対しますエイズ対策についての啓蒙ということでございます。御案内のとおり、エイズにつきましては、昨年の患者あるいは感染者数の著しい増加に伴いまして、大きな社会問題になっておりますことは十分認識いたしております。職員に対します啓蒙につきましては、御指摘のとおりでございまして、職員に対しまして、エイズに対します正しい知識を正しくとらえ、正しく対処していくというためには、十分な啓発とともに、エイズに対します偏見を除去するよう、あるいは人権問題にも配慮いたしました措置を講じてまいりたいというふうに考えるものでございます。したがいまして、厚生省等から発行されますパンフレットの利用、あるいは安全衛生委員会等への付議によりまして、その扱いにつきましても検討してまいりたいというふうに考えますので、よろしくお願いをいたしたいと存じます。 次に、骨髄バンクの登録者等の特休扱いについてということでございます。骨髄の提供者となった場合の公務員の休暇等の取り扱いにつきましては、昨年来いろいろと論議を呼んだところでございます。御承知のとおり、骨髄移植の提供者になるためには、3回程度の採血検査あるいは健康診断か必要だそうでございますが、また一面、骨髄の採取の手術の回復するまで、最低四、五日間入院しなきゃならないということも聞いておるわけでございますが、そこで職員の勤務条件あるいは骨髄移植の普及を考慮いたしまして、ことしの夏ごろをめどに、特別休暇等の取り扱いが決定される、こういうふうに聞き及んでおりますので、それに沿った形で対応してまいりたい、かように考えております。 それから、御提言賜りました献血に参加をいたします職員の取り扱いでございますが、社会的な貢献あるいは人道的見地を考慮いたしますと、職務専念義務の免除あるいは特別休暇の取り扱いで検討をしていく必要かあろうというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 次に、職員異動にかかわりまして、在課5年以上の職員数はどうか、こういうお尋ねでございました。平成3年の4月の1日現在におきます在課5年以上の職員数でございますが、233名でございます。平成4年10月1日現在の数は165名でございまして、68名の減でございます。減少した数だけ申し上げますと、部長級が12人が2人になりまして10名の減、課長級が10名か9名で1名の減、課長補佐級か21名か17で4名、副主幹、係長級112名か100名で12名、一般職78、37名で41名の減、233名から165名というふうに減少をいたしております。 それから、高茶屋地区の公有地の扱いにつきまして御質問を賜りました。県の自動車免許所あるいは海軍工廠の用地の問題でございますが、まず高茶屋自動車運転免許所の問題でございますが、御案内のとおり、現在垂水地区におきまして新しい免許センターの工事が進められておりまして、この免許センターが平成7年度に開設されるというふうに聞いておるわけでございますが、この問題につきましては、現在の高茶屋の自動車運転免許試験場につきましては、既に県に対しまして、市にとりまして望ましい跡地利用か図られますようにということで、県の方に要望いたしております。今後につきましても、そこらにつきましては要望してまいりたいというふうに考えております。 また、海軍工廠の跡地につきましては、現在津財務事務所との間で公共的な利用を目的といたしまして、一時使用が可能かどうかにつきまして協議を進めているところでございます。まだ結諭は出ておりませんけれども、そういう現状でございます。 両用地とも、現段階では国あるいは県有地でございまして、私どもといたしましても貴重な公共用地ということに理解をいたしておりますので、今後とも望ましい土地利用が図られますよう努力をしてまいりたいというふうに考えておるものでございます。 なお、そこでお尋ねのございました面積でございますか、自動車運転免許センターが約3万平米でございます。それから海軍工廠跡地が約6,000平米でございます。 以上でございます。        〔福祉保健部長 大河内徳松君 登壇〕 ◎福祉保健部長(大河内徳松君) 保健行政について御質問いただきましたので、お答え申し上げます。 各種の健康診査につきましては、医療機関等の御協力を得まして実施いたしておりまして、受診率の向上を目指しまして、市民の方々か都合のよい日に希望される医療機関で受診できます方法等も講じておりまして、徐々にではございますが、受診率は向上しているという現状でございます。 また、原因を分析しているのかという御質問でございますが、平成2年12月に実施いたしました市政アンケート調査結果によりますと、健康診断を受けなかった理由といたしまして、男女とも、何となく面倒、時間的余裕かないと答えた方が多く、また女性の方は、結果が心配だからと答えた方も多いような結果が出ております。したかいまして、これらの結果から、例年10月1日から実施させていただいております施設健診につきまして、1ヵ月開始時期を早めまして実施を予定いたしております。また、健康づくりの情報は、市政だより、県政だよりから得ておられる方が多いというアンケート調査結果も出ておりますので、これらの内容の充実と活用を図り、広報活動等を通じまして、自分の健康は自分から守るという意識を深めていただくようなことにしていただき、受診率の向上に努めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしく御理解賜りたいと思います。          〔市民部長 家城隆一君 登壇〕 ◎市民部長(家城隆一君) コミュニティセンターにつきまして、本年の施政方針より削除された理由は、津駅西地区の計画は、という2点について御質問いただきましたので、お答え申し上げます。 施政方針にコミュニティセンター施設整備に関する部分を登載しなかったのは、決して事業を後退させるということではありませんで、担当としてはこれらにかかわります事業を推進すべく事務を担当しておりまして、平成4年度事業といたしましては、先進地の現況等をより詳細に調査すべく視察を行い、津市に類似した市、特にコミュニティに力を入れている市など、施設の計画的な整備と相関連して、組織づくり、人づくりに計画的な取り組みをしている例などを視察させていただいております。また、施設の利用状況なども最も重要な視点であると認識もいたしております。さきの議会でもお答えさせていただきましたように、津市に計画された各基幹プロジェクトの中でも、コミュニティ施設を計画されておりますので、都市整備の中で道路計画等基盤的な整備も関連することから、これらの状況も十分認識して進めてまいりたいと考えております。また、地域の実態もございますので、このことを念頭に置きなから、コミュニティの施設整備の策定を進めてまいりたいと考えております。 続きまして、津駅西地区の計画は、ということでございますが、このことに関しましては、以前から種々御論議をいただいておりますが、コミュニティ施設につきましては、公共施設の配置の状況、利便性、地域の実情等を踏まえて考えてまいるわけでございますけれども、津駅を中心として重要な地域でありますし、また御指摘のように団地開発等も進んでおりますので、今後におきまして、これらの状況を踏まえまして、コミュニティ施設について検討してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。          〔水道事業管理者 加藤光雄君 登壇〕 ◎水道事業管理者(加藤光雄君) 水源地保全について2点ほど御質問いただきましたので、お答えをいたしたいと思います。 まず、美里村の産業廃棄物跡地の利用についてでございますが、美里村の水源保護地域に位置しておるという場所でございますので、水源涵養林を前提とした土地利用が望ましい、こういうふうに考えておりますが、美里村との関係もございますので、現在調査研究中であります長野川の流域についての調査結果を踏まえなから、全庁的な取り組みの中で、関係部局等と協議をするとともに、美里村行政問題研究会の中で協議を進めてまいりたい、かように考えております。 次に、今後の涵養林をふやす計画は、ということでございますが、御指摘のとおり、水源涵養は水道にとって大切なものであるという認識をしております。御案内のとおり、長野川流域は美里村にありますことから、水源涵養の計画につきましては、美里村の意向や地権者との関係もありますことから、先ほどお答えいたしましたとおり、長野川の流域調査研究の結果を踏まえ、津市美里村行政懇談会の中で協議を積極的にしてまいりたい、このように考えております。 以上でございます。          〔教育長 荒木 務君 登壇〕 ◎教育長(荒木務君) 中学校の業者テスト問題についてお答えを申し上げます。 津市教育委員会といたしましては、基本的には、昨年12日7日に三重県教育委員会教育長から出されました通知に基づいて対応しているところでございます。その意図するところは、第1に、中学校の進路指導か安易に業者テストに依存することがあってはならないということ、第2に、中学校から高等学校に対して、生徒の業者テストの成績等を提供しないということであります。 さらに、ことし2月22日に、高等学校の入学者選抜についてという文部次官の通知が出されました。業者テストについての主な点は、次のとおりでございます。中学校は業者テストの実施に関与することは厳に慎むべきであり、授業時間中及び教職員の勤務時間中に業者テストを実施してはならないし、また教職員は業者テストの費用の徴収や監督、問題作成や採点に携わることがあってはならないというものであります。 今後も津市教育委員会といたしましては、今回の文部次官や県教育長の通知の意図するところを把握して、生徒1人1人の能力、適性、興味、関心等に基づく総合的で充実した進路指導が行われるよう、各学校に対して指導助言をしてまいりたいと存じます。 以上でございます。          〔財務部長 米本俊雄君 登壇〕 ◎財務部長(米本俊雄君) 庁舎駐車場の増設につきまして御質問いただきましたので、お答えしたいと存じます。 市庁舎の駐車場問題につきましては、御心労を煩わしましてまことに恐縮に存じます。現在の駐車能力は、一般駐車場で158台、西側立体駐車場で222台の合計380台を確保しておりますが、昨年4月から平成5年2月末現在を例にとってみますと、駐車場の1日平均台数は1,623台でございます。内訳は、一般駐車場は1,240台、立体駐車場は383台の御利用をいただいております。回転率につきましては4.5回。内訳といたしまして、一般駐車場では7.8回、立体駐車場では1.7回でございます。昨年10月には一般駐車場内に駐車ラインを引きまして、5台の増設を図ってまいりました。一方、大きな場所につきましては、お城西公園寄りに駐車をし、有効利用を図っているところでございます。 また、長時間駐車の対策といたしましては、午前8時ごろ駐車チェックをいたしまして、近隣の公共機関などに使用しないように連絡もし、回転率をよくするなど努力をしておりますが、御所見のように、リージョンの催し物、本庁での会議等の場合は、非常に混雑をしている現状でございますので、今後の問題といたしましては、国の合同庁舎の計画もあるようでございますので、市庁舎全体としての検討委員会等を設置するなどして対応してまいりたいと存じますので、よろしくお願い申し上げたいと存じます。 以上であります。 ◆7番(中村治君) 昼食の時間が迫っておりますので、簡単にまとめさしていただきたいと思いますが、まず質問の順序に従いまして再質問さしていただくところはさしていただきたいと思います。 まず、拠点都市の職員の配置等でございますが、市長からの答弁では、職員の数は述べていただきませんだが、またこれらは委員会なりで報告していただきたいと思います。 私、特にお願いをしておきたいのは、市長からも、推進本部を設けて事に当たる、こういうことをおっしゃっていただいて、私は単にこの推進部というのは事務方に徹していただく、そういうことではないとは思いますが、専門家も見えるとは思いますが、まとめをして事業の遂行に当たっていただく、こういうふうに理解をしておきたいと思います。なせならば、いつの場合でも言われるんですが、市長が一生懸命にやっていただいておっても、この前の公文書公開の折でも、部長さん、一生懸命に頑張っていただいておったんですが、なかなか横の協力が得られない、やっぱり自分の担当が優先する、こういうふうなことになりまして、それが計画にも響く、こういうことになってはいけまんので、ぜひとも推進本部を設けていただいて、助役を長としてやっていただきたい、このように思います。 それから、私、退職者のノーハウを活用されてはいかがか、こういうこともお伺いしたんですが、市長の見解が示されておりませんだが、もし御所見がございましたらお尋ねをしておきたいと思います。 それから、私一番危惧しますのは、サイエンスの場合、5年という限られた期間ですので、かなりの方が賛同をしていただいておりますか、しかし、案外不在池本というんですか、遠方へ行ってみえる方かもし山なり畑を持ってみえた方で連絡がとれなかったり、またそういう方がえてして、ちょっと言い方は悪いかわかりませんが、地価の多少でもいい方へとか、そういうことでされてなかなか話し合いがつかなかったり、またもう一つは、祖先伝来の土地を手放す、こういうことで土地に執着、さらには替え地がほしい、こういうことでいろんなケースか想定されるわけなんですが、替え地といいましても、正直いって申しわけないですが、山室の地と、もっとずっと下の方へ南の方へ来た土地とでは、かなり価格が違うと思うんですわ。その差額はどうしてくれんのとか、いろんなケースが出てきます。そういうことを想定しますと、本当に早い時期に、地域住民の協力を得るために、系統立った説明会なり、また一軒一軒説得に歩く、こういう努力をしていただかなないことには実らないのではないかな、かように考えておりますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。 私、やっぱし何といってもここは推進本部で助役を長としていただいて、横縦、その辺も全庁挙げての協力体制を引いていただきたいということを強く要望しておきます。 それから河芸町の問題も出しましたんですが、河芸町長も多少はオーバーに言ったかもわかりませんが、ぜひともひとつ市長ももし機会がございましたら会っていただいて、協力方をお互いに推進するという立場でしていただいた方がよりスムーズにいくんではないかな、かように考えておりますので、よろしくお願いします。 詳細については委員会での検討をお願いしたいと思います。 それから津駅北ビルの関係ですが、地権者5人のうち4人については条件も含めてオーケーだ、こういうことでございますので、あと1人と。大里の方はかなりの人数かおりますが、これ大丈夫かなという気もしたわけなんですが、津駅あと1人を何とか早く説得していただいてやっていただきたいと思うんですが、私思いますのに、一番気がかりなのは、拠点指定を受けた、こういうあといろんな問題が派生して、こちらから計画した事業がなかなか進まなかった、こういうことは本当に醜態だと思うんですわ。そういう醜態をさらさなくてもいいように、ひとつ拠点指定を受けたら即円滑な事業が推進できる、こういうことでぜひとも慎重というんですか、かつ大胆というんですか、そういうことで事業を進めていただきたいな、かように要望をしておきます。 それから県の文化会館の跡地の問題ですが、市長の施政方針には載せてもらったんですが、もうちょっと市長前向きに答えていただくかと思ったんですが、ちょっとぐらいですかな、警察の問題が初めて出されたように私は思うんですが、やっぱしこちらの方でこういうことをしたいんだ、こういうプランを立てていただいて、それで積極的に当たっていただく、こういうことでやっていただかないことには、なかなか県の方の動向それは一番県が持ち主ですから大事なんではございますが、しかし、もともとの地主は津市でございますので、その辺をひとつてこにしていただいて、早いとこ、こういうことをつくるんだからこういうふうにしてほしいと、非常に抽象的な言い方かもわかりませんが、せっかく施政方針にも載せていただいたことですので、ぜひとも強力にアタックをしていただきたいと思います。 それからにえざき・なぎさまちプランですが、市長としても計画の変更はせざるを得ない、こういうことで以前との状況の違いはお認めになったわけですが、やっぱし市長としては、せっかくの海を生かさない手はない、こういうふうに考えていただいておりますが、その点については私も同感でございます。 香良洲から南の方では海浜の整備がされる、こういうことも先ほど壇上で言っていただいたんですが、それについてはぜひとも北の方も延長してやっていただけるように、早速運輸省へ強力に働きかけをしていただきたいと思いますが、くどいようではございますが、やっぱし津市の海というのは、御殿場が一番県外では知られておると思うんですわ。あそこは浜州業者も熱心にやっていただいておりますんで、その点で観光客も来てもらっておりますが、その名の知れた御殿場を生かして、津市の海岸を一体的に考えていただくのが一番いいんではないかな、このように考えております。御殿場の方には松の木もまだ生えておりますし、それから西の方でも、多少の土地のまだ取得可能なところがあるんではないかなというふうに私は思っております。そういうことから、あの辺一帯をにえざき・なぎさまちプランとあわせて計画をしていただいた方が、より海を生かせるんではないかな、このように考えております。 市長がおっしゃった花の問題でも、ぜひとも、これなんかは余り金はかからんかと思うんですが、しかもほかのところへのアピールはかなりできるんではないかとも思いますし、計画してから十余年も何にも実っとらんというのが、えらいオーバーな言い方かもわかりませんが、あの計画だと思うんですわ。北ビルはまだ土地も国鉄からも購入はできましたし、多少は前進はしておりますが、なぎさまちは、声の割に何にもないというのが、目に見えてこんというのが私感じておりますので、ぜひとも目に見えるような計画。これにはやっぱし総合計画を今度つくり直していただくときに、ひとつ1年間十分検討していただいて、今度こそこれでやるんや、こういうことをぜひとも計画をしていただきたいな、かように考えております。その点で要望をさしていただきます。 次に、競艇場の改善でございますが、申しわけございませんが、部長の答弁は全く何か施政方針聞いとるような話で、具体性はなかったわけなんでございますか、5年に基本計画に入る、これは当たり前のことで、我々もその点で調査に行ったわけですから、やっぱしもう少し具体的に委員会等で大胆な計画等を出していただきたいな、かように考えております。 私、壇上からも申し上げましたように、せっかく調査をさしていただきましたので、その点で若干この場をおかりして、ぜひとも意見としてお聞きを願いたいと思うんですが、実施設計については、経験と実績のある複数の業者に委託をしていただきたい。施工業者は、今までとかく大手の業者1社、こういうことで市民からの批判もあったやに思いますので、大手と地元業者のジョイントというような方法もとっていただいて、1社に独占しないで、地域の業者の方にも仕事をやっていただければ、かように思っております。 それから改築のやり方ですが、3期ぐらいに分けていただいて、ブロックをつくってブロックごとに工事を進めていただいてはいかがかと思います。それから観覧席については、前面を一枚張りのガラスで全体が見通しのきくようにしていただきたい。それから通風とか換気が、なかなかああいう施設ですと暖房とか冷房してありますから、そのまま、こういうことになりますので、通風とか換気をよくするために、開閉ができるようにしていただいたら、かように思っております。それから対岸の大型スクリーンは、どこからでも改築中にでも見える、こういうことで、工事に先駆けて設置をしていただきたい。 それからイベントホールでございますが、別棟でつくるんではなしに、窓口から見えないような配慮はしていただきながら、対岸や2階からも見えるような計画にしていただきたい。それから託児所は1階だけでいいんでないかなと。遊具とかこういうものについては、保育園の保母さんの意見を聞いて整備をしていただきたい。それから駐車場につきましては、周辺の土地との交換も含めて検討をしていただきたい。それから入場口については、駐車場の位置も配慮していただいて、3ヵ所ぐらいつくっていただいた方が便利ではないかな、かように考えます。それから現地の建てかえを私どもとしては結論づけたわけですが、もしその場合ですと、北西の風に耐え得るような防護さくを整備していただきたい。それから交通アクセスについては、周辺の道路の整備も含めて、先ほども申し上げたとおりでございます。 以上、簡単な内容でございますが、正式には報告書として上げさしていただきます。細かい点については、なお委員会等で論議をしていただきたいと思っております。 それから地域間交流と国際交流でございますが、上富良野ということで、大体私もその点ではないかなと思っておりましたか、この点については了承さしていただきます。 それから交流会館については、県と協議をする、こういうことでございますから、あれ、県の方は確かにできておったと思うんですわ。あれは国際会館ですか。どっか乙部の方へたしかあれできたと思うんですが、あれは違ったかな。ちょっと私留学生の会館ですな。私の思うのに、県県ということで、県を全く当てにして、そのような言い方でございますが、確かに県から補助もらうということについては私も賛成ですが、市独自で考えていただいて、いつ来ていただいても気楽に交流ができる、こういう場をつくっていただきたい、こういうことで早急に計画をしていただくように強く要望しておきます。 それから保健行政の点でございますが、かなりこれについては、私壇上からも言いましたように、市民の側にも積極性が欠ける、こういうふうに思うわけでございますが、ぜひともPRとか、それから期間を長くしていただくとか、さらには大胆に補助をもう少しふやしていただくとか、こういうことで、余り今受けていただく方がおりませんので、かなりの額補助をしていただいておることはわかりますか、もう思い切って無料にして検診をやっていただいたらどうかなと。予算の点については余り変わらんのじゃないかなと私は思いますので、その点で要望をさしていただきます。 それからエイズについては、一つは職員、一つは市民、こういう点で取り組んでいただきたいと思います。今私が調べたところでは、県内の患者はウイルスで感染した方は15名だそうです。うち外国人が13名、こういうことが実態だそうでございます。エイズについては、これはうつるとかいろいろ言われておりますが、エイズの感染率というのは0.5%ぐらいで、B型肝炎なんかですと、注射でちょっと何か間違い起こすと、30%ぐらいだそうですが、エイズですと0.5%ぐらいで、非常に感染力が弱いものだそうですので、そういう点で人権の問題についてもぜひ取り上げていただきたい。それと、予防についてはもちろんのことでございます。案外、西が丘小学校で学習会された折は、既にエイズの患者を看護された婦長さんがお話をされたようでございますが、こういう体験をまじえてやっていただいたらどうかな、これが一番市民にアピールするんでないかな、こういう点もこれから考慮に入れてやっていただきたいと要望しておきます。 次はコミュニティセンターですが、必要性は前々から認めてもらっておったと。しかし、これ施政方針で一番大事な、市長、夢もあるようなことを言われてみえたんですが、これはその年の指針というんですか、一番大事な施政方針に抜けておるということについては、私残念でなりません。担当の力が弱かったんで抜けたんかな、書いてくれとよう言わんだんかなと思って、私もちらっと考えたりもしたわけてすが、ぜひとも、まだ高茶屋しかり、それから大里地区、津駅西地区以外でもかなりのところがあると思いますので、ぜひとも今後計画を早く出していただきたいなというふうに考えます。 市長、このコミュニティセンターほど利用が多いところはないと思うんですわ。私は橋南市民センターが一番近いので、そこの利用をよく拝見しますと、本当によく皆さんが利用されております。したがいまして、これどこの地区でもつくっていただいたら、一番利用率はいいんではないかな。こういうことからも、ぜひとも早急に計画を出していただきたいな、このように要望しておきます。 それから中小企業のセンターでございますが、担当部長は、主にソフト面での話はされておりました。しかし、ひとつそろそろハード面、会館をどこへどうつくんのや、これがないとどうしても拠点がない、こういうことでいま一つ実績が上がらんのやないかな、こういうふうに思いますので、いつこの計画についての結論を出していただくのか、これだけ一言お答えを願いたいと思います。 それから水源地の保全につきましては、美里と相談をしていただかんならんと思いますし、涵養林、こういうことで産廃の跡地を考えていただいておるようでございますが、私壇上で言いましたように、厚生省の方も重い腰をやっと上げそうな機運でございますので、ぜひとも津市も早いとこ計画をして、もし厚生省が予算が認められるような場合には、ぜひとも積極的に名乗りを上げていただきたい、このように考えております。 それから第4次総合計画の策定の件についてでございますか、8年から新しく実施をすると。こういうときには、生意気を言うようでございますが、どんな立派な作文をつくってもらうよりも、私は、財政的な裏づけ、それから市民の方が、あっ、ことしはこうできた、来年はこうできる、こういうふうな市民の方に見えてくるような計画、そういうことでぜひとも中長期を展望して、みんながフォローしてこういうふうにできる、そういうような計画をつくっていただきたい、このように要望しておきます。 それから業者テストの件ですが、新聞なんかで読んでますと、三重県はちょっと何か違うんかなというふうに感じたわけなんですが、文部省の通達等もちらっと見せていただいたりしますと、先ほど壇上から教育長が言われたとおりなんかなというふうに感じます。まだ、これはもうことしは終わりましたんで、平成6年度の高校進学から、この制度というんですか、これを定着すればいいんだと思いますので、十分それまでに検討していただきたいと思いますが、一つだけお伺いしますが、せっかく立派な教育研究所がございまして、立派な先生がいろいろやっていただいてます。そこで統一した市内の中学のテストとか、業者テストにかわるようなもの。これは父兄の方も何かないと不安で、おれとこの子供どこへ行けんのやというようなことで心配だと思うんですわ。したがって、そういうものに対応できるようなものをつくってはもらえないかなと。よくテレビで見ておりますと、愛知県なんかは、専門の先生方が集まっていろいろどういう統一したテストを出そうとか、そういうことをたしかやってもらっておったようなこともございますので、教育研究所でひとつそういうことができないのかな、これだけ再質問さしていただきます。 それから職員の異動ですが、かなりの方が異動をして、市長としては着実にいっとんのや、こういうふうに言われるかわもわかりませんが、私はまだ165名ぐらいの方が残っておる、こういうふうにたしか資料いただいたわけですが、5年以上で165名、7年以上で100名ぐらいの方がまだ残っとる。しかし、残っとるのは即悪いということはございません。本人の希望もありましょうし、絶対この人はここで必要な人ということもあろうと思います。しかし、やはり一定の年限か来たら、その人のためにも、また役所でいろいろな仕事を覚えていただく、こういうことは金のかからない役所の財産につながると思うんですわ。だれに聞かれてもすぐ次のことが、市民との対話ができるかと思いますので、そういう面からも積極的にこれからの人事異動に取り入れていただきたいな、かように考えております。 また、これも長くなりますので、委員会でいろいろ論議をしていただきたいと思いますが、ぜひともこれから、私が壇上で申し上げましたように、一つは職員の意欲の向上、一つは知識を広く持ってもらうとか、利権の問題についてはもう今さら言わなくてもいいと思いますか、そういう点からも十分配慮をして職員の配置をお願いしたいと思います。 それから骨髄バンクの登録と献血者のことですが、これ公室長、こんな自治省の通達決まらなくても、すぐあなたの裁量でできるんと違います。もう今世界を挙げてこういう問題に取り組んでおるんですが、津市だけ自治省待ちと言うとったんでは、ちょっと乗りおくれて、何で津は自治省の言うことばっかり聞かんならんのや、せめてこれぐらいはあなたの裁量で、あしたからでもこういうふうに申し出がございましたらやらしていただきます、このぐらいの積極的な取り組みがあっても、どなたも文句は言われないと思うんですわ。こういうことで8月まで待たんならんのかなと。8月、恐らくこれ人勧なんかも絡んでくると思うんですわ。人勧での中での報告だと思うんですが、それ人勧待たなくても、人道的な見地から特休扱いにできるんではないかと思いますし、また献血の場合かて、ちょっと助けてくれというようなことであろうかと思うんですわ。そういう場合、わざわざ年休とって行ってもらうと。中には、あれは個人的なことやて言われたような方もちらっと私聞きましたけど、そんなこと言うたら、骨髄バンクもみんな個人的なことにつながりますで、したがってやっぱしこれは市独自で判断をして、特別扱いにしていただくように、それはできないかどうか、簡単ですので答弁を願いたいと思います。 それから高茶屋の公有地につきましては、だんだんこの公有地かなくなってきておりますので、せっかくの土地で、津市か所有しておれば有効にいろんなことかできますし、また特に高茶屋地区では、コミュニティセンターとか会館がございません。したがいまして、ぜひそういうのを目的として購入をしていただきたい、かように強く要望をしておきます。 それから駐車場ですが、端的に私の意見申し上げますと、今、駐車場の東の自転車置場、あそこの利用がほとんどないんですわ。あれをちょっと改装していただいて、車置くようにしていただければ、10台ぐらいかもわかりませんが、もうちょっとふえるんではないかなというふうに思いますので、その点で改修してやっていただきたいなと思うんですが、その点についての御見解を承りたいと思います。 それから、せっかくあそこで課長さんなりそれから参事さんが調査していただいておるときがありますが、リージョンヘ行く方については、必ずリージョンの駐車場の方へ置いてもらうように言ってもらえればもっといいんではないかなと。リージョンの方が皆こちらの下の方が置きよいもんで、そこへ置いてしまいますと、どうしてもリージョンの方へ行く方が、駐車場が空になってもこちらか満杯だと。中には、横着な者は通路の上へ置いていく、こういうことになりますので、その点はひとつ配慮をしていただきたい、かように考えます。 最後に消費税についてですが、市長は税率アップの点についてはお言葉がございませんだ。いろいろ今までからやりとりがございます。これはもうくどくなるので、また委員会等で個別にやっていただきますが、税率アップにつながるということについては、私絶対に許せないことだと思っておりますので、もしその点で市長御所見がございましたらお伺いしたいと思います。 ちょっと長くなりましたが、再質問以上でございます。 ○議長(森錦一君) 当局の答弁を求めます。 ◎市長(岡村初博君) 退職者の活用ということにつきましては、当然私ども、定年後再就職の意思があるかないかを確認をさしていただきまして、そしてそういう考えのある人については、できるだけ再雇用の場を確保いたしましてお願いしておる、こういうことでございまして、大変今日まで経験した才能、能力、これをお元気な間は最大限ただいまのところ大体活用させていただいておる、かように思っておるわけですが、今後事業がさらに重要な問題がふえてまいりますので、そういう点で今後とも対処してまいりたい、こう思っております。御了承いただきたいと思います。 ◎市長公室長(藤波津三君) 献血と骨髄バンクの問題でございますが、まずちょっとお断りをさしていただきますか、私、献血に参加する職員の取り扱いにつきましては、職務専念義務の免除あるいは特別休暇の扱いという形でお答えをさしていただきましたので、その点はひとつ御理解を賜りたいと思います。決して私はそういうような気持ちは毛頭持っておりませんので、その点御理解を賜りたいと存じます。 それから、その前段でございました骨髄移植にかかわります問題でございますが、私の一存でという答弁を求めていただいたわけでございますか、この問題につきましては、国家公務員の間におきましても、その取り扱いにつきまして、厚生省とあるいは自治省の間に若干自治省がおくれをとったというような論議もございまして、私どもといたしましては、気持ちとしては十分理解をいたしております。ただ、今ここで地方公務員法との扱いもございますので、そこらにつきましては、そういう気持ちを持っておりますが、もう少し研究をさしていただきたい、そういう気持ちでおりますので、気持ちとしては前向きに取り組む姿勢は持っておりますけれども、そういう形でお答えをさしていただきましたので、ひとつ御理解を賜りたいと存じます。 ◎産業労働部長(宇田川和風君) 中小企業福祉勤労者サービスセンターにつきまして、ハード面はいつごろかという御質問でございますが、私どもといたしましては、まずやはりソフト面を先に進めさしていただきまして、その中の需要がどういう形になってくるかということによりまして、他の複合的な施設とどう協調していくかということに相なろうかと思いますので、今私どもといたしましては、ソフト面のいわゆるセンターの設立に向けて鋭意努力をいたしておりますので、その中の議論の中で、いわゆる広域なり他の施設との調整を見ながら、ハード面の方に進めていきたい、かように思いますので、いましばらく、ハード面の具体的な投資という部分につきましては御猶予をいただきたい、かように思います。 ◎教育長(荒木務君) 津市の教育研究所で業者テストにかわるものをつくれないかという御質問でございますが、この業者テストを現在利用しておりますのは、中学生浪人をつくらない、出さないというために利用をしております。そこで、全県一区の職業課程につきましても、また普通科のことでいきますと中勢地区になりますが、一市がつくっただけでは、中勢管内の各学校が利用しなければ、どこら辺に自分がおるのかという位置づけかわからないということから、難しかろうというふうに思います。だから、前の議会でも、公益法人によってつくったらどうかという御意見もございましたが、これをつくりましたとしましても、やはり偏差値の問題が出てこようかと思います。したがって、今後いろんな面で検討をしていかなければならないと思います。 以上でございます。 ◎財務部長(米本俊雄君) 一般駐車場の関係で、東の駐輪場の利用というようなことで御質問いただきましたので、お答えしたいと存じます。 現在御承知のように一般駐車場の東側の駐輪場につきましては、監視が行き届かない面もあり、また利用頻度も少ないように思われますので、実態調査等を踏まえました上で、整備につきまして検討を進めてまいりたいと存じますので、よろしくお願いしたいと思います。
    ◆7番(中村治君) かなり時間が経過しておりますので、この辺でとどめさしていただきますが、市長、退職者の件については、今までもいろいろやっていただいておりますが、特に私はサイエンスなり今度の拠点都市にかかわって、やっぱし今までのノーハウを生かしていただいて、限られた期間ですので、その方たちにもせひ協力をしていただく、こういう立場で申し上げておりますので、その点御理解をお願いしたいと思います。 残余の点につきましては、各委員会において論議をしていただくようにお願いして、終わらしていただきます。どうも長時間ありがとうございました。 ○議長(森錦一君) 午さんのため、暫時休憩いたします。   午後0時22分 休憩   午後1時47分 再開 ○議長(森錦一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 総体質問を続行いたします。11番駒田拓一君。        〔11番 駒田拓一君 登壇〕 ◆11番(駒田拓一君) いかに名前が金丸とはいえ、隠し金庫から出るわ出るわ、割信などで36億円、金の塊が数百キロといいます。自民党の中枢にあった政治家とその秘書が、政治資金の取り扱いを隠れみのとして、私的な蓄財を巨額の規模で進めてきたことを示す今の金丸事件ではないでしょうか。怒りを通り越してあきれる思いでありますが、企業献金禁止がこれ以上猶予を許さない焦眉の課題であることを証明しているのではなかろうかと思います。感じるところを市長、お述べいただきたいと思います。 さて、津市でも造船会社が人員整理を計画しておりますし、繊維も同様50人を超える合理化を近く発表するようであります。この長引く深刻な不況は、市民生活に大きな影響を及ぼしています。地方自治法は第2条で、地方公共団体が処理しなければならない事務を列挙していますが、その最初に「地方公共の秩序を維持し、住民及び滞在者の安全、健康及び福祉を保持すること」とうたっています。この自治体本来の立場を貫くことの重要性が、一段と求められていると考えます。この観点から、市長の施政方針と、その裏づけとなる予算が組まれているのかどうかを吟味しながら、日本共産党を代表して質問をさせていただきます。 まず最初は、消費税であります。私は、少なくとも消費税の中で食料品は非課税にすべきだと考えます。ごらんいただきたいと思いますが、(提示)これは1989年12月24日、全国紙に自民党が1ページを使って掲載をした公約であります。「家計簿にはっきりと出る見直しです」別に目の検査をするわけでありませんか、毎日の食料品非課税です。そして最後に、消費税は優先して福祉に充当します、こうはっきりと公約をしたのです。自民党がしたのです。市長は、これを今どのように受けとめられるでありましょうか。また、朝の論議にもありましたけれども、この観点からするならば、津市かいま一歩踏み込んで、せめて水道料に転嫁している消費税を廃止するとして、だれがそのことに対して抗議をすることかできましょうか。市長の決断と断行を求める次第であります。 次に、不況の2点目として、固定資産税の引き下げ、国民健康保険料の減免対象の拡大、保育料値上げの先送りを求めてまいりたいと思います。 3点目、公共事業発注で地元業者優先配慮と、その具体的方法をお聞きします。 4点目、小規模事業資金融資の利子、保証料の補てんを市が図るよう求めたいのであります。まさに緊急措置が必要で、そのためには幾ら要るのか、またいつから実施される見込みなのか、具体的に御答弁いただきたいと思います。 5点目、金融審査会の速やかな開催と決定を希望するものであります。 項目の2は、在宅ケアの支援拠点としても期待される橋南地区への特別養護老人ホームの建設を求めるものであります。安心して老いるための保障として、歩いて行ける距離のところへ特別養護老人ホームをつくってほしいという願いは強うございます。市長は、どういう条件が整えば建設していこうとお考えになっておられるのかお聞かせください。 項目3に移ります。高齢者、障害者が安心して出歩ける津の町に。これを求めて具体的にお聞きします。 1、津駅JR側階段へのエスカレーター設置については、市長から要請いただくよう既にこの席からも訴えてきたところでありますが、先方の意向はどうでありましたか。 2、上浜町6丁目地内、JRの名称では「上浜町4丁目第一近江絹糸踏切」と書いてありますが、この踏切へ遮断機をつけてもらうべく働きかけていただきたいのでありますが、いかがでございますか。 3、三重交通のバス停留所には、屋根、風防のないところが多く、困っている人がたくさんいます。ぜひとも設置を求めてもらいたいのでありますが、この点についても御見解をいただきたいと思います。 4、ハンディキャブが大変喜ばれて利用が多うございます。増車を切望する声にこたえていただきたいと思います。 5、車いすで歩くには危険箇所がまだまだ多い市内であります。市長は、職員やあるいは議会の希望者と一緒に車いすの体験乗車をされるお考えはございませんか。 項目4、流域関連下水道についてお聞きをしてまいります。面整備が進んでいるのを喜んでいますが、問題点は幾つかあります。指摘をさしていただきます。 まず、この地図をごらんいただきたいと思いますか、(提示)この赤い線の上は認可区域です。橋南の一部です。問題は、なぜこのようにのこぎり刃のように出入りして認可区域をつくったのかどうか。そして育生小学校、橋南中学校、育生幼稚園、橋南市民センター、さらに後で雲出も指摘をしますが、雲出小学校、雲出幼稚園、それから聾学校、そういった教育設備は一切除外してあります。そこで、こののこぎり刃状になっておるそのことが明快な根拠もないことと、一部区域外で救済措置、すなわち工事を進めていることから、外された住民の中に、不公平感、被差別感が生じています。なせのこぎり状になったのか、その理由。区域外で一部民間に対する工事は、どのような事情で、どのような手続を経て認められたのか、その経過。また、この際、区域の線引きを手直しして是正すべきだと考えますか、どうですか。 下水道の2点目は、この事業かおくれている原因は何なのか。第1期工事と言われる370ヘクタールの認可区域の整備完了時期はいつになるのか。また、投資額見込みはどれだけかお答えいただきたいと思います。 下水道の3、流域浄化センターか完成し、供用開始される今、面整備の思い切った飛躍が求められます。それは、水洗化への住民の切実な要望と、処理場自体の効率的運用、さらに整備と水洗化とのタイムラグを計算に入れれば、このことは十分裏づけられるものだお考えます。どうでありましょうか。 項目5に移ります。津にえざき・なぎさまちプランの凍結を求めて質問をいたします。1月13日付でありますが、開発とリゾートについての2つの新聞記事に注目しました。一つは中日新聞の「環境最前線」です。この中で、三重大学の目崎茂和教授が述べておられるのは、「白塚海岸には海ガメもきていた。東京湾、大阪湾では破壊されて今はない自然か伊勢湾には残されいる。この今ある自然を最大限守りなから、開発をすすめる地球環境の実験的海域として世界から注目されるのか伊勢湾」であると述べて、「まず計画ありきではダメ。今までのアセスメントは開発を前提としている。あらゆる基礎データを集めることだ」、こんなふうに書いています。もう一つは、毎日新聞のリゾート開発の崩壊に触れた「記者の目」であります。第三セクターの参加企業が次々撤退していくことについて、「不況時、企業の足並みの乱れと、自治体の思惑の違いが生じてくる。企業にとっては所詮ビジネス、採算性あっての話だ」、こんなふうに書いています。 私ども日本共産党は、なぎさまちプランは、自然破壊はあっても、リゾートも大型ショッピングセンターも、津市と住民たる市民に本当の意味での利益をもたらすことはない、こう重ねて主張をするわけであります。目崎教授が言われるように、少なくとも日本の母体を象徴する海として絶好のモデルケースと注目される中、徹底した基礎資料を集めること、それまでは計画を進めないことではないか、このようにお聞きをいたす次第であります。 項目6に移ります。中勢北部サイエンスシティ構想についてであります。 1、この構想が出されてから約10年の空白は、地元や地権者の信頼を失ってしまいました。これをどのように取り戻していくおつもりか。 2、地方拠点都市地域の指定を受けて進めようとする対象は、約150ヘクタールと説明しますが、500ヘクタールに及ぶ全体計画との関係はどうなっていくのか。ワールドセミナーパークとか、クラスターではニューライフあるいは産業、また農業と並べられていますが、イメージかわいてこないという、そういう状況です。少なくともこれだけはぜひつくるというプランは何なのかお示しください。 3、この不況下、民間の参加をどのように見通しているのか。 4、財政見通しはどうなのか。採算ありと見るのでしょうか。 項目7に移ります。生活道路の改修促進を求めます。道路の維持補修にかけてきた金額を決算額で見ますと、'89年の3億8,239万円、この数字を100とすると、'91年度が113、'92年度見込みは'81にすぎません。自治会などから寄せられる舗装、補修要望と、工事実績との格差は、縮まらないどころか広がっているのが実態であります。どのように解決されるおつもりですか。 項目8、三重短期大学に寄せられる地域貢献への期待について御質問します。地域に密着し、かつ開かれた高等教育機関として責務を果していくとのピジョンのもとに、昨今の積極的な活動には目を見張るものがあります。地域振興、地域の活性化が叫ばれている中、この面での地方自治体などの期待にこたえる研究や仕事をどのように発展させていく方針なのかお聞かせください。 9番目は、津市体育館の床についてお尋ねをします。1966年--昭和41年の建築以来、床面を削り補強すること数回に及び、もはやこれ以上削れない状態になっていると言われています。約15ミリの桜材の板を組み合わせた床も、10ミリを割るほどの薄さになったので、本実の組み合わせ部分が反り出したり、割れるところも出てきて、体育館シューズを用いない剣道などはだしで行う競技には危険になってきていると見ます。急ぎ対策が求められると思いますが、いかがですか。 最後に、議案第32号平成5年度一般会計予算第2款総務費中企画費、町づくり長期展望調査研究委託料500万円、この目的は、第4次総合計画策定に向けその基本構想の基礎データをまとめるため、三重大学地域共同研究センターに委託すると説明されています。 そこで1、基礎データとは何を指すのか。 2、市職員を共同研究者として参画させるといいますか、どのような任務を持つのか。 以上でもって私の質問とします。的確な御答弁を期待します。ありがとうございました。(拍手) ○議長(森錦一君) 駒田議員の質問に対し、当局の答弁を求めます。          〔市長 岡村初博君 登壇〕 ◎市長(岡村初博君) いわゆるバブル経済の崩壊という環境の中から、大変不況が進行しておる、こういう事実はまさにそのとおりであろう、こう思っております。したがいまして、今日までいろいろと不況対策か講せられてきておるわけてございますが、残念ながらまだそれらしい兆候もあらわれてきてない、こういうふうな状況でございまして、こういう情勢の中で私どもは平成5年度の予算を編成をさせていただきまして、大変残念ではありますけれども、税収の伸びか従来のように期待できない、こういう状況の中で今日まで努力してまいりました財政の健全化のために積み立ててまいりました調整基金をほとんど投入して予算を編成した、こういう現実であるわけてございます。 したがいまして、特にまた歳出におきましては、週休2日制等に伴う人件費の問題、あるいはまた福祉施設等がオープンいたします関係からの措置費等の増、その他等々いろんな財政需要もあるわけでございまして、したがって大変苦しい予算編成いたしましたか、一方また、不況脱却のためには、どうしても公共事業等についてはベースを落とすわけにいかない、こんなふうなことで進めてまいったのてございますので、どうぞひとつまずもって意のあるところをお酌み取りをいただきたいと思います。 その中で、住民の暮らしを守るという観点からの消費税に対しまして御所見をちょうだいしたわけてございます。食料品に対します課税につきましては、大変私どもも、いろいろと水道料金等に対する課税も含めて、当時陳情もいたしてまいったわけでございますが、3,000万以上の売り上げある業者にかかわる点につきましては、やはり残念ながら消費税が食料品であってもかかる、こういうことに相なってまいってきておりまして、そのことに対して市長はどう思うかということでございますが、私どもは機会かあれば、やはり当然水道料も含めてでございますけれども、この問題については要請をして改善を求めていくということはすべきであろう、こう考えております。 また、水道料について決断と断行をという御所見でございますが、これにつきましては、私どもも随分当時御議論もちょうだいしましたし、私どももこれにつきまして検討も進めましたが、私どもはまたこれからの水需要に対応していくためには、どういたしましても新しい水源の確保等も避けて通れないわけでございまして、それらを勘案してまいりますと、長いサイクルで考えた場合におきましては、必ずしも、非課税にすることがベターである、このようには判断することができなかったわけでございまして、いずれは住民の皆さん方にその分は転嫁せざるを得ない、このような判断をいたしましたので、当時といたしまして、水道料金に対しましてもお願いを申した、こういう経緯がございますので、どうぞひとつ意のあるところ御理解を賜りたい、かように存じます。 次に、第2点目としては、固定資産税の引き下げあるいは国民健康保険料の減免対象の拡大あるいはまた保育料の値上げの先送りというようなことで御所見を拝聴いたしました。それぞれ国の施策あるいはまた対応ということから、それらに対応しての進め方をしなきゃならん面もありますし、国保につきましても、減免等につきましてもいろいろと今日まで施策を講じてまいってきておりますが、まだまだ国の指導に対しまして、私どもとしても限度額等につきまして強い指摘も受けておるという昨今の現況等考えてまいりますと、それなりの御負担をお願いしなきゃならん、こう思いますし、あるいは保育料値上げ等につきましても、大変私どもが保育にかけてきております今日までの努力、成果、その上に立っての保育行政でございますので、私どもとしては適切なる保育料につきましてはぜひお願いをしていかなきゃならん、かように考えておりますので御了承を賜りたい、こう思います。 次に、高齢者対策等につきまして数点御所見等をちょうだいいたしましたが、それぞれ担当部からお答えをさせていただきますが、車いすの体験乗車といいますか、一回歩いてみたらどうか、こういうことでございますが、昨年、やさしい町づくりのための指針等をも制定をさせていただきまして、それなりの公共としての対応を逐年進めてまいっていきたい、こう思っておりますし、あるいはまた歩車道等の問題につきましても、それなりの改善もしております。また、障害者の方たちのウォークラリー等にも私も顔を出さしていただきまして、その状況等拝見をさしていただいて、本当にそのウォークラリー等に対しまして非常に障害者の方たちが喜々として参加をしていただき、あるいはまたボランティ了の方も大変熱心に障害者の方と一緒になって楽しんでおみえになる、こういうことも拝見さしていただいておりまして、あえて私が乗らなくても、大体のそういうことに対する認識は持っておるつもりでございまして、今後ともひとつそういう面については努力してまいりたい、こう思っておりますので、よろしく御理解を賜りたいと思います。 他の問題は担当からお答えをさせていただきます。 流域下水道につきましても種々御意見等も拝聴さしていただいたわけでございまして、大変流域下水道の供用開始がおくれてまいりまして、大変私も残念に思っておったわけでございますが、私どものこの流域下水道の処理につきましては、影響するところが大きいわけでございまして、したがって地元対応等に日時を要した、こういう点もあるわけでございまして、しかし、今日極めて地元におきましても、陸上、海上を含めてスムーズに事業が進められておりまして、大変うれしく思っております。若干の今日までのおくれは、私どもとしては面整備も同時並行にかなり進めてまいってきておりまして、したがいまして、それなりに流域下水道として整備促進に努力してきた、こう思っておる次第でございます。 ただ、御指摘いただきましたように、橋南地域におきましては、残念ながら一部のこぎり状になっておる、こういうふうなことでございまして、これにつきましては、当時の事情等については担当部の方からお答えさしていただきたい、かように存じますが、どちらかといえば当時面整備についてもかなりの事業費が要る、こういうふうな中におきまして流域が進んでいく場合に、面整備がついていけない場合があり得るんではないか、こういうことで橋南地域について、従来下水道管が埋設されている地域として橋南地域があったわけでして、その橋南地域を事業区域にとりあえず入れるというふうな形の中から流域がスタートした、こういう経過があるわけてございまして、それが今のような形での姿になっておるのではないかな、こう考える次第でございます。 細部については、私も、大分前のことになりましたので、ちょっと忘れておりますけれども、当時は流域下水道というのは、私市長になりました当時の話は、津松阪圏を含めて広い地域で流域下水道を行う、こういう計画であったわけですけれども、しかし、津の終末処理を松阪の沖へ持っていけるんか、あるいは松阪のものを津の海岸へ持ってこれるんか、こういう議論を私はいたしまして、それよりは一日も早くできる方法としては、やはり雲出川左岸流域を、久居も少し公共下水道の計画が木造の周辺であったわけでございますから、したがって、そこで流されるよりは、引っ張ってきて、津の海できれいにして流した方がよりべ夕ーだ、こういうふうな認識もありましたし、私どもと久居とそれから香良洲も含めて、この一応雲出川左岸流域という形に大きなぼかでかい計画を、私に言わせればまさにばかでかかったと思いますが、失礼な表現ですけれども、それを縮小して現実味のあるものにしよう、こういうことで県に対して具申を申し上げまして、今日の形に持ってきた、こういう経過ですし、場所はどこだ--これは日本鋼管さんか50万トンというドックの話が立ち消えになった段階でございましたから、あの地域が一番問題かないのではないかという形での提言をして今日進んできた、こういう経過でございますので、ひとつどうぞ、このぎざぎざについても、そういう経過の中で国に対して事業区域を申請する段階における一つのそういう従来の管が埋設している地域をまず利用して入れて進めよう、こういう形になって現在の姿ができた、こういうことでございますので御了承をいただきたい、こう思います。 その他の項について、あるいはまた私の説明で不備な点ありましたら、担当からお答えをさしていただきたいと思います。 ただ、ここでちょっとお断りさしていただきたいのは、下水道事業につきましては、特別会計で行っておりますけれども、公共も含めまして大変な予算が伴うわけでして、本年度におきましても一般会計から20億繰り入れをし、そしてそのうちの10億が起債の償還に充てられ、10億がいわゆる補助残という形での負担でありまして、それによって15億程度の事業が進められていく、あるいは中央浄化センターの運営費に充てられる、その他若干の負担も住民の方たちもいただいておりますけれども、これはほに中央浄化センターを維持する一部である、こういう現実でございまして、財政的に一つの大きな制約もございますので、継続的にかつまた効率的に、かなり期間はかけたといたしましても、それを確実に進めていく、こういうふうなことで進めなければならないのではないかな、このように考えておる次第でございます。 次に、なぎさまちプランにかかわりましては、先ほど中村治議員さんにもお答えをさしていただいたようなことでございまして、駒田議員さんには共産党という立場あるいはまた議員団としてのお立場での御発言だ、かように存じますが、従来から大変この問題につきまして深い御関心をいただきまして、いろいろと御意見等ちょうだいしておりまして、私どもも参考にさしていただく点は十分参考にさしていただきたい、かように思っておる次第でございまして、したがってそういう面からは、背後地等の問題についても、これも一つの大きな契機になって、都市改造を含めてやはりどうすべきかという議論にまで発展をしてまいってきておりますし、あるいはまた海の問題等につきましても、いろいろと御所見も拝聴しながら進めておるわけですが、幸い、実は先ほど、今回私どもも昭和61年に津にえざき・なぎさまちプラン委員会ということで、大学の先生あるいはまた有識者の方たち等でお願いを申し上げたりもいたしましたし、あるいはまた61年度にはその幹事会等をも、第5港湾の課長さんあるいはその他海に関する見識のある皆さん方、大学の先生等もお願いして、積み上げて今日まで来ておるわけでございまして、出島方式その他も含めまして、随分三重大学の先生等の御所見等をも参考にさしていただきまして、今日のような形でのアウトラインを作成さしていただいた、こういう経緯があるわけでございますし、さらに午前中に若干最近の動きとしての港湾事業としての問題等も中村議員さんにもお答えをさしていただきましたけれども、津松阪港直轄海岸保全施設整備事業、こういうことで直轄海岸ということで、このようなパンフレットまで第5港湾か発行しております。(提示) そして、これはただ単なる堤防を改修することではなくって、事業の趣旨としては、津松阪港の海岸護岸の整備を行うに当たっては、高潮、異常波浪、地震に対して十分に安全てあることはもちろんであるが、自然環境との調和、親水性を考慮し、かつ地元地域計画を勘案するとともに、現在の海岸の利用状況を十分に生かした整備を行う、場合によっては面的防護方式の採用も考えていると。こういうふうなことで大変面的防護の例としての離岸堤であるとかあるいは植栽、砂浜の関係とか、大変私どもとしてはありがたいといいますか、従来、にえざき・なぎさまちプランの中での北側の2分の1の地域で構想として持っておったと同じようなことをこの区域の中で進めよう、こういうふうな立派なパンフレットが出されておるんです、第5港湾の玄関のところに。それぐらいのことで取り組んでいただきます。これは平成4年度からですから、4年度は大変事業費は少ないんで、調査程度のことでございますけれども、いよいよこれからどこからどういうふうに手をつけていくか、こういう議論にまで来ております。 当面は、香良洲から松阪の周辺までということになっておりますけれども、私もこんな話を聞いて、なぜ津は外れたんだということで大分文句を--文句というと言葉悪いんですが、申し入れは十分いたしております。予算のことだから、すぐにはいかんかわからんけども、しかし、テスト的にどんどんやっていく経過の中で、やっぱりさらにそれか終われば、津の方へも入れるわな、こんなふうなことでございますので、具体的には県国に対しましてそういう形での陳情をする、こういうことでさしていただいておりますし、これからさらにこれを熱意を持って努力をしていきたいし、そしてそれが予算的にふえてくれば、またそういうことも進められるであろう、こう思っておりますので、先ほどの中村議員さんに、津の区域についての問題を御質問いただきましたのでお答えさしていただいた、こういうことでして、これをひとつ十分てこにしていけるようにしたい、こう思っておりますので、意のあるところはお酌み取りいただきたい、こう思う次第でございまして、にえざき・なぎさまちにつきましても、そういう面も十分あわせて私どもとしては考えてまいりたい、こう思っております。 そこで、御提言としては、基礎資料集めてというふうな御所見でございますので、さらにそういう面については努力をしてまいりたい、こう思っております。 そこで、当面とにかく港湾計画の改定は、どうしても次期、第何次になりますか、その国の計画に乗せないことには、またその期間外れる、こういうことに相なるわけでございますし、やはり午前中に申したように中部国際空港の関係とか、いろんなこと等考えてまいりますと、ぜひそのことをこの基礎資料を調査していくということとは別個にまた行政的には進めていく必要あると。その中で、やはり問題は漁業者に対してどうすべきか、漁業振興とのかかわりをどうすべきか、これがまず一番問題点になることである、こう思っておりますので、平成5年度におきましては、その問題に担当課もある程度業務を絞り込んできておりますので、その問題に積極的に取り組んていきたい、かように考えておる次第でございます。 次に、中勢北部サイエンスシティ構想にかかわりましてのいろいろと御所見等も拝聴いたしました。これにつきましても、漏れた分は担当からお答えさしていただきますが、中勢北部サイエンスシティ構想、構想という形で津市の全体の調査をいたしました段階から、もう三菱総研に依頼して出てきたやつから10年もたっとるわけですが、私どもとしましても、あの地域の開発のためには、どうしても道路が必要なわけでございまして、したがって中勢道路の進み具合によってやはり対応していかなきゃならんのだ、こういう前提があったわけでございます。 道路は、なかなか、私どもとしてはいろいろと今日まで努力してまいりましたけれども、中勢道路にいたしましても、現在のような状況でございます。昭和51年に三重工事事務所と私どもと協議をして、それから地元へおろし、さらにまた都市計画決定を57年にし、58年にようやく建設省の事業区間区域を決めていただいて、33.8キロの中の津の区域あるいは河芸の区域、鈴鹿の区域、久居の区域と、こういう形で大体今のところ2分の1ぐらいの区域は事業認可をいただいたと。 その中でようやく窪田から306号までの区間が事業区域として認められて、本年度90%近くのその間の用地買収かできたということでございますから、あとは予算のつき次第進められるということですから、まさにこの時期こそ逃してはいけないわけですから、従来から持っておる500ヘクタールの中で、国として考えておるところの通産省が考えておる事業に乗ろうと。これがいわゆるアルカディアという表現にしておる区域でございまして、ただその区域は30ヘク前後でございますから、ああいう500ヘクの中でせめてさらにもう少し地域を広げて、私どもは150ヘクぐらいになるわけですけれども、その地域を第1次として、開発といいますか、土地利用をすべきである、こういうふうな前提で考えておるわけでございまして、拠点都市という中で具体的に指定を受ける事業としてはアルカディアになろう、こう思っておりますが、それら以外のものについては、私どもとして独自のものとして進めていかなきゃならん、こう思っております。 しかし、これは当然国道も走るようになり、あるいはまたそういう広い地域でございますから、今後ともこの土地利用については慎重に、しかし、それか御指摘いただくように財政的にいろんな負担につながらないように、これは当然していかなきゃならんわけですから、その辺を十分勘案しながら、私どもとしては慎重に、しかしまた大胆にやるときにはやらなきゃならん、こう思っておるわけでございます。ただ、平成5年度におきましては、まず土地を確保するということが第一でございまして、土地を確保すれば、もう公共なんかはほとんど8割まで事業ができたと同じようなことになるわけですから、したがってその面で地元に対して積極的にお願いを申し上げ、また御説明を申し上げ、あるいは受け皿づくり等お願いして進めていこう、こう考えておるわけでございます。 その150の大体のレイアウトといいますか、大まかな面積、比率、その他については、事務的な面で一応は考えておりますので、それらにつきましては担当の市長公室からお答えをさせていただきたい、こう思うのでございます。これもまだ確定というものではございませんので、現時点におけるそういう構想で進めていこう、こういうことでございます。 それと、もう一つ、やはりいろいろと民間がこのような不況の時期になって大きく期待をできるのかというふうな御懸念があろうと思います。私もそんなに大きな期待はできないであろう、こうも思っておりますが、しかしながら、やはりこの地域においては住宅需要なりあるいは工場の用地なりあるいはまた流通団地の用地なりと、こういうふうなやっぱり土地利用に対する要請はあるわけでございますので、それらもうまくひとつ取り込みながら、こういうふうな考え方もあるわけでございまして、したがって、私としては十分この150ヘクについては対応し得る、このように確信をいたしております。 漏れた分、御質問の真意等についてもしございましたら、再質問等でもお答えをさしていただくし、担当からもお答えをさしていただきたいと思います。 とりあえず以上で壇上からの私の答弁を終わらさしていただきます。          〔総務部長 森 貞夫君 登壇〕 ◎総務部長(森貞夫君) 公共事業発注で地元業者優先をとの御質問につきましてお答え申し上げます。 市が発注しております土木建築等の指名に当たりましては、中小建設業者が多いことから、これらの業者の受注機会の確保の必要性を強く認識しているところでございます。特に市内業者の育成という観点からいたしまして、市内業者で対応可能な工事につきましては、既に従来から優先して発注しておりますし、また各工種にわたる大規模な工事につきましては、市内業者で対応できる部分かあれば、分離して発注を行っているところでございます。 この発注するに当たりましては、まず第1に、市内業者で対応可能か否かを考え、可能ならば市内業者で発注を、次に2番目に、市内業者では対応可能な業者数が少なく、競争性が乏しい場合には、市内業者と、市内に支店、営業所等を有する業者あるいは県内業者と混同での発注を、3番目に、市内業者で対応困難な場合は、市内に支店、営業所等を有する業者で、次に4番目に、それでも対応できなければ、登録されている県外業者に指名ということになりますが、あくまで市内業者優先を第一に考え、発注を行っているところでございます。 一方、最近の特色といたしまして、専門的あるいは特殊工事が増加傾向にございます。これらのうち、市内業者で対応が困難であると判断した工事につきましては、先ほど申し上げました手順により、やむなく県外あるいは県内業者を選んでいるのが実情でございます。 また、共同企業体という方式での発注方法がございます。従来より業者の資金負担の軽減等、中小建設業者の育成の観点等から検討いたしているところでありますものの、現状におきましては、工事の技術的難易度、工事期間あるいは運営、施工管理面における研究事項等も考えられましたため、近年はこの共同企業体での発注は控えているのが実情でございましたが、今後、中小建設業者育成という見地及び適正履行の確保の見地等を留意しつつ取り人れてまいりたい、このように考えております。 いずれにいたしましても、市内の中小建設業者の受注機会の増大を基本的な考えといたしまして発注業務を行っているものであり、これらの考えのもと、さらに一層努力してまいりたい、このように考えておりますので、よろしく御理解いただきますようお願い申し上げます。 以上でございます。          〔産業労働部長 宇田川和風君 登壇〕 ◎産業労働部長(宇田川和風君) 小規模事業資金融資につきまして御答弁を申し上げます。 まず、小規模事業資金の利子保証料につきましては、補てんをしている市もございまして、県下全域での不公平感を生じていますことから、制度の見直しを含めて、県へ補てん制度の新設につきまして要望してまいりたいと存じます。 続きまして、金融審査委員会の開催につきましては、津市中小企業金融審査委員会要綱によりまして、申込書の提出期限を毎月月末としており、申し込みのあった翌月に審査委員会を開催いたしております。審査委員会の開催につきましては、調査及び審査委員への通知等の準備期間が必要でもありますが、現在中小企業におきましては、非常に厳しい局面に置かれている状況にありますことから、御提言の趣旨を踏まえ、要綱の見直しを行ってまいりたいと存じます。          〔福祉保健部長 大河内徳松君 登壇〕 ◎福祉保健部長(大河内徳松君) 橋南地区へ特別養護老人ホームを、在宅ケア支援の拠点としてもどういう条件が整えば設置できるかとの御質問にお答え申し上げます。 特別養護老人ホームの本市の状況でございますが、御承知のとおり、本年4月から設置の新設、増設によりまして、定員が80名の増加をし、合計で6施設510名の定員となる予定でございまして、県内の他市に比べますと、施設数、定員とも充足率は高い位置にございます。 今後の整備につきましては、現在作成をいたしております老人保健福祉計画の中で、サービスの量及びサービス供給体制の確保を定めることになっております。国におきましては、高齢者保健福祉10ヵ年戦略におきまして、特別養護老人ホームの入所定員を平成12年には65歳以上の年齢人口のおおむね1.1%が必要であろうとの目標量が設定されておりまして、本市におきます整備量は、既に定員が、現在の老人人口に対して約2.4%が現状であります。また、本年4月1日から老人ホームヘの措置権が町村へ移譲されること等によりまして、郡部の方で新しい施設の新設の動きが出てまいりますと、本市への施設の新設につきましては難しい面もあろうかと考えておりますが、いずれにいたしましても、現在老人保健福祉計画を作成中でありまして、今後目標量等について県と協議を重ねまして、計画の策定後におきまして設置場所等も含め検討させていただきたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどをお願いいたします。 続きまして、高齢者、障害者が安心して出歩ける津の町に、の中で、津駅JR側へのエスカレーターの設置をとの御質問でありますが、津駅JR側へのエスカレーターの設置につきましては、津市住みよい福祉環境づくり推進指針の施行時に、指針の啓蒙とその協力を依頼してまいったところであります。その後、駅整備標準が定められていることをお聞きいたしましたので、JR三重支店に問い合わせを行っておりますが、駅舎等の改修時以外は、乗員人数等から、津駅の場合難しいということでありましたので、重ねての要望は残念ながらいたしておりませんが、なお現在JR東海鉄道も駅整備標準の改正を検討中であると聞き及んでおります。 しかしながら、近鉄ホームヘの設置状況や利用者の御意見等を拝聴いたしますと、その利便性等から設置は必要と思われますので、障害者にやさしい駅とするためにも、また指針の反映を促進するためにも、粘り強く実現に向けて要望してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 次に、上浜町6丁目地内JR踏切への遮断機をとの御質問でありますが、当上浜町6丁目地内JR踏切への遮断機の設置につきましては、JR側に問い合わせましたところ、安全性の確保のためには遮断機をつける必要性は承知をいたしているものの、JR全線の安全対策の優先順位からいたしましては、早期の対応が難しいとの見解が示されております。当踏切は過去に人身事故もあり、その後の対策として、踏切付近への看板の設置や両サイドの入口に規制杭を立て、自転車の乗車による通行ができないような対策をしてきたとのことでありました。 そこで、御質問のございました高齢者、障害者の方々が安心して出かけられる津の町とするためには、この踏切の利用状況や利用者の利便性等、また設置時の経過もありますので、これらを勘案しまして、関係部局や関係機関とも協議の上、安全対策を検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、三重交通バス停に屋根、風防をとの御質問にお答えいたします。屋根や風防施設等の設置してあるバス停につきましては、既に業者の方で一部設置されているバス停もございまして、特に炎天下や雨天、寒冷時に市民から喜ばれる施設と認識いたしておりまして、設置状況から勘案しますと、増設を望むものでありまして、平成5年度予算で計上させていただいております寿乗車券の利用区間の範囲の拡大等を勘案いたしますと、今後高齢者の利用も増加するものと思われますので、物理的に難しい面もあると思いますが、市としての関連する道路等の整備を促進するとともに、事業者である三重交通に対しまして、設置の要望をしてまいりたいと思いますので、よろしく御理解をお願いいたします。 最後に、ハンディキャブの増車をとの御質問にお答え申し上げます。御質問のハンディキャブの増車につきましては、昭和60年4月に津市社会福祉協議会事業として、障害を持つ市民の外出、社会活動への参加を容易にし、市民相互の連帯と共感に基づく福祉の町づくりの推進に寄与することを目的といたしまして、津市ハンディキャブ運営委員会を設置し、ハンディキャブの運行を図っておるところであります。 現在は、重度障害者用リフトつき普通車と、軽度の障害者用の軽自動車の2台で、運転登録ボランティア22名の方々の協力を得まして運行をいたしております。ハンディキャブの利用者につきましては、現在57名が登録されておりまして、病院への搬送等に御利用いただいておりますが、現在2台の車両の運行につきましては、現段階では特に支障は生じておりませんが、利用者の登録が年々増加の傾向にあること、さらには高齢化がますます進むこと等を勘案いたしますと、将来的には運転ボランティアの増員とともに、車両の増車の必要性があると考えておりますので、よろしく御理解を賜りますようお願いいたします。 以上であります。          〔下水道部長 福森操君 登壇〕 ◎下水道部長(福森操君) 橋南地区におきます事業認可区域の経緯につきまして、おおむね市長からお答えいただきましたとおりでございます。 その中で補足いたしますのは、現在認可区域は流域別下水道整備総合計画に基づきます中勢沿岸流域下水道の雲出川左岸処理区の計画が作成された時点で受けました区域が、368.2ヘクタールでございます。当時の区域設定の考え方といたしましては、やはり浄化センターに近いところからおおむね7年程度で整備できる区域を基本としておりましたが、単独公共下水道として既に認可を受けていましたハ幡・橋南・新町地区の一部をそのまま関連公共下水道へ変更され、現在の認可区域の姿となっているわけでございます。今後のこのような問題につきましての見直しにつきましては、認可区域の整備の進捗具合を見きわめながら、国県の指導を受け、また流域下水道の管理者の御意見も十分に尊重いたしまして、認可区域の拡大も含め、地区の不公平を少しでも是正できるよう、効率的な見直しを図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 それから認可区域外でいわゆる整備基準と手続、負担金とか、御質問いただいております。これは多分流域外流入の問題ではなかろうかと思うんでございますが、これは下水道法の第24条がいわゆる区域外流入の根拠法令となっております。同条第2項に基づきまして、認可の申請があった場合、必要やむを得ないもの、またかつ技術上の基準に適合するものであるときは許可しなければならないとなっております。区域外流入につきましては、無秩序な拡大を防ぐこととともに、不均衡な指導を避けることを目的に、下水道部といたしましては現在公共下水道の区域外流入許可基準に対する内規を検討しております。 その一例を申し上げますと、当該土地近くまで管渠が布設されており、供用開始区域に入らなかった場合で、次のすべてが整っている場合が条件となっております。その1つとして、公共下水道施設--これ埋設管ですが--の市の指定する接続箇所に原則として自然流下による排水が可能で、かつ他の公共施設等に支障なく工事ができること。2番目といたしましては、当該土地周辺が3ヵ年以内に供用開始の見込みのない場合。ただし3ヵ年以内に供用開始する見込みのある区域については、家屋の新築またはそれに近い改築の場合とすると。以上のような場合には、申し出により、必要やむを得ないもの、かつ技術上の基準に適合するものと認めて、区域外流入の許可をしてまいりたいと考えております。 このように区域外流入の基本的な考え方は、あくまでも無秩序な拡大の防止と公正な対応でありまして、区域外流入の申し出は、個々の要件なり条件によって個別に対応できるものを対象にすべきであろうと考えております。 それから、事業おくれにつきましては市長からも御答弁いただきましたので、投資額の見込みにつきまして御説明さしていただきます。平成4年度末までに、見込みでございますが、約78億円程度の投資実績でなかろうかと考えております。これは長浜ポンプ場等の雨水整備も含めていることから、若干ヘクタール当たりの単価は高いという印象を与えておりますことも事実でございます。こうしたことから、今後、現認可区域の残事業はあと何年で完了するのかということでございますけれども、5ヵ年計画に基づきます平成3年度、平成4年度の実績平均が、投資額は約19億円で、整備面積は約24ヘクタールであることから、この投資額または整備面積が今後も実施可能であると推測すれば、ある程度年度かかかるんじゃなかろうかというふうに考えております。 いずれにいたしましても、今後は整備区域の拡大、さらには普及率の向上等に努力していかなければならないことでありますが、事業の推進には執行体制等まだまだ問題がありますが、面整備にも重点的に財政の許す範囲で予算の獲得に努力して、5ヵ年計画の達成を目指して整備の拡大を図ってまいりたいと考えておりますので、ひとつ御了解いただきたいと思います。 以上でございます。          〔市長公室長 藤波津三君 登壇〕 ◎市長公室長(藤波津三君) 中勢北部サイエンスシティの構想につきまして、基本的な問題につきましては市長の方から御答弁申し上げましたので、残余の問題につきまして私の方から御答弁を申し上げます。 このシティ構想につきましては、これまで中勢北部サイエンスシティ整備構想推進協議会におきまして、全体計画となります開発整備推進計画等の調査の検討を行ってまいったわけでございますが、今回の地方拠点都市地域の指定を見込む中で、当面第1期事業といたしまして、約150ヘクタール程度の区域を開発しようというふうに考えておるものでございますが、全体的な計画と基本的な理念等については変わらないというふうに存じております。また、先ほどお話のございましたオフィスアルカディアにつきましては、現在業務施設立地円滑化調査を実施しているところでございまして、この第1期事業区域内におきまして、現在のところ、先ほどのこれもお話のございましたように、約25ヘクタールの区域を想定をいたしまして、業務研究開発施設の立地を促進しようとするものでございます。 いずれにいたしましても、平成5年度には一部全体計画の見直しとあわせまして、当調査の結果を踏まえ、全体として調和のとれた開発を行っていきたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 そこで、このような計画の中で、非常に厳しい社会情勢の中で、この事業への民間企業への参加の見通しという御質問を賜ったわけでございますが、現段階におきましては、参加企業を特定している状況ではございませんけれども、今後事業計画の策定と並行いたしまして、現段階からさまざまな工夫を凝らしながら、企業誘致に努力してまいりたい。また、誘致できる条件といたしましても、計画区域の早期造成整備を行いまして、受け皿を準備しておく必要があろうというふうに考えておりますので、先ほどの市長の答弁のように、それを積極的に推進してまいりたいと考えておるものでございます。 次に、この事業に伴います財政計画と採算の見通しはどうか、こういうことでございます。第1期事業といたしまして、開発にかかわりますその見通しにつきましては、現段階のところ、事業計画がまとまっていない段階でございまして、詳細には積算はいたしておりませんけれども、先ほども市長の方から基本的に申し上げましたように、いわゆる購入単価、それから売却等の要素が非常に重要でありますし、またそれらの期間をできるだけ圧縮していくという基本的な方向で我々もこの事業を進めてまいりたいというふうに考えております。 いずれにいたしましても、平成5年度には第1期事業計画の策定に取り組みまして、この中で事業主体を初めといたしまして、財政計画等もできるだけ明らかにしてまいりたい、このように考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 続きまして、議案第32号平成5年度一般会計予算の第2款総務費中、企画費の町づくり長期展望調査の委託につきまして、2点ほど御質問を賜ったわけでございます。 この調査につきましては、平成8年度を初年度といたします第4次総合計画の基礎調査といたしまして、21世紀の初頭に至ります本市の町づくりの基本的方向を明確にするために必要な調査を進めようとするものでございまして、この調査の基本的な枠組みといたしましては、町づくりの背景となります経済社会あるいは市民生活の変化、方向等を検討いたしますとともに、都市生活や都市サービス水準等の現況、その将来動向を分析把握をいたしまして、望ましい本市の町づくりの理念と、この理念を実現するための施策展開のあり方、いわゆるグランドデザインについて中長期的な視野から調査研究を行おうとするものでございます。 また、平成6年度以降の計画策定段階に予定をいたしております市民意識の把握あるいは将来フレームの設定に必要な調査分析手法の検討も行ってまいりたい、このように考えておるものでございます。 そこで、職員の研究員といいますか、市職員の研究者としての任務はどうか、こういうお尋ねでございます。その任務といたしましては、共同研究に参加をいたします市としての窓口となるように考えておりまして、具体的には、共同研究に際しまして、庁内にプロジェクトチームを編成をいたしまして、庁内から幅広い職員参加のもとに調査研究を進めてまいりたい、かように考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。          〔建設事業部長 錦 金則君 登壇〕 ◎建設事業部長(錦金則君) 生活道路の改修促進について、要望と実施の格差をどう縮めるのかという御質問でございますが、答弁さしていただきます。 年間多数の要望をいただいておりまして、その内容は、舗装修繕、側溝整備、路肩整備等さまざまでありますが、どの要望も市民の切実なものばかりでございます。道路を管理する者といたしましては、市民の要望にこたえるべく実施に向け努力しなければならないと十分認識いたしており、その財源確保についても、財政当局にお願いをいたしているところでございます。 御指摘の道路維持補修費の予算推計につきましては、平成4年度の決算はまだ確定いたしておりませんが、見込み額といたしましては、年度途中の補正によりまして、前年度を上回るものと見込んでおります。いずれにいたしましても、財源にも限度かありますことから、確保できました財源をより効率的に予算の執行ができ得るよう、地域単位の路線の選定、工法の検討及び本年度よりは緊急対策といたしまして、小規模なものについては業者委託等の方策も立てておりまして、市民の方々の要望にできるだけ早く対応してまいりたいと考えております。 また、生活道路の修繕につきましては、道路の管理上不可欠の事業でありまして、体制もさることながら、財源確保が安全な道路管理には重要でありますことから、今後とも財政当局と協議をいたしまして、財源を確保すべく努力をしてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどを賜りたいと思います。          〔三重短期大学学長 丹羽友三郎君 登壇〕 ◎三重短期大学学長(丹羽友三郎君) 三重短大に寄せられる地域貢献への期待、こたえていく具体的方針はという御質問いただきましたので、お答え申し上げます。 本学は、より地域に開かれた三重短大を目指して、地域住民のさまざまな教育研究に関する要請に適応すること、並びに地域に根差した特色ある高等教育機関として、現存の機能をさらに高めることができますよう努めています。 これを具体的に申しますと、すぐれた人材を育成して地域社会に送り出すという教育面での貢献、第2は、専任教員の研究成果を通しての研究面での貢献、第3番目は、講演会、各種委員会等への講師等を派遣することによる人的面での貢献、第4番目は、公開講座、講演会等の開催、さらには聴講生制度、特に法経科第2部の活用ということを通して、生涯学習を通しての貢献、こういうようなことでございますが、それを一層強化して地域への御期待にこたえてまいりたいと存じております。よろしく御理解のほど賜りたいと存じます。ありがとうございました。          〔教育長 荒木 務君 登壇〕 ◎教育長(荒木務君) 津市体育館は、昭和41年1月完成以来27年が経過しておりますが、この間、スポーツ大会や各種興行、展示会等、多目的な利用施設として多数の皆様に御利用いただいている施設でございます。 御質問の体育館の床についてでございますが、床材については桜フローリング材を使用しており、昭和47年度、昭和50年度、昭和62年度に床面に反りが生じたため、床研磨塗装工事を行っておりまして、床研磨は約3ミリぐらいを行うとともに、ポリウレタン樹脂塗装で仕上げております。つきましては、築後相当の年数が経過しているところから、施設全体にわたりかなり老朽化が見られるところもありますので、床改修を含め、将来の館運営及び改修計画等をあわせまして、専門家による総合建物調査を検討してまいりたいと思います。今後、その調査結果をもとに、総合的判断を行うとともに、必要に応じ改修についても年次的に進めてまいりたいと存じます。 ◆11番(駒田拓一君) 一通り御答弁をいただきました。必要最小限度で改めてお聞きをいたしたいと思います。 まず初めに、私が壇上で御質問した中で、市内の不況状況を披露しましたけれども、造船会社の人員整理ということについては、造船会社ということになると、これは正確ではないというふうに御指摘もちょうだいをいたしましたので、その辺は訂正をさしていただきます。関係者にもし御迷惑をかけたら、お許しをいただきたいと思います。しかし、いずれにしても、各業種で大変厳しい面が生じているということは、間違いなかろうというふうに思います。 そういう点で、改めて絞っていきたいというふうに思いますけれども、消費税については、津市の水道料などについて、市長が、これから水源確保等々で財源を要していくので、消費税を転嫁しないということになると、その分の支障か生じる、こういうことだろうと思いますけれども、それは消費税がある限りは、何とおっしゃっても、その分はおくれるのは当然だと思うんです。しかし、おくれるほどの額になるのかどうかということと、今のこうした消費税の重くのしかかっている中で、津市で少なくともとり得る措置は何だろうと考えてもらったら、とにかく差し当たり水道料だけでも市で泣こうじゃないかという、そういうまさに決断をやっていただいて、そのことが国政府に対して強く廃止を求めていく力になるんではないか、そんなふうに私は思うわけです。しかも、それは市長が悪いのではなくって、私がいみじくもここでお示しをしたように、今の自民党政府自体か言うたことやないか。自民党に対して、あなた方の公約ではないか。公約であれば、やっぱりそれは守ってくれと迫ってもおかしくないんじゃないか。私らが迫るよりも、むしろ三重の県都津市長としてそういう点を要請されれば、それはもっと大きな説得性かあるんじゃなかろうかというふうに思います。 私自身は、有権者に対する政党や政治家の公約というのは、それを守る義務があると思いますし、もしそういうことを勝手に投げ捨てることができるんならば、議会制民主主義は成り立たない、そんなふうに思うわけです。そういう意味で、あえて市長にはお気に召さん点だろうとは思いますけれども、まさにそういう今私どもの市民の願いにこたえてほしいというふうに思うんです。実際問題として、金塊にしても金屏風にしても、こういうことをやっておる政治家に、今の不況の苦しみとか庶民の暮らしの重さというのは、私は理解できてないと思います。しかし、津市ではそうではない、そんな政治家はいないんですから、だからまじめに行政に携わっていただくトップの長として、そういう御決断をいただけたらどんなに喜ぶだろう、こう思うまでのことでありますので、ぜひ御検討いただきたいと思います。 ちなみに、手前みそで大変失礼なんですけども、実は1946年ですから昭和21年ですが、日本国憲法を協議したときの国会で、私ども日本共産党の憲法草案の中で、第5章に国家財政というのがありまして、そこで「第72条租税の賦課および徴収は変更されない限り1年を限って効力を持つ。消費税はこれを廃止する。」こんなふうにうたってるんです。ですから、日本共産党の草案のここだけでも入れてもらってあったらここだけ入れてもという言い方は間違いですね。ここも採用してもらってあったら、こんな論議はせんでもいいんかなというふうに思うんですか、それは余談であります。 ところで、具体的に固定資産税の問題であるとか、国保料の減免の対象拡大というふうなことを申し上げましたけれども、それにかみ合う答弁というのはありませんだけれども、せめて私がお願いをしたいのは、例えば国保料の減免対象というけれども、減免の制度がある、そのこと自体か公に市民には知らされていないということが問題ではないだろうか。ですから、こういうそれぞれの大変な今の経済状況のもとで、国保料で本当に困ってみえる方があったら、一遍ぜひ相談に来てください、あなたの希望にこたえられるかどうかというのは保証はできないけれども、少なくとも津市の内規なり津市のそういう規定に合うならば、それはできるだけ救済しましょうという、そういう思いやりをこの際果していただくことはできないだろうか。その点に限ってもう一度御答弁いただければと思います。 市内業者の育成についても、今までからもそういう配慮はしているということでありますので、それはそのとおりだろうと思いますが、私どもとしてはやむを得ず大手へ発注をしていくという場合でも、今も少し触れられてありましたけれども、ジョイントの活用でいま一歩踏み込めないのかどうなのか。つまりそういう状況を広げることはできないのかどうかという、そういう工夫、分離分割発注の上でも一段とした工夫をぜひお願いをしたいと思うわけであります。 それから小規模事業資金融資の利子ですが、県へ要請してもらう、これはもうどんどんやってほしいと思うんです。本当は、県が利子補てんなり保証料の補てんをやってもらいたいと思うんですけれども、しかし、やっていない現状下にあっても、産業労働部長おっしゃったように、他の市町村では独自にそれをやってるところが多いわけですね。 私どもの試算では、今予算書の155ページの中に、この融資の貸付金は6,400万円と計上されています。で、そのうち同和予算が5,700万円でありますから、残りの700万円が一般融資となります。実際の貸付枠はこれの3倍ということで、2,100万円という答えが出ます。同額を県が貸し付けますので、貸付額は4,200万円となるはずです。そうしますと、この融資の貸付限度額を500万円というそこから計算すると、この予算というのはざっと8件分ですね。そうすると1件当たり保証料が、大体返済を最長の5年と見て、1件当たりが9万6,000円余りです。そうすると、8件掛けても77万程度ですね。そうしたら、その77万程度は、少なくとも県が見てくれるまでの間は津市で措置しましょうということを、この不況の中で、せめて涙金だけれども、心ばかりさしていただいたという措置をぜひお願いをしたいというのが、私どもの要請の趣旨なんです。 市長、そういうことですので、例えば仮に4月から津市がやってくれたとして、あるいは5月に県が、前の白内障と同じようにうちがやろうとしたら国がやったとかということ、これはあり得るわけですから、現に同和融資は全部県が持ってるわけでしょう。ですから、そういう意味で、つなぎとして、まさにつなぎとして津市がこれだけの措置をやっていただけないものなのかどうなのか。これは改めて、市長ね、あなたのお考えのもとで、そう首をかしげていただくほどのことも、第5港湾計画よりは楽なのと違うかというふうに思いますので、ぜひこれは、駒田発言して何にもようとらんだけども、それでも77万円だけはとったで、あれ機嫌よう座ったのうて言うてもらえるようなひとつ御答弁をお願いをいたしておきたいなというふうに思います。 それからその次の第2項目に参りますけれども、橋南地区に特別養護老人ホームをというそのことについて言うならば、今の基準を満たしているからとか、国が10年後この程度あれば、例えば65歳以上1.1%あったらいいとか、それに対して津市が2.4%だからということではなしに、実際につくってほしいという願いがあるという、それを基準にしてほしいということですから、この保健福祉計画をつくっていかれる中でも、そこをひとつ土台にしてほしいなというふうに思うわけです。 この間、高齢化社会に対する市民意識調査をなされたそうで、具体的なまとめは現在進行中のようですけれども、やはり老人ホームなど施設の充実を求めるのも33%ありますね。これは相談を受けられる機関か欲しいというのが35%、入浴サービスなどの在宅福祉を充実してほしいというのが33%、大体同じように、これは重複回答ですから、全部足して100は超えますけれども、そんなふうにやっぱり要望が高いというのが一つです。 それから釈迦に説法で大変恐縮ですけども、ある本を読んでましたら、デンマークの元社会大臣というベント・ロル・アンデルセンさんか、高齢者1人当たりの入院日数は、OECDの調査では9.1日やと。ところが、日本は世界一長寿国であるにもかかわらず、平均の入院は53日も長いやないか、なぜやろという疑問を投げかけて、やっぱり在宅は大事だけれども、日本には在宅の宅が貧しいのではないか。これは駒田拓一の拓ではなしに、在宅の宅で、家がやっぱりそれだけ貧しいんじゃないかという、そういう指摘をしておられます。まさにそのとおりだと思うんですね。 そういう気持ちで、私は何も橋南へだけつくれということではなしに、一つのまずきっかけとして、歩いて行けるようなところへ、自分の暮らしの延長として、そこにホームがあり、そして生まれたところと同じような環境のもとで、育ったところと同じような環境のもとで老後を送っていくということでないと、かつてのうば捨て山というイメージをぬぐい去ることはできないんではないか。そして近ければ、それだけそのホームを拠点として、さまざまな在宅福祉への支援の手が送りやすいのと違うか、伸べやすいのと違うかという、そういう気持ちから求めたものでありますので、ぜひお考えいただきたいというふうに思います。 高齢者のための町づくりでありますが、もう一つ一つ詳しくお願いするということは避けたいと思いますが、JRにしても、三重交通にしても、そういう方向は持っておると思いますけれども、やっぱり何度か足を運んで、やっとそれにこたえてくれるというふうな状況ですし、津駅が随分よくなって、特に近鉄の駅舎が大変改善されて、あそこからは乗りやすうなったというので、東側へ来ずに、わざわざ西へ回って西側から乗られるという体の弱い方もおられるわけですから、そういう意味で言うたら、東はチャムがあるでええわさって、それでは話にならんというふうに思いますので、駅舎の改築をまつまでもなく、駅舎の改築っていつかわかりませんからね、これ。ですから、そういう意味では、エスカレーターの設置は切り離してやってほしいという要請を重ねてやっていただくようにお願いをしておきたいと思います。三重交通さんへも同じような意味であります。 次に、流域関連下水道です。これは部長ね、市長もそうですけれども、それらしいお答えはありましたけれども、現実とはもう全然違うんですね。まず、なぜ、壇上からも言いましたけれども、聾学校、橋南中学、小学校で言うたら3つです。育生、雲出、藤水。幼稚園が育生と雲出です。外れとるんですね。それも、今から後で問題にしますけれども、全然遠いところにあるんではなしに、認可区域のまさに図のすぐ横にある。それが外されとんのはなぜかわからんのです。そういう状態を教育長承知されておられます。 ちょっと大変失礼ですけれども、(提示)言いますと、育生健康公園、育生小学校、育生幼稚園、橋南市民センター、橋南中学校、藤水小学校、青少年ホーム、ここは競艇場です。一つは、なぜこういう公共のしかも教育施設だけ外して--すぐ隣接してるんです。しかも育生小学校なんて、旧の下水道区域なんです。ここでもそうなんです。ハ幡のど真ん中であいてます。あき方を言うならば、八幡町ですけれども、八幡町の1番地には下水道が入って、隣の番地は4番地ですけれども、その4番地には入らんのです。中央に例を持っていって恐縮ですけども、市長の中央8の28は、あなたは入ってるんです。例ですよ。ところが、30の小林賢司さんは入ってないんです。そうしたら、何でやて怒るでしょう、こんなの。それが一つです。 そして競艇場は、この御殿場に接しているというので、救済しようというんです。それはよろしいです。何も入れてあげたらいいんです。競艇場を入れてあげるんやったら、何で聾学校や小学校や中学校、入れてあげないのということなんです。下水法の24条を持ってこんでも、もともと入るとことは違いますかというんです。 そして、もうはっきり言いますけども、サンバレーが区域外であるにもかかわらず、流入を認めたんでしょう。今度、流域の処理場が供用開始されますかまが、あそこが津から入ってくるのが1日に約1,000トンなんです。1,000トンのうちで、サンバレーが4割を占めるんですよ。違いますか。違ったら訂正してください。 私は、競艇が入ったり、サンバレーが入ったりすることはけしからんとは思いません。できるだけ助けてあげたらいいんです。そやけども、そこだけ助けておいて、岡村さんとこが入っとんのに、小林賢司さんとこが入っとらんというたら、これは近所としてはおもしろないですよ。何で岡村さんとこ入んのや、あの人は市長やでやろか、おれより票が多いてやろかて、そんなことをせんさくせんならんようなのは、やっぱりコミュニティとしてはおもしろくない。これは差別ですわ。 そういうのは、何も認可区域の見直しとか、何年先かわらんような話をされましたけれども、現実にもう今から水洗化しますよという説明会の案内があるんですな。岡村さんとこでは来たのに、小林さんとこへ来んのですわ。小林さんとこ除くて回覧板行くんですな。そうしたらおれとこはぶけか。はぶけということは差別ということなんです。そうしたら、せめて今の時期に、私は、見直しというたら大きなるで、やれ認可がどうのとか、建設省がどうのとかという話になったらややこしいんで、それは手直ししてちょうだいと。しかも、要綱は幸い今からつくるというんです。私は要綱もないのにサンバレーだけ何で救うてんて、それは今から聞きますけどな。今からつくる要綱なら、その八幡にしても柳山にしても、今の小学校、中学校にしても、公共の建物は面している場合にはこれを救済するて書いてもろたら、あしたにでもできますわな。だから、そういう要綱をつくってほしいというんです。 8年も10年も先の話じゃなくって、一体今指摘したところを入れて、じゃ処理場がパンクするのか。しません。私聞いてきましたけど、処理場は、効率的な運用を願うのには、なるべく能力に近い流量を入れてほしい。それは私に言わせたら県も勝手やというんです。今まで長いことほっといて、全国でしりから2番目やで、もっとようけ入れてくれて、それは余り勝手やとは思いますけれども、しかし、それはそれとして、市民から言うならばそういう願いです。ですから、それにぜひこたえていただけるのかどうかという、そういう答弁をいただきたい。 それから学校が除外されたことについては、教育委員会としては、その経過なり何か説明なりがあって了承されたという経過があるのかどうか、そのこともお聞きをしておきたいというふうに思います。 それから、この問題で改めて言いますと、進捗状況は大変おくれてます。といいますのは、'92年度末というたら今ですね。本当は8年前のときにこの席で説明されたのは、'92年度末には、つまり370ヘクタールの整備はできるということだったんです。ところが、今お聞きしたら75ヘクタールでしょう。5分の1ですわ。5分の1進めるのに10年かかったんです。あとウナギ上りにいっても--私は黙っていったら40年先かかると思うんですね。しかし、そんなことはないにしても、十二、三年は少なくともかかる。十二、三年もたってから、認可区域の見直しやで、小林さん、やっとおまえんとこも考えたるわなと言うたときには、ここは次の世代になっとるというんです。ですから、今やっぱり等しくしていただく工夫をしてほしいというふうに思うわけです。それがあって初めて私は川の浄化もできるし、神田川ではボラがたくさん来たというけれども、ボラどころかトドの詰まり、トドまで大きいのが来るのと違うかというのが私の願いでありますけれども、そういう観点で見直していただけるかどうか。手直しでもよろしいわ。下水道部長でも市長でもよろしいけれども、これは焦眉の課題として、どうしていただくのかを御答弁いただきたいというふうに思います。 なぎさまちプランにつきましては、まず環境アセスをやってほしいというのが、私どもの主張です。日本鋼管を埋め立てまして、御殿場から阿漕にかけての砂浜が減っていった。養浜事業をするというふうな状況ですけれども、あれがどういう海流の変化を生じてああなったのかということについてのやっぱり調査というんでしょうか、総括してほしいなということを私何遍も求めたことあるんですけども、そのことがやっぱり出てこないということもあって、そうしたらなぎさまちということで、中河原を埋めていいんだろうかという、津市の海岸線がどうなるんだろうかという、そういうやっぱり疑問は非常に強いわけです。 そうしたら、目崎先生が言われるように、津は津の海としてのよさをどう残すのか、その中で市民生活なりあるいは観光都市に目覚めていくというならば、どんな施設をつくるのが自然を生かした開発になるのかという、そういう進め方にぜひしてほしいと思いますので、そういう趣旨で私が発言している、求めているということを受けとめていただきたいというふうに思います。 サイエンスシティについては、今のところ大事なことは、徹底した住民への説明だと思うんです。圃場整備する方がいいやないかとか、農地は農地でこのままの方がいいとか、いろんな意見あります。ですから、協議会をつくって特定の代表の人たちだけに説明をするとか説得をするとかということではなしに、地権者はもちろんのこと、その地域の住民の皆さんには、こういうプラン、こういう開発をすることによって、この地域をこう変えたい、こんなふうに地域の振興を図りたいという、そういうことをまず明らかにされるということが大前提ではないかというふうに思います。それが、市長も言われるところの住民対話の基本であろうかと私は心得ておりますので、今のところは、そういう点での御努力を求めておきたいというふうに思います。 生活道路の改修促進については、やっぱり実際の希望と要望と、それから工事をやってこたえられるその実績との差というのは、やっぱり随分大きいわけですね。 これは財務部長にもお願いをせんならんことだと思うんですが、仮に補正を重ねていただくにしても、この種の仕事というのは、真ん中でドカンと大きな補正をしていただくより、当初予算で思い切った額を--思い切ったもいろいろ受けとめ方はありますけれども、財務部としては目いっぱいの財政措置をし、予算措置をして、そして担当課としてはそれを頭に入れて、例えば半年かけるとか、10ヵ月かけてこうするという、そんな設計ができるような、そのことがやっぱり大事なんではないかと言われています。例えば12月になってから相当大きな補正を受けたとしても、残る2月、3月の期間でばたばたせんならん、積み残しというのも残念なわけですから、そういう土木課としての独自のやっぱり--土木課だけではないかもしれませんけれども、その辺の配慮というのは大事なんてはないかというふうに思いますが、そういう点で財務部としては、今の生活道路舗装関係などはどんなふうに受けとめておられるのか。あなたか建設部長されていたときと、財務部長のときとは、立場が違うでそうはいかんわさということになるのかどうか、ひとつお考えをお示しいただきたいというふうに思います。 時間の関係もあります。三重短大には、学長先生から簡潔に御答弁いただいてうれしく思っています。なぜ私がこんなことを申し上げたかというと、次の町づくりの長期展望調査研究委託ともかかわるんてすが、うち、せっかくいい大学を持っていて、それは確かに三重大学のように総合ではありませんでね。ですから、そういう違いはありますけれども、例えば三重県から委託を受けて、地場産業と地域振興に関する調査研究'87年、地域資源を生かした町づくり、村おこしについての調査研究'88年、地域文化振興に関する事例研究'89年というふうに、積み上げておられるわけですわ。そうしたら、やっぱりこういう町づくりを考えられる上でも、確かに三重大学の地域共同研究センターも立派な研究をなさっておられることは、私は否定しませんけれども、ここばかりでいいのかというと、少し疑問に思うわけです。もっとやっぱり津市は津市としてのせっかくの力があるんですから、ここも活用して、逆にこの三重大学の方から援助を得るというふうな、そういうやり方も必要なんではないかというふうに思いますので、それは今後長期計画、総合計画をつくっていかれる上での、一度指針というんでしょうか、検討課題にしてほしいということを要望しておきます。 それから率直に指摘というんでしょうか、疑問を出さしてもらいますが、今度三重大学の共同研究センターに委託するについて、市の職員が1人ここに入るというわけですね、共同研究として。そしてここで求められた諸資料について、津市に持ち帰って、この職員のもとにプロジェクトチームが置かれて、その人らがまとめていくというふうに聞き及んだんです。そうしたら、平たく言えば、下請と違うかと思いますわね。どうです。ですから、その位置づけというのはいま一つはっきりしない。わざわざこうやって委託するんですから、もちろん市の職員の能力を高めてもらうということで、どんどん入ってもらうことはうれしいことだと思いますけれども、そういう素朴な疑問にどうこたえられるのかということについては、一度ぜひ考えてほしいというふうに思いますし、いや違いますというんやったら、ここでお答えいただいておいた方がよいだろうと思います。 体育館ですか、実はこんなんつくってもらったんです。(提示)この下にたる木かあって、底板があって、その上にこの桜材か張られているわけですね。しかも、その桜材というのは、こんなふうにプラスとマイナスが合わさってこう組まれていくということですね。そしてだんだん1回削り2回削り、今のお話では、3回削りましたね。インターハイで削り、国体で削り、一般の磨滅で削って、また塗料が塗られた。そうしたらその結果どうなってきたかといいますと、そちらの方からちょっとおわかりにくいと思うんですが、この今言うた本実という部分に反りか入って、その反りか薄くなったために割れるんです。これ非常にわかりにくいんですか、教育長、そこへお渡ししますけど、こんなふうに削っていくでしょう。ここにこういう割れ目が入ってくるんです。 ですから、そういう意味では大変危険でありまして、先ほど教育長がお答えになった全体的な老朽化が見られる、専門家による調査をしてもらう、改修は年次的に進めるということですが、今は年次的ではもう追いつかんのかと思うんです。ですから、点検だけは急いでしていただく必要があるだろうと。しかも、うちはあなたがおっしゃったように、多目的です。今度も4月12日は大相撲です。私も行きたいと思ってますけれども、それから時々プロレスもやります。あのフロアというんでしょうか、アリーナというんでしょうか、あそこ全体を使うということの多い体育館ですので、やっぱり他に比べて傷みは早いだろうというのが、私どもが聞き及んでおるところでございますので、その点はひとつ調査点検だけはお急ぎになる必要かあるんじゃないかというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(森錦一君) 当局の答弁を求めます。 ◎市長(岡村初博君) 国保にかかわりまして、保険料の減免制度等、市民にもっともっと知らしめて、実際に困ってみえる人に対しては、この制度は広く活用できるように周知すべきではないか、こういう御所見でございました。御指摘のとおりだと思っておりますので、そのように担当の方で手配は進めさしていただきたい、こう思っております。 次に、小規模融資にかかわって、その金利についての補てん問題について、他の市町村ではやってるところもあるじゃないか、こういうことでございますが、私は事業者の建前からいきますと、やはりいろいろと事業をやるという建前からいって、どうもそれまで役所で補てんすべきかどうかということについては、制度として有利な制度ができておるわけですから、その範囲内で対応して努力して事業をやっていくというのが重要ではないかなという感じを、また市長になるまで経営者でございましたので、感ずるわけでございます。 しかし、他があるということですから、研究はさしていただきますけれども、今ここでちょっとそのことに対しましてはお答えがしにくい、このように思うわけでございまして、むしろ高齢者のためのJRとかあるいは三交バス停とか、こういうところのための施設について、誘い水というと言葉悪いんですけれども、やはりここらの制度を一回考えた方が、非常に不特定多数の市民の皆さんに対する対応につながっていく、こんなふうな感じもいたしまして、これはちょっと検討をしてみたいな、こういう感じをいたしております。もちろん基準や何かその他決めていかんならんと思いますし、財源の問題もあると思いますけれども、しかし、そういう対応はこれからの町づくりの中ではしていくのも有用策につながるかな、こういうふうに思ったりもいたしておりますので、若干考え方の一端を申し上げておきたいと思います。 それから流域下水道につきましては、決して意図的にこういうふうな形になったのではないということをまず前提として御理解をいただきたい、こう思うわけでございます。当時として、流総を早く進めていこうという中で、しからばどういう対応をしていったらいいかということで、従来からそういう下水管の入っているところの下水管を再活用していくという考え方のもとに、橋南も入れなければ、流域という大きな事業についてはなかなか採択にならんからということで入れさしていただいた、こういうことなんです。 したがって、公共については、今回競艇場でお願いいたしておりますように、やはり公共で負担をして促進をしていくということができ得るわけでございますので、各小学校その他については、現在は水洗化されておるはずでございますけれども、さらに流域入れた方かべ夕ーだ、あるいは経費が安いんだということになりますならば、計算もいたしまして流域へ入れる、その費用については当然市が対応していく、こういうことで進めていく、こういうことになろうと思いますので御了承いただきたい。 それからサンバレーの話が出まして、大変個人の企業の話が出ましたんで恐縮でございますけども、私も相談受けました。そこで、ぜひひとつ今度の拡張するに当たって整備をしたい、こういう話で、従来は、側溝なりあるいは溝に放流しておったのを、せっかくできるんなら管を通してやりたいという話で、それはごもっともだな、こういう話で、ただしここは区域に入っておらんから、負担はきちっともらいますよ、こういう前提でさしていただいたと。そしてまた西側についても、西側は区域として入っていないわけです、高茶屋地域ですから。したがって、その地域についても、管が目の前通ったら、やはり少なくともその沿線だけでも入ってきたい人が出てくるのではないかということで、それも了承していただいて、公共として扱いますよという話で進めてさしていただいた、こういう経緯がありますので、さらに違っておるかどうか、私はそのように指導したんですけれども、どのようにその後対応したかということですから、間違っておれば答えさしたいと思いますが、そんなふうなことでございます。 そこで、最後に手直しの問題です。御指摘のとおりでございます。地域の住民の皆さんとして、当然そういう御意見も出ようと思います。したがって、この手直しについても、十分これは県なり国なりと協議をいたしまして、最大の努力をすることをここでお約束をさしていただきます。そういうことで一生懸命なるべく整合性か整うように進めていきたい、こう思いますので、御了承をいただきたいと思います。 そういうことが、負担金の問題とかいろんな問題の支障になっては困るわけですから、したがってそういう対応をしていくことをここでお約束--しかし、相手があることですらか、どういうことになるかわかりませんけれども、しかし、北ビルの関係でも、いろいろとこういうやつがこうなったんですから、恐らく手直しはできるであろう、こう思っておりますので、頑張りたいと思いますので、激励を願います。 ◆11番(駒田拓一君) 教育委員会に答弁を求めましたけれども、今の市長の答弁でそのことは含まれたと思いますので、了解をいたします。 ただ、市長ね、率直にお願いをしますけれども、よしわかった、やれるように考えるということですので、もう大船に乗ったつもりで私座りますけれども、ちょっと前科がありましてね、市長には。白内障のときも、今度のときまでにするとか、文書公開条例のときにも12月まで待てと言われて、それがいまだに待っておるというふうな、待てば海路の日和のないのもようけありますので、ぜひこれは希望ですが、次期の定例会までにはその辺の御検討をいただいて、少なくとも方向づけだけはやっていただくようにお願いをしたいと思うんです。そうでないと、もうそれまでにだって、水洗化の地域説明会というのが出てまいりますし、今のサンバレーの問題でも大きくなりましたら、サンバレーかやれんのやったらおれんとこもやらしてくれさというのは、あの道路ずっと両側が建ち並んできましたから、必ず来ます。何にも入っとらんサンバレーがやれるんやんか、そうしたら八幡もやってくれさというので、要請が来る。これは火を見るより明らかです。そういう意味では、早急な手を打っていただく必要があるだろうというふうに重ねて要望をいたしまして、終わらしていただきます。長時間ありがとうございました。(拍手) ○議長(森錦一君) 暫時休憩いたします。   午後3時46分 休憩   午後4時1分 再開 ○議長(森錦一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 総体質問を続行いたします。24番安藤之則君。          〔24番 安藤之則君 登壇〕 ◆24番(安藤之則君) 私は新政会を代表して、提出されております議案中より2点ほどと、市政一般について少々お尋ねいたします。 頑張れ、早く終われという声援が飛んでおりますので、できるだけ質問の中で詳しくお聞きして、再質問をできるだけ避けてはいきたいと思います。これまで特に論議されました箇所については、カットしてまいりたいと思いますが、私の考えと違う点についてはお伺いいたしますので、当局におかれましては明確なる御答弁を期待して質問に入ります。 まず、提出されております議案より質問に入ります。 議案第3号津市行政組織条例の一部の改正についてであります。期待をしておりました拠点都市の指定に向けて、去る2月24日、国の5省庁による第2次指定の正式協議地域として、全国18地区の中に入りましたことは、御承知のとおりです。早ければ今年度中というよりも、この議会中にでもとうわさされております。 そこで、これを受けて、津市が拠点都市の陸上施設のメーンとして打ち出したサイエンスシティの対応に、今回組織を強化されますのが、見てのとおり、津市と松阪市との圏域を含めてのことから、常に松阪市との動向と連携が絶対的な条件となります。その松阪市は、早くから海上アクセスの開発を打ち出し、海洋開発を5つのゾーンに分けて、事業の着手に向け、政治的にも動き出しております。片や津市は、松阪市の海に対して、内陸部型のゾーンの開発は結構と思います。しかし、事が事だけに、その事業の規模の大きさと、特殊な機能と施設の誘致を計画実現しなければならず、その業務は多種多方面になります。それだけに、今回の組織改正によるプロジェクト推進部と、その下に組まれる2つの課のそれぞれのポストの長は、並み並みならぬ頭脳が必要と思われます。しかも、特例期間も5ヵ年と定められており、集中的に進める必要に迫られます。 そこで、数点ほどお伺いいたします。 まず第1点目は、だれもが心配をする人的配置は、中村発言に対して、助役を本部長として各部長を兼任でするとだけ答弁がありましたが、2つの課に何人ほど配属されるのか。かつ、この部に次長は置くのか。 第2点目は、各課の係の配置と技術者はどんな配置となるのか。 第3点目は、このような大規模な事業には、全知全能を傾注せねばならないことから、多少の兼任はやむを得ないが、そのほとんどは専任でなければ不可能と思うがどうか。 第4点目は、今すぐにでも、基本計画や、松阪市、河芸町等の打ち合わせが始まるが、新組織の推進部が主体で行うのかどうかお尋ねいたします。 第5点目は、今回のプロジェクト推進部の中で、サイエンス推進課の場合、ほとんどの多くの部及び課に及ぶ事業のため、並列の部では果たして協力が得られるのか。また、事業は順調に進むと思われるか。これまでの姿から疑問が出てくるのです。どのように考えておられるかお伺いいたします。 第6点目は、プロジェクト推進部にも大きな実施機能と調整機能等を持つことになり、特に松阪市との調整から、県庁への支援、調整に始まり、さらに各省庁間への折衝、支援要請から、特殊企業誘致に政財界への協力要請と、まさにその人の力量による大ハードルを越えねばなりません。それを本部長構成のもとでやられるのか。その本部長を頭にしてと市長の答弁ありますが、それは各部長かそれぞれ併任するということにもなっております。そのために、単に推進部の部長という名前だけでいいのか。その人物には相当大きな荷がかがりますが、少なくとも別に助役級ぐらいの担当者が必要と思いますが、お考えはいかがですかお伺いいたします。 第7点目は、最後に、機能と分限はどれだけ持かすのか。また、プロジェクト課も数多くのプロジェクトを抱えるが、並行して進めていけるのか。それとも集中的に絞り込んでいくことも考えてみてはどうかお尋ねいたしますのと、これだけのプロジェクトを進めていくには、資金、財政計画はどのように立てておられるか、プロジェクトの考えを示してほしいと思います。 議案第32号一般会計予算の中より多少お尋ねいたします。政府がか主張していた景気回復のシナリオは大きく狂い、回復の兆しはいまだに見えておりません。平成5年度予算は、極めて悪い財政事情のもとでありますが、景気に十分配慮し、公共事業等を可能な限り拡充しなければなりません。平成5年度の地方財政計画は、景気に十分配慮しつつ、社会資本の整備、住民福祉の充実、快適な環境づくり等の事業費を確保しているのが特徴です。地方債については、景気への配慮から、21.1%の大幅な増となっており、地方単独事業債も12%増と積極的に確保しております。 ところが、津市の場合、市債は32.7%の減額、単独事業費も3.7%と抑制しており、景気対策、中小企業対策のための市の大胆な方向づけが見えず、何か国の施策に逆行しているように思いますが、当局の御見解をお示し願います。 第2点目は、歳入において今年度取り崩した一般財政調整基金、いわゆるフリーを16億円余りと、減債基金2億3,000万円ほどの取り崩しでありますが、平成4年度末でそれぞれのこの基金の残高はどれほどになりますかお伺いいたします。 第3点目は、ここ当分は、財政冬の陣と覚悟しなければならないと思われますが、歳出に向けては、厳しい合理化、整合性によるぜい肉落としの対策が迫られますが、当局はどのように取り組むお考えかお尋ねいたします。 次に、同じく労働費についてお伺いいたします。 まず第1点目は、4月1日現在で従事者数は何人ですかお尋ねいたしますのと、平成4年度中の離職者は何人ですかお伺いいたします。 2点目は、報償費中、夏季・年末手当と賃金の中、夏季・年末臨時賃金とはどこが違い、受け取る人は違うのかお尋ねいたしますのと、報償費の一時金とは何か。どんな名目で何に対する支払いかお聞きいたします。 3点目は、高齢者就業機会開発事業委託料710万円の内訳と、どんな企業で働いておるのか。委託先はどこか。また、津市失業対策事業就労者共済会津支部補助金の100万円が計上されているが、この共済会には現在何名が加入しておられるのかお尋ねします。 第4点目は、現在従事者数に対して職員数か10人も担当しておりますが、いかに考えても、職員の数が多過ぎるのではないか。財政特に厳しい中、どう考えておられますかお尋ねいたします。 次に、同じく総務費中、ケープルテレビ事業の出資金500万円についてお尋ねいたします。都市で深刻な問題となり始めた電波障害対策には、ケーブルテレビは不可欠であり、公共性の極めて強い事業でありますが、都市型ケーブルテレビが軒並みに経営的苦境に陥っております。原因の一つに、マンション、集合住宅に普及しにくい、既設の共聴テレピ組合などの構造的な問題を抱えているためだと言われております。以下数点にお伺いいたします。 まず第1点目は、採算ラインの加入率と、何年目に発足を目指しておられますか。 2点目は、加入金と1戸当たりの工事費、以後年間維持費はどれほどと算定をしておられますか。 第3点目は、今まで幾つかの共同アンテナが何種類も設備されておりますが、それぞれの共聴アンテナにそのまま接続することができますかお尋ねいたします。 第4点目は、構成する団体と市の出資割合はどれだけですか。 第5点目は、このケーブルが近くで配線されたり線が交差する数によって、従来の共聴アンテナに影響が出ると言われておりますが、その対策はどうされるお考えかお伺いいたします。 続きまして、市政一般について多少お尋ねいたします。 まず、市政一般の第1番は、教育方針の中からお尋ねいたします。 新教育長の新しい感覚と熱の入った努力目標と、それに取り組む姿勢には大いに意を強く拝聴いたしました。特に教育長が主眼とせられたみずから学ぶ意欲と能力の育成を図るとされたこと、また学校教育では、豊かな心と健やかな体を持ち、進んで学び、たくましく生き抜く人間を総括指標に掲げられております。そして、みずから学ぶ意欲、思考力、判断力などの育成をと、教育の基礎的、基本的なことを網羅しておられ、期待すること120%、100%以上です。ぜひ最大の効果をお願いいたします。この教育長に、早速で申しわけございませんが、二、三点お伺いいたします。 まず1点目は、進んでみずから学ぶことのあらわれなら結構ですが、最近の津市は、県下で一番人口割にして学習塾が数多いと聞いております。立派な学習塾ばかりかと思いますが、その中に、指導者、先生と言われる中に、えっあの人がと驚くような人が開いている塾もあります。この津市に乱立している塾の多さはなぜか。また、教育長はどのようにとらえ、どう思っておられますかお伺いいたします。 第2点目は、1人の子供が毎日塾に通い、日によっては塾のはしご、塾では子供は居眠り、親は塾で子供は勉強していると思って満足、塾はその親からお金を受け取って満足、これでもよしとされますか、ちょっと教えていただきたいと思います。 3点目は、話は少々外れますが、某中学校において、3年生の生徒が高校進学に向けての体育の評価に対して起きた問題です。その生徒は、一つのスポーツに特にすぐれており、将来高校でもその特技のスポーツをやりたいと、校外のスポーツ団で練習を積み重ねてきました。そのかいあって、生徒は指折りの選手となり、自分の志望する高校からも属望され、一応通学しておる中学校のスポーツの推薦というか、評価というのかもらってくるように、その高校から言われました。そして、担任に喜んで話をしたところ、その担任はそのままの言葉で言います。おまえはそのスポーツは上手なことは人から聞いて知っておる、けれど、そのスポーツでの学校内部活でわしが見ておらん、だからわしが知らんことだから書けないと一言で退けられた。 普通は後日談ですが、これには前日談があるのです。学校の中でそのスポーツをやってたときに、その先生が見とって、生徒にやり方を言った。生徒の方が知ってた。先生、それは間違ってる。それはこうだからこうなんですよと言ったことが、どうもその先生のかんにさわったらしい。あのバルセロナオリンピックで金メダルの岩崎恭子選手の中学校で、スポーツでの評価はどんなもんかな、そんなことを思いながら、こんなときはどうしたらよろしいのか、教育長でも教育委員長でも結構でございますから、教えていただこうと思いますが、いかかでしょうかお伺いいたします。 続いて、津駅北ビルについて、午前中の中村議員に対して一応の御答弁があり、国鉄用地の取得に時間かかかったとのことでありますが、それはそれで一定の理解をいたしますが、準備組合がつくられてことしで5年目を迎えますが、いまだに事業計画かできていないのはなぜか。先ほどこの御答弁の中で、A地区の中の権利者同意が得られないことか浮き彫りにされました。なぜなら、2軒は事業に参加することですからよいとして、他の2軒については原則的には協力するが、条件次第であるとのことで、条件が合って初めて解決するのであり、単なる希望的観測であり、解決を見ていないのと同じであります。まして一番重要な1軒については未解決だとするAについては、手つかずの状態ではないでしょうか。また、従来の権利者の状態からは、建物の性格すら見えてこない現状では、果たして今年度に本組合か設立できるか、大変危惧するものです。確たる決意のほどをお伺いいたします。 第3点目は、用途地域の変更のために、安易な手法である再開発事業の網をかぶせたために、地域で混乱を起こしていることは御案内のとおり。その後の対応についてはどうしていくのか、大変不利な条件を背負った住民の要望をどうするのか、あわせて御答弁をお願いいたします。 次に、用途指定の見直しについてお伺いします。大きく2点に分けてお伺いいたしたいと思います。この件も、以前から時々論議はされてきたことですが、いつも煮え切らない返事ばかりで、なかなか前に進みません。いつまでも中途半端で捨てておかれてもかないませんので、改めてお伺いいたします。 大きな1点目は、見直しをお願いを始めて丸々14年。地図を見ていただいてもすぐわかります。なぜ取り残されたと思われますのは、西丸之内地区の半分ほどの街区です。全くこの一角だけへこんでおります。おまけに道路で囲まれた一区画の中で、先ほどの駒田発言でもありますように、背中合わせで、片や近隣商業地域というところであります。一体面倒くさいのか、やる気がないのか、何度願いをかなえてみても、答弁はお題目だけ、あとは音さたなしです。まるでりんのこわれた仏壇で、チンとも言いません。これをどのようにされるのかお答えを願います。 大きな2点目は、新文化会館の建設には、以後の利用を見越した用途地域指定の変更がなされ、そのために一部の土地の利用ができるようになりましたが、今回の産展センターの周辺には、調整区域の網がかぶったままです。関連する産業、商工業者の補完する事業や附帯する建物も建てられず、片肺飛行になると困っております。一体いつごろ、どのように進めていかれる予定か、これぐらいはチンと答えていただきたい。 また、これに伴って、産業展示センターの周辺整備に向けては、土地利用計画並びに土地整備計画はできておると思いますが、いかかですかお伺いいたします。もしそれぞれの計画ができておらないとすると、産展センターは田んぼの中にひとり立っておれというのでしょうか、お伺いいたします。 丸之内・中央地区更新計画に関連してお願いをしておきます。これは、中央地区の活性化に向けての更新計画か打ち出され、先日来、当局の精力的な地元に入っての説明会などで、担当の御苦労は感謝しております。当局にすれば、完成された姿が頭の中にできた上で御説明されます。地元の住民にしてみたら、それはさっぱり頭の中ではわかりません。町がよくなる、そのことに対しては地元民は賛成はしておりますけれども、果たして自分たちの出来上かったものはどんなものになるのかがわかりません。その不安かあります。まずそうしたときに地元の住民は、どこでもいい、一つできたものが見たいという心理に陥るのは当たり前です。 それと同時に、こういう話が来ました。その事業に対しては賛成、私も賛成だ、しかし、早くつくったかために、周辺が当時の説明と違う姿ができてきた、そのときにあらしまったと言っても困るので、周辺がどうなるのかも早く教えてほしい。先ほどの文化会館、警察署の問題等もこれに関連するわけでございますが、そうした住民の不安解消のためにも、早くひとつシンボル的なものを果たしてほしいということを希望して、これは要望しておきます。 次に、市政一般の5番目には、津市の中小企業に対する施策についてお伺いいたします。最近、市内の中小企業者が近隣の町村に移転をしております。津市の産業をこれまで大きく支えてくれた昔からの企業が津市を離れていくことは、まことにさみしい限りです。近い将来に、津市の大企業の日本硝繊すら、お隣の安濃町に移転をしていくと聞いております。できることなら、綱をつけて引きとめたいくらいの気持ちです。一体この2ヵ年ぐらいで何社ぐらい流出しておりますか調べておられますか。これは前もって通知はしてありますので、お答えを願います。 2点目は、なぜ津市より近隣の町村に企業が流出していくのか、その原因はどこにあるのかお考えをお聞きいたします。 3点目は、企業流出をどのようにしたらとめることがてきるか。お考えと施策についてお尋ねいたします。 次に、待望の三重産業展示センターがこの夏オープンの運びとなりました。津市も拠点都市の指定も目前に迫っており、二重の喜びはひとしおのものがあります。何としても津市の産業、商業の発展のセンターとして、その中心的な一方の担い手として、多くの市民より期待されております。そのためには、管理運営はスムーズに流れねばなりません。そこで数点お伺いいたします。 まず1点目は、管理運営の主体となるのは県か市かお伺いいたします。 2点目は、管理運営する構成メンバーはどうなのかお伺いいたします。 3点目は、管理規定はできておりますか。使用料は示されておりますか。 4点目は、申込窓口はどこで、それから今後は所管はどこに帰属しますかお伺いします。と同時に、いつごろから使用申し込みを受け付けておるのかも、あわせてお伺いいたします。 第5点目は、この種の展示館の使用等には、少し大きなものでは1年ぐらいか、国際的な展示には最低1年半ぐらいの準備が必要と言われておりますが、その点どのように考えて現在進められておりますかお伺いいたします。 さきに、にえざき・なぎさまちプランにつきまして、中村、駒田両発言により質疑がありましたので、ある程度了解はいたしました。特に中村発言に対しては、情勢が変わってきたので、活用の仕方を方向転換する考えを示されました。そのために、港を中心として考えていきたいと答弁があり、私も海上アクセスとしての考えには同感です。ぜひ海上アクセスとしての港は必要でしょう。ただ、伊勢湾海上交通開発研究会からも、採算ベースにはいずれも合わないが、公共性の港は必要と言われております。これまでのメンツにこだわらず、方向転換を大胆にやってほしい。しかし、ただ港をつくるにしても、手順は簡単に答弁されておりますが、十分な考えをやっていただきたいと思います。これも要望にとどめておきます。 次に、伊勢湾ヘリポートの管理運営についてお伺いいたします。数多くのプロジェクトを抱えて、やっと日の目を見た伊勢湾ヘリポート、どうやら初離陸がかないそうで、まずはめでたしめでたしと思います。しかし、なお今後も道路の改修を初め幾つかの解決をしなければならない課題を持っておりますか、開港に当たって数点お伺いいたします。 まず1点目は、伊勢湾ヘリポートの所管はどこの部がするのか。 第2点目は、人件費について、ある程度津市が負担するのはやむを得ないとは思いますが、それはどのクラスの人件費で、何人分を何年間負担するのかを明確にするのと、今回だけ第三セクターに派遣人員が多い理由はなぜかお伺いいたします。 第3点目は、示された収支計算の中で、広大な土地と建物を持ちながら、補修修繕費がわずか一握りしか計上されておりませんが、長年にわたる補修修繕が大きくなったときはどうするのかお伺いいたします。 第4点目は、償却費がタンクローリーだけで、他に見当たりませんが、機具、牽引車等はどこで見ていくのか。 第5点目は、参加市町村と団体、企業等の参加者の出資額と割合はどれだけか。また、資本総額はどれだけかお伺いいたします。 6点目は、火災保険会社が特定1社とあるのは、何か理由があるのでしょうか。 第7点目は、もし借入金の必要が生じたときの債務保証はどこかするのか。かつまた、監査の所管はどこがするのか、津市は関与することができるのかどうかお伺いいたします。 次に、安東贄崎線にかかわる工事で、現在安濃川架橋と久居豊里線に向かって工事が進められております。大変重要な路線で、一日も早い供用開始が望まれますが、ただ、そうした中で、取りつけ道路のまずさと、当初地元への説明の遅さと不備とが重なって大変混乱を起こし、生活が損なわれると市に対して改善要望か出されておりますが、その後の対応の経過をお伺いいたします。 第2点目は、国道23号線の塔世橋のかけかえのときも、最初は1メーター50上げるということで地元が大騒ぎをして、最終的に70センチに下げた苦い経験もあり、地元住民も安濃川左岸で堤防敷が4メートルの高さの工事か始まって、しかも、工事にかかる寸前まで説明がなくびっくり。いま少し設計の段階で慎重に対応できなかったか。しかし、それは近鉄の跨線橋の橋げたの下で6メーター55をとるよう要求されており、そのために上げたんだと説明されておりますが、各私鉄の駅構内あるいは大都市を見てみると、そんなに高くとっていないように思いますが、今後も含めてどのように対応されていき、今後されるかもあわせてお伺いいたします。 最後に、競走場の施設改善についてお尋ねいたします。これまで立地について論議されてまいりましたが、今回施政方針の中で、現在地での施設改善を打ち出されております。この上は、新しい時代に向けて長期戦略に基づく地域のレジャー施設として、また津市のシンボル的な存在としての価値を持つ施設として改善を望むものであります。そこで、二、三点お伺いいたします。 まず第1点目は、基本構想の中で、施設者の多くは慣例的に事業運営を管理し業務を処理してきたか、事業を経営する意識や姿勢が欠けていたことは否めないと指摘されております。今回の施設を改善しなければならない理由として、建築基準法上の違法建築、環境基準上の問題を上げており、また最近5ヵ年間を見ても、施設改善費として約16億円か投じられております。これから見ても、施設改善の取り組みが遅きに失した感は持つものでありますが、当局はどのような見解を持っておられますかお伺いいたします。 第2点目は、今回の改善による財政計画では、施設改善費の2分の1は、地方公営企業金融公庫による起債を充てることになっております。モーターボート事業では初めてのケースであり、全国のモーターボート競走場からは関心の的となり、大変注目されております。起債が認められるかどうかが、施設改善実現のかぎを握っていると思います。起債のめどはどこまで確信が持てるのかお伺いいたします。 第3点目は、競走場の周辺道路整備が、競走場への集客と売り上げに大きく影響いたします。そこで、競走場敷地東側の雲出野田線の道路は、施設改善と並行して取り組む必要があると思いますが、当局のお考えをお伺いいたします。 以上でとりあえず壇上からの質問を終わらせていただきます。当局におかれましては、時間も余りないので、簡便明快なる御答弁をお願いいたします。(拍手) ○議長(森錦一君) 総体質問の途中でありますが、お諮りいたします。散会の時刻が追ってまいりましたので、この際会議時間を午後6時まで延長いたしたいと存じます。御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森錦一君) 御異議なきものと認め、会議時間を午後6時まで延長いたします。 総体質問を続行いたします。当局の答弁を求めます。          〔市長 岡村初博君 登壇〕 ◎市長(岡村初博君) 議案3号にかかわりまして、御所見並びに具体的な御質疑もちょうだいいたしまして、私からお答えをさしていただきますが、今回の拠点指定に対する対応として、私どもの受け皿づくりをどうしたらいいか、こういうことについては種々検討してまいったわけでございますが、従来、市長公室の中で、企画調整課を中心にし、いろんな構想を策定してき、さらにまたそういう事態の中で、プロジェクト推進課を課として位置づけまして進めてまいってきた経過があるわけですが、かなりたくさんのプロジェクトを抱えておりまして、したがって十分にそれら機能してきたかどうか、こういうことを反省いたしますと、やはり問題点があった、このようにも感じておりまして、したがいまして、今回の拠点都市指定ということになりますと、これは事業もある程度明確になってまいりますし、また時期的な問題もございます。したがいまして、一つの責任ある部署として、何が何でもこれをやり抜くんだ、こういう気持ちと同時に、また対外的にも私どもの決意の表明にもつながる、そういうふうなことで今回組織改正をお願いした、こういうことでございます。したがいまして、人員の問題あるいは今日までの過去の各部間の調整の不十分さ、それら等々踏まえての私どもとしての対応でございますので、まずもって私どもの意のあるところを御理解を賜りたい、こう存じます。 そこで具体的なことでございますが、いろいろと御質問をちょうだいしましたので、お答えをさしていただきますが、これらは、スタートする段階における一つの考え方といいますか、対応、こういうことでございまして、その後の推移によってはいろいろと手直しを当然なされていく、あるいは増強もされていく、このように御理解をちょうだいしたいと思います。 まず、現在申し上げますと、プロジェクト推進課の職員体制は、専任の職員が8名、兼務職員が1名、非常勤職員1名、こういうことでやっておりますが、この事業の円滑、効率的な推進ができるよう増員配置を行っていきたい、こう思います。 増員を予定しております職員の職種につきましては、当該業務の内容を勘案いたしますと、事務職員のほか、専門職である技術職員等の配置も必要である、こう認識はいたしております。また、係の数でございますが、それぞれプロジェクト推進担当あるいはサイエンスシティ推進担当、こういう形の人的配置をしていこう、こういうことでございます。職員数につきましては、17名程度で組織をスタートしていきたい、こう考えておりますが、その中で、津駅前北部地区市街地再開発準備組合並びに、まだ仮称でありますが、伊勢湾ヘリポートヘ若干名の派遣もその中から予定をいたしております。配置する職員でございますけれども、具体的な職員の職位や職種の構成については、現在検討いたしております。 いずれにしましても、本市の重点施策として、協力体制をもちまして、効率的に推進できる組織体制の構築を図ってまいろう、こう思っております。 また、調整等につきましていろいろと御懸念をちょうだいいたしておるわけでございます。したがいまして、既にお答えいたしておりますように、推進本部を設け、本部長、副本部長あるいはそのもとに関係する部長をもちまして推進本部を設置します。さらにまた、必要な場合には、幹事会等も持つようにしていきたい、こう思っております。さらにまた、他町村との調整も出てまいろう、こう思いますし、あるいは上級機関との調整、外部に対する調整、これらも出てまいります。そこで、これらにつきましては、拠点指定にかかわる関係のものについては、当然このプロジェクト推進部で担当いたしますが、あるいはまた県なり国なりにつきましても、当然そういうことになろうと思いますが、民間企業等に対しましてのアプローチその他等につきましては、市長公室並びに産業労働部が対処していく、こういうことになろうと思っております。 しかし、いずれにしても、全般にわたりまして推進本部は大きな役割を調整するという段階におきましては必要であろう、こう思います。したがって、推進本部の事務担当等については、プロジェクト推進部に置くのか、あるいは市長公室に置いてそして進めていくのか、それら等も含めて検討しておる最中でございますので、御了承をいただきたいと思います。 いろいろと他町村との関係もございますので、それらについてはかなり経験を積んだ、表現としては助役級の担当というふうな御表現もちょうだいしましたが、私どもとしては、当面はしかしながらまだスタートする段階でございますから、助役等が中心になっていろいろと進めてまいろう、こう思っております。 次に、権能と分限というふうなことでいろいろと御質問をいただきましたが、責任を持って拠点都市にかかわる関係の事業を推進する、これか一番大きな責務であろう、こう思っております。それから従来から持っておりますところのプロジェクト、にえざき・なぎさまちプラン、北ビル等、これらの推進が大きな責任でございます。ただ、これらの事業はすべて他の部と関連をいたしておる面がそれぞれございます。したがって、それらについて十分ひとつ横の連絡を密にしながら進めていかなきゃならん、こういうことでございます。したがって、それらの調整がやはり重要になってまいろう、こう思っておりますので、助役、収入役等それぞれ対応していただこう、こう思っております。 次に、御指摘いただきました財政計画等でございますけれども、これらにつきましてはどのように進めていくか、これからの大きな課題である、こう受けとめております。そこで、開発公社につきましても、十分当面は活用をしていかなきゃならん、こういうことでございまして、今日まで開発公社が果たしてきた役割、大変用地取得等において大きく役割を持って努力をしていただいておりますので、それらのノーハウを最大限生かしたいし、あるいは場合によれば、そのためには、資金等につきましても開発公社の資金等、借り入れも含めて対応していかなきゃならん、こう考えております。 基本的には、公共部門については当然市なり県なり国なりが対応していかなければならないわけでございますから、公共面についてはできるだけ国県等の施策の導入を図っていく、こういうことでございますが、他の部門につきましては、やはり民間の活力の活用、こういうことがあるわけでして、この際私どもとしては過去の片田工業団地等の経験を踏まえまして、いろんな努力をしていきたい、こう考えております。 次に、予算編成にかかわりまして御所見をも拝聴さしていただきました。いろいろと御所見はあろうかと思いますけれども、私どもといたしましては、現在の財政状況の中で、公共に落ち込みを来さないように、さらにまた、昨今の不況対応としての公共事業の確保、これらも十分勘案させていただいた、このように考えております。 数字の上におきましては、国のような対応はできておりませんが、しかし、中身で参りますと、私どもとしてはできるだけのことをしたつもりでございますので、御了承をいただきたいと思いますが、昨年に比べますと、し尿の処理施設あるいは粗大ごみ処理施設整備等によります負担金、あるいは道路新設改良、街路改良、都市下水路整備、公園整備、保育園改修等で約14億円の増額となっておりまして、積極的に対応したところでございまして、産業展示館建設の負担金あるいは義務教育施設の増額、幼稚園の改築等の事業費分を合わせますと、約16億円の減額となりましたことから、一般会計での単独事業費が3.7%の減、こういうことでございまして、中身としてはふやしたつもりでございます。 次に、財調の残については担当からお答えをさしていただきたいと思います。 次に、市政一般につきまして、いろいろと御心配をいただいております北ビルについてでございますけれども、担当からお答えさしていただきたいとは思っておりますけれども、事業計画ができていないのはなぜかということでございますが、やはり保留床等を買い取っていただけるというところが、バブルの崩壊等によりまして、現在の時点ではない、こういうことでございます。それと、各地権者における認識のずれが若干ございます。したがって、各地権者が同意し得るものを一日も早く策定したい、かように考えておるわけでございまして、今現在の時点では、先ほどの中村議員さんにお答えしたような方法で、保留床を買い取る企業の誘致、これを今いろいろと、そのためにはどういう方法があるかということも含めて進めておる、こういうことですが、非常に困難であるということになれば、センターパレスのような方式をもあわせ考えていきたいな、このように考えておるわけでございます。 したがって、もうかなりの日時も経過いたしておりますから、本組合に平成5年度中にはぜひともひとつ持っていきたい、このように考えておりますし、そのめどについて早くこの秋ごろまでには何とかつけられんかな、このようなつもりで努力をしておるのでございます。 再開発のその後の対応ということにつきましては、担当部の方からお答えをさしていただきたいと思います。 残余たくさんございますけれども、それぞれ担当の方でお答えをさしていただきます。壇上からの私の答弁は以上で終わらしていただきます。          〔財務部長 米本俊雄君 登壇〕 ◎財務部長(米本俊雄君) 議案第32号平成5年度一般会計予算中、編成方針のうち、財調の取り崩しにつきましてお答えをいたしたいと存じます。 財政調整基金の取り崩しについての御質問でございますが、平成5年度の予算編成につきましては、既に御承知をいただいているところでございますが、景気の低迷等によりまして、国及び地方におきましても、税収の大幅な伸びが期待できない状況でございまして、本市におきましても同様に、その財源確保は、例年にも増して厳しいものとなっているところでございます。 そこで、財源の確保につきましては、まず基本財源であります市税の収入は、246億8,986万2,000円で、前年度に比較いたしまして、3.8%、8億9,472万5,000円の増を見込んでおります。このうちで、主な市民税について申し上げますと、133億4,262万2,000円を見込みまして、前年度に比較いたしまして、1.9%、2億5,076万5,000円の増と、例年に比較いたしまして微増となっておりまして、この市民税を具体的に申し上げますと、個人市民税におきましては、100億8,188万6,000円で、前年度に比較いたしまして、7.4%、6億9,356万7,000円の増となっておりまして、給与所得、譲渡所得等による伸びは見込まれますものの、法人市民税におきましては、32億6,073万4,000円で、前年度に比較いたしまして12%の減、4億4,280万2,000円の減となっておりまして、企業収益の落ち込みにより景気か低迷するものと予測をいたしております。また、税外におきましても、特に利子割交付金は4億6,000万円で、対前年度費43.9%の減、3億6,000万円の減を見込んでおりまして、これらの税外分及び先ほど申し上げました市税分を含めますと、合計で269億8,284万1,000円となりまして、2.2%、5億8,271万9,000円の増を見込むものでございますが、平成3年度及び4年度比較の8.1%、19億8,271万9,000円の増と比較いたしましても、伸びが低くなっておりまして、財源確保が非常に厳しいものとなったものでございます。 また、その他の財源確保につきましては、国県の補助事業の推進に加えまして、地方債の借り入れにも意を用いまして、その活用を図ったところでございまして、これらを考えまして財源の確保に努めてところでございます。 しかしながら、今日までの大幅な税収見込みが望めない現状におきましても、道路、排水対策など生活関連事業などを引き続き推進する必要もございますし、また国県からも、景気対策のためにも積極的な基金の活用を図る指導も受けているところでございまして、いわゆる一般的な財政調整基金を積極的に取り崩したところでございます。この財政調整基金につきましては、平成4年度末残高は、29億7,800万円を見込んでおりますが、このうちいわゆる一般財政調整基金は、13億5,700万円程度ございまして、この大部分を取り崩したところでございます。 なお、今後予定されます諸事業等につきましても、今回の基金の取り崩しによりまして、財源の確保は一層厳しくなるものと思われますが、景気の回復等により税収が望めましたならば、災害等予期せぬ事態に備えるためにも、財政調整基金の一定額の確保に努めるとともに、さらに経費の節減や事業の選択に努めながら、限られた財源の中で、市民サービスの低下を招くことがないように心がけてまいりたいと存じますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げたいと存じます。 次に、財政の歳出の合理化対策との御質問でございますが、既に御案内のとおり平成5年度の予算編成におきましては、税収の大幅な伸びが期待できない状況にありまして、財政調整基金の積極的な活用等によりまして、生活基盤整備事業を中心として、積極的な予算編成を行ったところでございます。しかしながら、人件費、扶助費及び地方債の償還に要する公債費等の義務的な経費の増加は避けられず、経常的な経費におきます対前年度当初予算との比較で、6.4%の増となっております。 そこで、予算編成の立場で申し上げますと、予算編成の基本となります編成方針の中でも触れておりますが、経常的な物件費での節減を初めとして、使用料及び手数料におきましても、受益者負担の原則に基づき、適切な料率をお願いし、また負担金補助及び交付金におきましても、行政上真に必要かつ実効を伴うものについての見積もりをし、スクラップ・アンド・ビルドの原則によりお願いいたしているところでございます。したがいまして、今後とも御提言の趣旨を踏まえまして、全庁的な立場での検討を加えるにつきましても、関係機関によります調整をお願いする必要もあろうと存じますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。          〔産業労働部長 宇田川和風君 登壇〕 ◎産業労働部長(宇田川和風君) 産業労働部にかかわって順次御答弁を申し上げます。 まず、労働費についてお答えを申し上げます。就労者数でございますが、平成5年3月現在20名でありますが、年齢制限により3名が引退いたしますことから、平成5年4月1日には17名となります。 次に、臨時賃金及び夏季・年末手当につきましては、三重県及び津市、松阪市、伊勢市、上野市とも国庫補助対象分を臨時賃金として、市単独分を夏季年末手当として公務員手当と同等となるよう支給をいたしております。 続きまして、、委託料中、高年齢者就業機会開発事業の委託料でございますが、これは失業対策事業を年齢制限により65歳にて引退した人に、国庫補助事業として70歳まての5年間、月10日の就労の場を提供する事業で、現在お城公園にて草刈り、清掃等の事業を実施しております。なお、平成5年度登録予定者数は9名でございます。 次に、補助金につきましては、就労者の福利増進を図ることを目的として、互助共済を行っているところでございますので、よろしく御理解を賜りますようお願いを申し上げます。 次に、失業対策課の職員でございますが、平成5年3月現在10名でございますが、今後も事業計画内容を検討しながら職員配置をするよう努力してまいりたいと存じますので、よろしくお願いをいたします。 次に、中小企業対策につきましては、常々御心配をちょうだいいたしておりますことを感謝申し上げます。 さて、最近の津市における工場立地動向調査によりますと、平成元年度10件、平成2年度8件、平成3年度5件等減少傾向をたどっておりますが、その原因としては、昨今の景気後退により、製造業を中心に設備投資意欲が大きく低下していることが主な原因であろうと思われます。しかしながら、この間に新たな工場用地を求めて、市外に移転された企業が4社、また事業の拡張に伴い市外へ新たに工場を建設されました企業が6社と私どもでは把握しております。こうした市外への工場移転につきましては、市内に受け皿となる安価な用地の取得が困難なことから、地価の安いところを求めて移転するケースが多いものと思われますが、現在域内中小企業の受け皿整備など、新たに立地が促進できる候補地の選定を進めているところでございますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 続きまして、三重産業振興センターにつきまして、御指摘をいただいております管理運営等の決定がおくれていることは、十分私ども認識をいたしておりますが、何分にも他の団体との調整もございますので、よろしく御理解をちょうだいしたいと思うものでございます。 御質問の管理運営主体は、財団法人三重県産業振興センターでございまして、構成メンバーは、津市、三重県、津商工会議所からそれぞれ2名ずつ、計6名が理事となり、理事会を構成いたしております。 次に、管理運営に関する規定は、字句等の最終調整を残すのみとなっております。また、使用料でございますが、平日に展示場を全面使用する場合、展示場使用料は約8時間で45万9,000円、設備備品等を使用する場合はその使用料及び電気、ガス、水道の実費相当額をちょうだいすることになります。施設利用申し込みの窓口は、預納金等の納付書発行などの事務処理上、財団法人で行う予定でございます。正式な受け付けは、今月末ごろからと思っております。今後十分PRを行っていきたいと存じます。 また、市の所管といたしましては、産業労働部商工課でございますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 ちなみに、工事につきましては、平成4年4月1日工事を着手いたしまして、本年2月末現在、工事の進捗状況は、予定が50%、進捗状況は49%で、8月の開館に向けて努力をいたしております。オープン後の施設の利用見通しでございますが、現在開館後の9月から翌年2月までの6ヵ月間におきまして使用したい旨の申し出が19件、延べ日数で50日間ございます。稼働率では28.6%となります。今後、財団法人を中心に、三重県、津商工会議所とともに、さらにPR、営業活動を進め、御期待にこたえるよう、施設の有効利用が図れるよう努めてまいりたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。          〔総務部長 森 貞夫君 登壇〕 ◎総務部長(森貞夫君) 議案第32号平成5年度一般会計予算総務費のCATVにつきまして5点ほど御質問いただきましたので、お答え申し上げます。 第1点目の採算ラインの加入率と、何年目を目指しているのかにつきましてお答え申し上げます。CATV事業者の採算ラインの加入率は、現段階で想定されておりますのは、事業開始を平成6年10月として、1年目を12%、2年目以降8%から1%の累増によって、10年目をエリア対象世帯の40%を目標とし、採算につきましては単年度では6年目、累積では10年目で黒字転換を図ることとしております。 御承知のとおり、CATV事業は初期投資に多額の経費を必要といたしますため、採算性を確保いたしますまで相当の期間は要するものと考えられます。いずれにいたしましても、本市といたしましては、適正な事業見通しのもとに健全経営の確保を要請してまいりたい、このように考えておりますので、よろしく御理解賜りたいと存じます。 次に、第2点目の加入金、1戸当たりの工事費、また年間維持費につきましてお答え申し上げます。CATV事業を推進するためには、経営基盤の強化とともに、公共的、公益的な事業の性格にふさわしい経営か望まれるものでございます。本事業につきましても、利用者の加入契約金、利用料等が収入の主なものとなるもので、現在想定されております加入金は、標準料金として5万円、利用料金月3,000円、有料チャンネルに加入された場合は月2,500円、また工事費につきましては実費とされております。そこで、年間維持費といたしまして、利用料金が年3万6,000円、有料チャンネルに加入していただいた場合に年3万円となり、計6万6,000円程度が基本的な料金になるものと思います。 いずれにいたしましても、県下各都市で事業化されているCATV事業者の料金等との均衡も含めて、適正な利用料金の設定を要請してまいりたいと思いますので、よろしく御理解いただきたいと存じます。 第3点目の今まての共聴アンテナに接続できるかにつきましてお答え申し上げます。御質問の既に設置されております難視聴対策のための共聴施設は、再送信機能という限定された機能に対して、CATV施設は、大容量性双方向性を持つ総合的な情報通信基盤施設として機能を備えていることから、既設の共聴施設では受けるサービスにも限界が生ずる場合もあり、他都市等の事例からも、新たに高規格のケーブルを設置するケースが多いと聞いております。実態といたしましては、CATV事業者の事業方針ともかかわることでございますので、ケース・バイ・ケースでの判断になろうかと存じますので、これもよろしく御理解賜りたいと存じます。 第4点目の構成する団体と市の出資割合につきましてお答え申し上げます。CATV事業者であります津ケーブルテレビ株式会社の現在の株主等構成する団体は、日本土建株式会社を筆頭株主として、金融機関、放送、交通関係等28社から構成されており、今後においても商工会議所、地元団体等にも広く出資を呼びかけられる予定とされております。 なお、御質問の出資割合につきましては、出資金の最終資本金として、本年10月、4億8,000万円とされており、最終的には約1%になろうかと存じますので、よろしくお願い申し上げます。 5点目の新しく配線した場合、従来の共聴配線に電波障害はどうかにつきましてお答え申し上げます。CATV事業者のケーブル施設によって生ずる既存共聴施設に対する影響につきましては、御承知のように、有線テレビ放送事業を実施いたしますために、国の厳しい審査を経て放送が許可されるものでございます。この許可に際しましても、こうした影響等が出ないか等十分な調査、実験を行うこととされております。したかいまして、現在CATV事業者において、こうした影響に対する調査を十分行っている段階であると聞き及んでおります。そこで、本市といたしましても、こうした影響が出ないよう、当該事業者に対しまして要請してまいりたい、このように存じておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。          〔教育長 荒木 務君 登壇〕 ◎教育長(荒木務君) 学習塾が乱立しておるのではないかということでございますけれども、学習塾への指導を直接教育委員会が行うことはできないと考えております。しかし、平成4年9月から始まりました学校週5日制に伴う塾の営業拡大の自粛につきましては、津市教育委員会を初めとして、各諸団体の連名で、100近い塾への要望を出したところであります。教育委員会といたしましては、魅力ある学校教育を実現し、安易に塾に走ることのないよう努力をすることが大切であると考えます。校長を初めとして、全教職員一致協力して、子供1人1人のよさや可能性を生かし、みずから学ぶ意欲や思考力、判断力、表現力などの能力の育成を重視する新しい学力観に立った教育を充実し、保護者の信頼にこたえる教育の推進を図ってまいる所存でございますので、御理解を賜りたいと存じます。 次に、校外スポーツの評価についてお答えを申し上げます。近年、社会体育等の充実から、子供たちが学校外の団体等に所属し、すばらしい成果を上げていますことは、広く知られているところでございます。その学校外の所属団体での活躍を学校としてどう評価していくのかということでございますが、学校外の所属団体の活躍が学校の場にどう生かされているか、スポーツ団体で力をつけてきた子供が学校でみんなの手本になったり、アドバイスができるなど、好ましい活動ができることが大切だと考えます。それとは逆に、学校の生活にマイナスに働くとすれば、好ましいことだとは言い切れません。学校外の所属団体等で目的を持って取り組んでいる子供を励ましてやることが大切であり、その子供の将来についてマイナスになるような評価をする教師はいないと信じております。御理解を賜りたいと存じます。          〔都市計画部長 小河俊昭君 登壇〕 ◎都市計画部長(小河俊昭君) 津駅北ビル建設に関連いたしまして、用途地域の変更について御質問をいただきましたので、お答えさしていただきます。 津駅前北部地区市街地再開発事業につきましては、議員の皆様方を初め、地域住民の方々に対し、大変御心配をおかけしておりますことをおわび申し上げます。 その後の地権者に対する対応はとの御質問でございますが、昨年、津駅前北部地区市街地再開発事業に関連する一連の都市計画決定の後、C街区の地権者の方々から、これらの取り消しを求める行政不服審査請求が提出されて以来、国県と協議して、土地区画整理事業の換地手法により地権者の方々の御意向に添えますよう、市街地再開発事業のB・C街区に土地区画整理事業の重複決定を行うことで、地元説明会あるいは個別訪問などを行ってきているところでございます。今後もC街区の地権者の方々の不安の解消を図るため、より一層の地権者の方々の御理解、御協力が得られますよう、誠心誠意努力していく所存でありますので、よろしく御理解を賜りたいと思います。 次に、用途地域の見直しにつきまして数点御質問をいただきましたので、お答えさしていただきます。西丸之内地区の用途地域の見直しにつきましては、今までにも機会あるごとに国県と協議をし、検討してまいったところでございますが、御要望の趣旨に沿っていないのが現状であり、大変御迷惑をおかけしておりますことをおわび申し上げます。 用途地域を見直すには、現行指定の用途地域と土地利用の現況に一定の隔たりが見られる地域や、市街地開発事業を施行する区域で変更することが適切であると考えられる地域など、必要要件がございます。当該地域につきましては、地域全体の商業系地域の計画を勘案する中で、面整備が確定できる都市計画決定、例えば地区計画等により担保性を持たせる手法が考えられますか、こうした土地利用計画を確定した上で進めることが可能であると認められなければ、用途地域を見直すことが難しいのが現状であります。 このような中、平成5年度早々には、改正後の都市計画法が施行される予定ですが、これに伴います用途地域の細分化の都市計画決定をするための基礎調査を平成5年度から着手するところでございます。この作業の中でちょうだいいたしました御意見、御提言を参考にさしていただきまして、当該地区の用途地域の見直しにつきまして、その可能性を探ってまいりたいと存じますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 次に、三重産業振興センターを中心といたします地域につきましては、現在の良好な交通環境に加えまして、将来、中勢バイパスの建設によりさらにそのポテンシャルが高まるものと考えられ、発展の可能性を秘めました重要な地域であると認識をいたしております。このことから、将来の土地利用につきましては、計画的かつ有効に進める必要かございますが、これには関係いたします区域全体のマスタープランを策定いたしまして、道路や排水等の都市基盤の計画を確定し、都市計画決定上の担保性を持たせた上で、計画的な誘導が必要と考えております。 つきましては、市の上位計画であります総合計画等への位置づけを整理いたしました後、土地利用上の規制もございますことから、これらの所管と調整を図りなから、望ましい土地利用のあり方を見出してまいりたいと存じますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。          〔市長公室長 藤波津三君 登壇〕 ◎市長公室長(藤波津三君) 伊勢湾ヘリポートの管理運営にかかわりまして数点御質問を賜りましたので、お答えを申し上げます。 まず最初に、津市での所管課は、こういうことでございますが、現在の所管につきましてはプロジェクト推進課でございますが、今後第三セクターが設立されましても、国あるいは県あるいは第三セクターとの対応など、設置主体の津市といたしまして、関係事務が残ることになろうと思います。したがいまして、ヘリポートの運営が十分円滑になるまでの当分の間は、これまでへリポート設置事務を進めてまいりました現行の窓口で所管することが適当であろう、こういうふうに考えておりまして、それ以降につきましては、担当窓口をまた改めて検討する時期があるんではなかろうか、こんなふうに考えております。 それから次に、津市が負担をいたします人件費は何人で何年間か、こういうことでございます。設置主体の津市といたしましても、円滑に運営され、軌道に乗りますまでには、その管理運営につきまして積極的に支援していく必要があろうというふうに考えておるものでございます。したがいまして、第三セクターヘも当分の間市の職員を派遣してまいりたいというふうに考えておるものでございますが、係長級職員の2名の派遣を行っていきたいというふうに考えているところでございます。 なお、期間といたしましては、今後の運営状況によりますけれども、おおむね単年度黒字が計上されるまで数年間程度は必要ではなかろうか、こんなふうに考えております。 次に、補修あるいは修繕費が少ないが、大きく膨らんだときはどうか、こういうことでございますが、このヘリポートにつきましては、公共用ヘリポートといたしまして津市が設置主体となるものでございまして、仮称株式会社伊勢湾ヘリポートは管理運営のみを行うものでございまして、大規模修繕につきましては、設置主体であります津市が行うということを基本的に考えておるものでございます。したがいまして、管理運営主体となります第三セクターにおきましては、塗装の補修等の小規模なものにつきまして対応するように考えておりまして、現段階では多額な修繕費は見込んでおりませんので、御理解を賜りたいと存じます。 次に、償却費の問題でございます。第三セクターに津市のこの施設の管理運営を委託するということで、管理事務所の庁舎等のヘリポートの施設は、あくまでも津市の資産に属するものでございます。したがいまして、第三セクターにおきます資産といたしましては、タンクローリー等のごく一部を保有する、こういうことでございますので、当然に償却費が少額となっておりますので、その点は御理解を賜りたいと存じます。 それから次が、出資団体の出資額とその資本額はということでございますが、まず設置主体といたしまして、津市といたしましては、今議会に補正をお願いをいたしまして、出資金の50%を超えます5,000万円の出資を御承認を賜りたいというふうに考えておるものでございまして、承認後出資をさしていただきたいというふうに考えております。津市を除く他の発起人といたしまして、4社で1,800万、一般の出資者では、公共団体が11市町村で230万、民間が18企業団体で2,600万、合わせまして9,630万を会社設立時に資本金とする予定でございます。 それから最後でございますが、借入金が必要となったときの債務保証はどこがするのか、こういうことでございます。去る2月に総務財政委員協議会におきましても、管理運営計画について御説明をさしていただいておるわけでございますが、その時点で、開港5年度目に単年度黒字を計上し、その際の累積の赤字は最大で3,300万程度と見込んでおるわけでございます。ヘリポートの設置主体は、先ほども申し上げましたように本市でございますので、現段階では、第三セクターが管理運営上多額の経費を必要とする場合というのは想定をしておりませんけれども、不測の事態には資本金を充当することで借り入れを行わない、こんなことで経営を行ってまいりたいというふうに考えておるものでございます。 それから監査はどこがするのか、こういうことでございますが、釈迦に説法かもわかりませんけれども、会社には当然に監査役が置かれます。また、当市といたしましても、地方自治法上で監査をすることかできる、こういう規定でございますので、当然に適時監査委員の方でおやりになる場合もあるんではなかろうか、こんなふうに考えておるものでございます。          〔建設事業部長 錦 金則君 登壇〕 ◎建設事業部長(錦金則君) 安東贄崎線の工事につきましては、議員の皆様を初め地元の皆様に大変御迷惑をおかけいたしておりますことをまずもって深くおわび申し上げます。 安東贄崎線の工事に係る地元対策についての御質問でございますが、本工事につきましての地元説明会は、平成3年11月に本路線の全体計画を説明いたしましたのを皮切りに、現在まで10回程度の開催を行いまして、工事に対する御理解を求めつつ進めてまいってきたところでございますが、説明会におきまして、現道の機能回復となります本線より生活道路への取りつけの構造及び道路形態にかかわりまして、十分な理解を得るまでに至らなかったものでございます。今後におきましては、誠意を持って地元の皆様方と協議を図りつつ、本線の円滑な事業推進に努めてまいりたいと存じておりますので、よろしく御理解のほど賜りたいと思います。 続きまして、2点目の近鉄線とのかかわりについてお答え申し上げます。安東贄崎線の事業計画を行う中で、けた下空間の高さにつきましては、近鉄とは、昭和59年12月を初回といたしまして、今までに数回程度協議を行ってまいりましたが、けた下空間の高さにつきましては、鉄道営業法第1条に基づきます普通鉄道構造規則で定められておりまして、近鉄名古屋線におきましては、架空単線式の電車線の線路から架線までの高さは5.1メートルでありまして、架空器電線の離隔距離は1メーター20、絶縁ハンガ充電部及び跨線橋の場合、保守点検の余裕と合わせまして、最低けた下空間は6メートル55となるものでございますが、その際、少しでも橋梁面の高さを低く抑えるために、近鉄とJRをまたぐ跨線橋につきましては、橋脚の間隔を短くいたしまして、また、けた厚を極力薄くするため、建設省の承認も得た上で、橋げたの構造をTげたから箱げたに変更いたしましたことによりまして、橋梁面の高さを低く抑えてございますので、よろしく御理解のほどをお願い申し上げたいと思います。 続きまして、競走場施設の改善にかかわりまして、周辺道路網の整備につきまして御質問をいただきましたので、お答え申し上げます。競走場開催時における周辺道路の渋滞、特に国道23号線の渋滞につきましては、よく認識をいたしておりますが、そこで現在整備中であります藤水雲出線が供用開始いたしましたなら、多少なりとも国道23号の渋滞解消は図れるものと考えておりますが、抜本的な解消といたしましては、相川河口部の橋梁、雲出野田線の国道23号への接続であろうと存じますため、今後におきましては、現在整備中の街路事業の進捗状況を見きわめつつ、国の事業認可要件あるいは財政状況などの整理を行いまして、当該路線の整備を検討してまいりたいと存じますので、よろしく御理解のほどをお願い申し上げます。          〔競艇事業部長 須山芳彦君 登壇〕 ◎競艇事業部長(須山芳彦君) 競走場施設改善について3点御質問いただきましたが、第3番目の問題につきましては、関係部長の方から御答弁申し上げておりますので、1と2につきまして御答弁申し上げたいと思います。 施設改善の時期についてでございますが、現施設につきましては、昨今施設改善について十分な対応をしていなかったことは事実で、これは一時的な売り上げの減少、また施設そのものが一部改修をしがたい構造であるなど、今日に至ったことは事実でございます。しかしながら、ファンの二ーズ、快適な環境の中での健全なレジャーを楽しむといったことなどから、全国各場におきまして大幅な施設改善が計画され、また実施されてきております。本市におきましても、この状況を踏まえ、売上状況等を考慮するならば、早急に施設改善に踏み切らざるを得ない状況になっております。 そこで、施設改善の時期についてでございますが、既にでき上がっております基本構想の理念を踏まえまして、規模等につき慎重に検討した上、できれば平成5年度中には基本設計までこぎつけたいと考えております。その後実施設計を経まして本工事へと進んでまいる予定でございますが、施設の内容につきましては、広く御意見等をお伺いする中で、施設の特色が十分に出せるようなものにしていきたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 地方債の発行について。施設改善に伴います財源といたしましての地方債の問題でございますが、現在までに関係各機関に働きかけを行っておりまして、ある程度の期待は持っておりますが、何分まだ具体的な工事計画あるいは設計等に至っていない段階でございますので、確定的な御返事は申し上げることはできません。しかしながら、今後とも引き続きその実現に向けまして努力していく所存でございますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(森錦一君) 総体質問の途中でございますけれども、お諮りをいたしたいと思います。散会の時刻が迫ってまいりましたので、この際会議時間を午後6時30分まで延長いたしたいと存じます。御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森錦一君) 御異議なきものと認め、会議時間を午後6時30分まで延長いたします。 総体質問を続行いたします。 ◆24番(安藤之則君) 時間気にしながら、なるだけ早く終わるようにしましょう。 まず、議案第3号で、財調の取り崩しでございますが、今のお答えでは、財調の取り崩しで29億円の基金のうち、こうありますが、29億円は、その中には使用目的のある基金もあるはずでございますんで、あとの方でぼそぼそっと言われた13億円余り取ったというのは、一般財調ではもう底をついた、こういうふうに解釈してよろしいのかと思いますが、違ったら言ってください。私はそのように解釈をいたしました。そうすると、もう財調はゼロということになるわけです。あとは使用目的が、ということです。残り16億はもうそれぞれの使用目的がある基金であるということですね。 そうすると、ここしばらくは、これはもう冬の陣といったように大変でございますが、財政の積み立てと、特に一般財調基金の積み立ては、予算を組む以上、平成5年度においてもある程度の見通しは立つと思うんですが、立つというか、考えなきゃなりません。それで、一応、もう一般財調ゼロですから、平成5年度も今積極的に確保する、こう言っておられるんですが、どれくらいを一応期待しておられるのか、その一点ちょっとお聞きしたいと思います。後々に関係があります。 それと同時に、いろいろ今聞いておりまして、特に市長の答弁は、豆かみ答弁で、ぼっつんぽっつんと出していただいたんで、至ってわかりにくかったんですか、それなりに整理はいたしました。 それで、いずれにしても財政のほうで一番大事なことは、もう余裕も何もあったもんじゃない。ここで今の大事な国の起債を求めながらやろうといっても、投資的経費に対しては、国は多く持っていったか市ができない。それもやったあれもやったと言われますけれども、新しい考え方がほとんど入っておらない。そうすると、今度は経常的経費がだんだん大きくなっていくということは、今度は投資的経費は、総体どんぶり鉢の中のお金ですから、少なくなっていくことになります。これは財政的には危険信号だと思います。それで、御答弁では、これこれに支出したからとの答弁だけで、どんな対策を講じながらという詳しい財政の運用については、私か聞き漏らしたのかもしれませんが、余りなかったように思います。 それで私は、この財政の整理合理化に向けて、一つは、突拍子がないかしれませんが、もう細かいどれに何使うた、そんなことは一々聞きません。それで、一つの提言をしてみたいと思うんです。財政を健全化していこうとするならば、それは歳入は決められてきます。一般自治体で、むちゃくちゃほんなら市民税ようけ取ろうか、これもできません。固定資産税もどんと取ろうか、これもできません。そうすると、これから先健全化していこうとするならば、歳出をどう抑えていくか、そしてどう合理化していくか、これか大事だと思います。 それでふっと浮かんだのでは、かつて中曾根さんが内閣をやっていたときに、その行政改革というあの大なたを振りかぶった。それを完成するについては、いわゆる土光臨調、土光さんを頭にした臨調をつくって、この答申を重視するということで、大改革をやられた。ひとつこの津市でも、その当時、どっかほかの都市でもそれをまねてやられたとこがあったようにも聞いております。今後津が拠点都市を受けて大きくまだ事業をやっていかなきゃなりません。今財政計画はと言っても、しかとした答弁ではございません。それはそうでしょう。まだこれからどんだけかかるかわからんのだから。しかし、やっていかなきゃならないということは現実です。ここらあたりで、こうしたひとつ財政計画の臨調に似たようなものをして、いろいろ予算の中で見ても、うんと思うようなことがあります。 よっぽど言わんとこうかなと思ったんですけれど、実はうちの近所でおもしろい話があるんです。近所で花をつくってみえたおうちへ向けて猫がしゃぁっと走ってきた。ぱぁっと土かいて花ひっくり返して、隣の奥さん渋い顔しとった。とことこっとおりてきた今度はトンボ眼鏡の奥さんが、みいちゃんとか何とか、人間のような呼び方をしてその猫を呼んだ。猫の名前だった。あらあらだめよ、お足が汚れたじゃないの。えっというようなもんで、どっちの足か汚れたんじゃ。猫の足が汚れた。そこで済んでれば、隣の奥さんかんかんになって怒らんでもよかった。言ったのに、こういうこと。この猫は避妊手術がしてありますから、これからふえてお宅の花を傷めることありませんわ。その避妊手術も市でやってもらったのよと言って、さっと帰っていった。怒った怒ったその奥さん。今度向いてきたのが私のとこですわ。あんた市会議員でしょう。えっ、何ですかと言ったら、市はああいう猫の避妊手術にもお金出すのと言われたから、私は猫だからキャッとも言わなかったけれど、待ってくださいと、急いで私予算書見た。ちょっと待ってくださいって、探した。出てきた出てきた、百三十何万円。犬猫避妊手術の費用。いわく、その近所の人、ああそんなええ猫なら、生まれたって引き取ってくれるじゃないかと言うとったら、横っちょを大きなどら猫が走ってった。あんな猫の方が子をようけ産んで周り傷めるんだよ、自分がそんなにかわいがってる犬や猫なら、自分で始末せえというようなことなんですよ。どおぉと言われたから、はい済みません、ニャンとも言いませんと言ったんですけど、こういうような、この百何十万しれてますけれど、そういうむだもある。だからそういうものをさて減らそうと思ったなら、なかなかこれは議会からでも当局でも減らしにくいでしょう。だから、そういったものを減らしていこうとするならば、私は、議会も入らない、当局も入らない、そういった有識者の中で、いわゆる土光臨調式でやってもらったらどうかなと、これはちょっととっぴな考え方かもしれませんから、しかられた腹いせここに飛んだかもしれませんが、その点お許し願いたい。ちょっと考えたんです。 それから続いて議案第3号の人員配置について、ちょっとこれは言わせてください。プロジェクトが現在8名を17名にして出発、そこまではよかった。だけど私が言った次長置くのかと聞いたら、返事はまだありません。なぜ私が次長を置く必要があるのか。さきの答弁では、技術者とそれから係の数なんかは現在検討中だという。確かにそれはまあ4月1日付ですから、まだ日にちはあります。寝て起きて、何度か繰り返していけますけれども、事が事、大事なことなんです。 今度のこのプロジェクトをどのように考えておみえかは知りませんけれど、こういうことを実はほかの方から言われたんです。この事業をやっていこうとしたならば、ただ単に机の上で絵かくだけではだめなんですよ、あんたんとこと言ったんだから、大体言った人はもう南の方でわかるんですけれど、そんなことでできるんですか。この事業をやっていこう、一つでも例とろう。企業なら企業が来る。本社機能を有し、そしてハイテクのそういったものだよ。そんな東京懇談会じゃ、大阪懇談会で頼みますわ、こんなことでは来てくれませんよ。また、国の支援要請等においてもしかり。東京霞が関で道を聞くような者が行ってはあかんぞ。各省庁にわたる。特に市役所の中なら、一つの書類、あっ、ここ忘れとった、おまえんとこで待っとってくれ、これでもききましょう。東京はそうじゃないらしい。省庁間一つ順番間違うたら、へその曲がること曲がること、市長ほど素直じゃないと言っておった。市長は素直だよ。その順番間違うたらばんと横向いたら、もう動きもならん、こう言う。その順番を知ってる人が行きなさいよ。あるいはそういう人とのパイプはあるんてすか。私が前から言った。松阪市じゃない、片一方は田村市松阪町なんだ、うちはそれはないんだからこそ、余計にそういうことは十分考慮してやらなきゃいかんのと違うだろうか、私にそう言った。 ところが、今の考え方は全然違うわけ。助役を本部長に置いて、各部長をつらつらっと並べたら、みんなできる、津は大したもんだと僕は思う。各部長東京へ行って全部できるんかな。僕はあんだけ言われたんだから全部できるとは思うけれども、各部長の中で、東京霞が関の中をだれにも聞かんと歩ける人が何人おりますか。そんな甘い考えでいいのかどうかということ。もう日にちも、特例期間は5ヵ年とこれ決定されとる。いつまでも待ちましょうかというわけにいかないんだ。私はそうは考えない。これこそ、今度そのプロジェクトの推進部だったかな、つくるとするならば、順に置くのは、本当に助役級と言ったのは、それくらいの人物を、頭脳の外資導入やりなさいよというくらいの気持ちなんてすよ。頭の外資導入。そうでなかったら到底やれませんよ。 これは私は言うわけがある。この後でも、もうついでだからここで言っておきますが、にえざき・なぎさまちの埋め立てでも、この間うちの会派で四日市の管理港組合へ行った。そしたらあそこの偉いさん、ほとんど津に住居のある人ばっかり。いわく、こういう事業はオーケストラですよと言われて、僕はオーケストラって何じゃしらんと思った、特に音楽わかりませんから。そうしたら、こう言われた。あの大勢な楽団が、指揮者のこの指先一つで全部ぴたっとそろう。というのは、指揮者かそのことは全部知ってるんだ。これぐらいの人がおらなかったらできませんよ。私がと言われた人ですね。その人は、管理港組合の一つの部長にしかすぎん。聞いてみたら、ここに助役見えますんであれですけど、県の港湾課長だという。その人が事業部長で行っておる。一つの部署にしかない。それだけの人物ずらっとそろえた。そこまでよかった。もう一つ今度とことこっとしてごさった。あんな。何ですかと言うたら、そんなとこを大きなことやろうと思ったら、まず人そろえないさよ、わしわな、実は環境庁から来た。海一つやろうと思ったら、あの環境庁から注文というのは、少なくとも300ぐらい来るんやそうです。多いと350ぐらい来るって。それを全部クリアしてかんならんのやと。ほんなもの普通の人でできますかいなと。その人その後のんきなこと言うてました。わしはそのために来とるんやとか言うて、あははと笑うてみえましたけど、それを全部クリアせえと言うんですよ。これできますかと言うとった。専門じゃなかったらとてもできない、こう言うてみえました。それ聞いてきたから、これびっくりして言うてるんですわ、人事配置でも、ええのかな。これ僕だけじゃないんです。うちの会派行ったんだもん。去年寄してもらった。それだけのことをやり、国の方でも順番を、これは帰るまで言われた、絶対間違いなさるなよって。 四日市も何か一回失敗したことあるらしいんですよ。失敗じゃないんです。ちょっと行き方違っただけで、そういうことがあるから、よほどこれは人物をそろえてもらわんと、ただ助役筆頭で本部長で、ずらずらっと部長並べた、字で書いてみたらよかった。字を書いてみたらよかったけれども、文字の字はよかったが、土地の地の方ではまるっきり足が浮いてたということでは大変なんです。 そのことを十分とひとつ考慮していただいて、私が今言う今度のプロジェクトに対する人材配置については、私はこんなことでは大変だからもっと考えていただきたい。おまえは取り越し苦労か、そんだけ苦労するんかな、頭のはげた分だけはと思うけれども、余り苦労してないけど、一遍そのお考えがあればどうかな、御返事をいただければ幸いかと思います。 それから続いて一般の方で、1番は教育方針でしたか。今教育長がわかったようなわからんようなわからん返事もらいました。学校外の特に塾が何で多いんかなと言ったら、学校の教師が一生懸命やって云々だと言ってましたけど、何で多いんやということの返答はないんです。どうして津がこんなに塾がはやる--はやると言えば悪いけど、どんどんふえていくのかということが一点だけ。 それから僕は、学校外の団体をどう生かされるかが好ましいと思う、マイナスになる評価をする教師はないと言うた。それはないわな、くれやんだんやから、僕が聞いた場合。それはマイナスの評価はありません。そのかわり返事もくれなかったということなんですよ。その生徒は高校の方が認めて、何か通ったらしいんですけれど、ところが教育長はそんなことあらへんと言われる。現実に起こっとるんだもん、これしゃない、この問題が。だから僕は言ったでしょう。岩崎恭子さん、どんな評価もろたやろというて。 だから、教育長、僕はこんなもの責めたくはないんやけども、努力いたします、研究しますとか、それからそんな教師はいないて、あんたかそこで言うてみたってあかんのさ。現場ではそんなんばっかおれへん。現実にこんな起きとるんだもん。だから、そんなのはこれからどうしていくんだと私は聞いてるんやから、こうしますぐらいの……、そこまで言うたらあかんのかな。返事かないんかな。ようけありますよ。水泳でも、サッカーでも、野球、テニス、いろんなある。これからこういう問題か起きてくると思うの。善処、前向き、あきませんで。前向きの答弁というのは、理事者側と議会と前向いとんのやから当たり前で、こんなもの返事どうもならん。そこらはひとつ考えてもらいたいと思います。 それから北ビルにつきましては、要はこういうことです。時間の関係で短くいきます。要は、残された1軒、何とかなるだろうということなんですな。北ビルの1軒。ところが、この1軒が難儀なんですよ、この1軒か。そうでしょう。そう言うたらもうわかりますわさ、どこだということが。何でもそうですがな。いいやつから先に片づくの決まってるのさ。きょうまで5年間もあって、その1軒で苦しんだんでしょう。準備組合何しとったんやと私は言いたいんですわ。本組合まだ5年もできませんのや。準備組合、黙って座っとったいかいなと思いますわ。黙って座っておって金もうけできるのは、大仏さんと仏さんだけ。こんなばかなことないんですよ、本当に。そしてその後か、再開発のだぁんと網かけといて、地元民苦しめるって、こんなばかなことありますかいな。一遍これだけはしかとした見通しの返事ください。 それから用途指定の問題、こいつはもう返事は出しにくかろうけど、言うだけ言うときますわ。いつもそうでしょう。僕はさきの質問の中でも言うたな、返ってくるのはお題目だけというて。全くそうですが。一番長いの14年間。平成5年度というのはもうそこまで来てますから、見直しの準備を進めますってさあ、私はもっと前から聞いてるがな。準備する準備する、14年間。これも困ったもんですわ。だから、準備するというような、そんなことよりも、やる気なかったんと違うかいな。 あのね、僕質問の中でも言ったんよ。道できちっと囲まれた中、角っこに大きなものが建ってる。これは近隣商業地域だから何階でも建ちますって。その裏、道路があるわけでも何でもないの。厳密に言うたら、鉛筆の線より細いよね、仕切りというのは。その違ったところはできないんです。せめて、道路で仕切られておったら、住民もそれはしゃないな、ここで仕切られておるんやもん、わかります。違うんさ。裏向いてこんにちはと言うて、おまえとこあかんの、ええって上から見られたら、そんなものおもしろないことおもしろないこと。何としてくれるの。何としてくれるって、わしゃあかんのじゃいと言うてますわなと言わなしゃない。少なくとも14年間同じ返事が返ってくることのないように、これこそ少々前向いて歩いてください。その返事ください。もう最初の10年ぐらい前には、もうじきもうじき、今度の見直し、今度の見直しと言われたんだもん。津はしようがないけどな。準備組合でも、来年、本年というたのは、1年365日が1,000日ぐらいあるんやから。それは日にちの長いのはしゃないけれども、今度だけは何とか考えてください。あんなへこんだようなぶざまな格好はせんといてください。お願いしときます。 それから用途指定の産展センターの周りでも、これから準備していく云々と言われておりますな。これについても、本来ならば、なぜ僕これやかましい言うかというと、この間一人の業者がこう言ってきた。実は産展センターができるんで、あそこへそのためにはうちは建物建てやんといろんな参加できやんのやと。そこでまさかあれが建つんで、よかれと思って市役所へ来たら、あかんと。何でやというたら、あそこ調整区域であかんという。いつごろできますんやと言うてやってきたから、待ってください、わしが聞きたい、あははというてごまかしましたけれどな。 本来ならば、こんだけのものができて、あそこがもう津市の黄金地帯、わかってますよ。そしてこれから商業化してかんならんこともわかってますんや。当然総合計画ぐらいはできとらなきゃいかん。本当ならば、もう道路計画ができとらないかん。隣の今問題になってるけど、鈴鹿見てみなさい、ぴしゃっとできちゃってる。あれを見てきてうちへ来られた、何とですんやというて。そうでしょうが。こんなものは、今から計画するとか、それから、今からああでもないこうでもない、そんなことはもう聞きとうないの。もうできとらなあかんの。そのことが本当の、これが言われて手たたく下手な役者の手おくれですわ。そんなことのないようにしてもらいたい。 津市の中小企業ですな。これは、一つ、流出した企業の数、聞き損のうたんやけどね、要は、入ってくる数よりは出ていった数が数段多いということなんです。私は、その原因は何だといったら、土地が高いというわけ。僕は、これ言うんです。土地が高いから、確かにそうでしょう。隣の町より津は土地が高いのようわかっとる、そんなものは。ところが、僕はこれがあるからこそ、受け皿として、中小企業の団地も考えたらどうかと聞いたのはそこなんです。そうしたら、それでも土地が高くてなという返事なんです。そうじゃない。それでも、その高い土地の中へでも、津の業者が、町の真ん中の人か、この中では商売できやんのや、狭い。無理をして津市の中でも移動した人すらある。それは町の中でつくろうにも、もう仕事ができやんの、近所からうるそうて。特に鉄工所なんかそうや。わしとこな、来たときには田んぼの中やったけど、周り家が建って、先に住んだわしが追い出されますのや、行き先ないて、こうなんやね。そしたらしゃないからというて、隣の安濃町へ行った、どこへ行ったと、こうなる。その人、せめて少々高うてもええ、津の中でつくってほしかったんや、わしらは津で生まれて津で育ったんや、津はなつかしいんや、こう言う。受け皿、土地か高いであきません、そんなことはわかってますわ。それでもいいという人もある。そういう調査をしたかせんか。今聞いても無理でしょうかな。考えといてください。この次、なかなかできとらんだらもう一回聞きますで、それまでこれはお預けにしときましょう。対策を十分これは要望しておきましょう。 産展センターの開館を間近にしてということでお聞きしております。これで4つ5つ聞いておりますが、何か受け付けの窓口も商工課、それもそれでよろしいでしょうが、今、五十何日分を受け付けてある、こう言われておりますけれど、これにしたって実に遅いと思いますよ。これは東京の偉いさんに聞いた。何か国際的な展示やろうと思うたら、最低でも1年半かかるそうです。なぜそにかかるのと言うたら、あんたみたいな日本しか知らんでじゃわと言われて、あいと言うたんですけどね。世界的なものをやろうと思うと、それぞれの国、それへの連絡が要るんやそうです。そんなことで1年半では無理くらいだというんですね。それは、私は、これからは窓口ができればいいとしながらでも、本来ならば、このもう開館をした、このときのおめでたいときには、本来ならば大きなそういう展示があって、それをこけら落としのような形でやっていくのが本来の姿じゃないだろうか。ところか、今度の場合は、やっと待って、そして今どんなのが来てるか知りませんけれども、五十何日間これはある。もう本来ならば、来年のがもうできとらなきゃいかんというぐらいなの。これも今さら言ってもしゃありません。今言うてみて、産労部長、吉田山へけんかしに行くわけにもいきませんで、今後は一日も早く一つでも多く受けるような努力を期待しておきましょう。 これだけは一つ聞いとかなあかんのがありますわ。伊勢湾ヘリポートで、補修費とかそんなものは、これは津が主体だから津市でという今答弁されましたが、これ、前の全協での説明のときには、資本金を食うというふうな返事されてるんですよ。どっちか本当かわからんの。きのうとあすと変わるのはカメレオンぐらいですわ。話か変わり過ぎるので。市長はこの前のときには、当然大修理等については資本金を食う、だから私は債務が出たときはどうするのだと関連して聞いた。向こうは墜落。僕はできるだけ上げたいからね。ところが、ここではそうでなくして、津市がする。だったら、津市がそれぞれ毎年じゃ予算組んでいくのかどうかということになるの。そこらあたりはどうするんですか。小破修理ぐらいはしれてますけど、精密機械とかそんなの、これは大変ですよ。そうでしょう。うちらでも、ボートの見てごらんなさい。あれくらいいろんなものが要るわけでしょう。ましてや航空機器というのは大変精密やそうでございます。私の頭のように、悪いやつはなかなか狂わんのさ、いいやつは狂う。そんなんどうするんやということです。だからそれどっちか本当か、この一点だけは答えてください。わからんのですわ。 当然赤字というのは、公共のやることでそんなことはわかっておりますのでよろしいが、今言った一点だけ聞かせてもらいたいと思います。 それから安東贄崎線のこの件については、なぜかというと、実に地元へは多士済々の考え方が入っとんの。偉い人は前衆議院議長から、町の有識者というようなとこまで全部入ってきたもんで、住民さっぱりからんようになっちゃったんですよ。これくらい小ちゃな中へいろんな人が入ってきたの、わしは津の町も、これこそテレビじゃないけど、ユウメイジンかいなと思いますわ。前衆議院議長まで入ってきとるんやもん。それで住民というのは、どうしたって自分とこのええようにええように考える。それと同時に、今の僕は冒頭でも言ったように、当初4メーターだ、あの取りつけの堤防敷の高さが。住民は、4メーターがどれくらいになるって、こんなわからへんわさ。そのときになってみて、おろろあというようなことになりますね。これもやむを得んと思います。だけど、そんなことお前らが知らんだらって、そんなこと言うたら余りかわいそうやで。 ただ大事なんはこれなんですわ。そうすると、大概言うてくる人は、この意見を地元でまとめてこい、こうやる。これ一番ひきょうなやり方なんです。地元はどういうことになるというと、あそこらは、前から住んでる人、新しい人、いろんながあって、お互いに足の引き合いするの。この方にやろうと思うとこっちが足引く、こっちやろうと思うとこっち足引くの。だから、地元の考えというのは、はっきりと、今もう生活道路だけはちゃんとしてくれと言ってんだから、その生活道路はこれはどうというもののたたき台を出してから話しないと、何ぼ言うてもあかん。ほんでええかいな話まとまったと思うたら、あれこそと家騒動、伊達騒動やないけど、うちの中であれ問題起こしますよ。だから、ある程度市の方で方針を出してやる必要があると思います。地元これやってこいという逃げ方はだめだと思います。 最後の競走場の施設改善は、僕は部長そのものも起債は自信のなさそうな。だけどこれ組んでしまったるが、ただ、それが実際に工事に入ってしまったわ、起債は認められんだったら大変なことになるで、そのころまでにこの起債の目鼻がつくのかつかんのか、これだけはどんなもんでしょう。ぽんと一言だけで結構です。 大体お願いしたので、時間も見て、あと2つ3つしか聞くことなかったと思うんで、お答え願いたいと思います。 大事なこと忘れた。CATV、ケーブルテレビ、これ忘れたらえらいことですわ。これ大変なんですよ。ケーブルテレビ、一番困ってるということは、実は浦安がこれで一番困ってるというのは、一つ私も資料持ってるんです。あの有名なディズニーランドの浦安が。これはどういうことがネックかというと、広がらんのは、共聴テレビとかいろんな今ありますね。あれ全部つながらないんやそうです。あかんのて。僕、あれつながるんなら簡単だなと思った、普及早いと思ったら、全部だめって。 そうすると、今度はこういう問題が起きてくるんですよ。例えば、今共聴組合で月に200円か300円でやってきとるわけなんです。中には、企業が持ってもらってただでやってみえるとこすらあるの。そうすると、これどうするんだということです。片一方は、それは部長今六千何ぼだと言われましたけど、BS見たいわと入れてごらんなさい、月1万円ぐらいになるに。200円ぐらいで今いろんな、それは全部見えんけども、月1万円出しなさいって、だれがそんなものしますかいな。よっぽど銭の要らん入ですわ。そうでしょうが。それか普及のネックなわけ。マンションにおいてもしかり。そういうことは御存じなのか。新しい加入金が5万円。工事費が一体幾らかかる。恐らく工事費の引き込みというのは、私どもようけ受けてやってますけど、安くて3万円、高いと四万五、六千円から5万円。今それせんとちゃんと見えとる。これどうするかということ。 それからやっぱりケーブルテレビが引くコードというのは、ケーブル線というのは、あれを電波通ってきますね。今までの線と交差すると、ケーブルテレビの方はええの、ええやつだから。こっちが影響起こすんて。そのときの責任どうするか。こんだけはちょっと聞いておかんことには……。そんだけ、もう時間ないで簡単にお願いしますわ。 ○議長(森錦一君) 当局の答弁を求めます。 ◎教育長(荒木務君) 学習塾の乱立についてのことでございますか、壇上でお答えいたしましたように、魅力ある学校教育を実現し、安易に塾に走ることのないよう、今後一層努力をしてまいりたいと存じます。 校外スポーツの評価についてでございますが、これにつきましては、真に適切に行うよう指導を行ってまいりたいと思いますので、よろしく御理解いただきたいと思います。 ◎財務部長(米本俊雄君) ただいま財政調整基金につきましては、先ほど申し上げましたが、平成4年度末残高は、29億7,800万円となる見込みをいたしておりますが、このうちいわゆる一般財政調整基金につきましては、フリーの基金でございますが、13億5,700万程度でございまして、平成5年度におきましては、この大部分を取り崩しております。 平成5年度の確保はという御質問でございますが、5年度につきましては、この基金を大部分取り崩しておりますので、平成6年度以降での確保とのことで申し上げますと、ただいま御提言もございましたが、歳出の削減なりその方策等についても十分第三者機関で御検討したらどうかということもございましたが、その件につきましても、関係部課とも協議しなから十分検討していかなければならないんではないか、かように考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◎市長公室長(藤波津三君) サイエンスにかかわりまして、頭脳の外資導入を図ったらどうか、こういう御質問でございます。ここらにつきましては、私ども、今の段階といたしましては、現在の中でひとつ最大の努力をしていきたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 それから2つ目の問題でございました北ビルの準備組合の問題でございますが、あと1軒をどうするのか、その見通しをというお尋ねでございますが、午前中の市長の答弁でもございましたように、2軒の問題をまず整理をいたしますれば、1軒の問題も当然集中的にやらなきゃならんというふうに考えておるわけてございますが、現段階で見通しといたしましては持っておりませんけれども、組織の変更あるいは今回の拠点にかかわりましての組織改正もございますので、そこらに向けましては最大の努力をしてまいりたい、こういうふうに考えておりますので、今現段階でその見通しを明確にお述べすることができませんので、その点については御理解を賜りたいと存じます。 それから伊勢湾ヘリポートにかかわりまして、私どもの考え方といたしましては、修繕費が大きく膨らんだらどうするんだ、こういう観点からの御質問でございましたので、私といたしましては、資本的収支につきましては津市の対応であるので、大きくならないだろうというふうに御答弁を申し上げたわけでございます。当然に仮称伊勢湾ヘリポートの方で申しますトーイングカーあるいは車両等の部分だけが資産として上がりますので、そこらについての償却費あるいは修繕費については、当然赤字が出ますならば、資本金で対応していく、こういうことになりますので、その点は御理解を賜りたいと思います。 ◎総務部長(森貞夫君) 共聴テレビにつながるのかという御質問につきましてお答え申し上げます。 最近の県内あるいは市内での開発されております団地につきましては、聞くところによりますと、障害も余り出ないということは一部聞いておりますんですけども、しかし、もしそういった御心配の影響等を及ぼすケースがある場合につきましては、CATV事業者との計画に変更等を加えまして要請してまいりたい、このように考えております。 ◎競艇事業部長(須山芳彦君) 工事実施に至るまでに起債の見通しをつける必要があると考えております。 ◆24番(安藤之則君) これ以上しゃべっていると時聞がありませんので、あとはそれぞれまた委員会ででもやってもらうといたしまして、これで時間内におさめます。ありがとうございました。 ○議長(森錦一君) 本日はこれにて会議をとどめます。 明12日の日程は、上程議案に対する質疑と市政一般質問であります。 本日はこれをもって散会いたします。   午後6時20分 散会...